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永野芽郁 映画「マイ・ブロークン・マリコ」公開直前イベント!

永野芽郁主演映画「マイ・ブロークン・マリコ」公開直前イベントが9/19(月・祝)に行われ、共演の奈緒さん、タナダユキ監督とともに永野が登壇した。

同作は、2019 年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載されるやいなや毎話 SNS でトレンド入りし、翌年出版された単行本(全1巻)では即重版が決定するなど、爆発的な反響を呼んだ平庫ワカのコミック「マイ・ブロークン・マリコ」の映画化。ドラマチックで疾走感溢れる物語展開は多くの読者の心を惹きつけ、日を追うごとにその評価を高め、「輝 け!ブロスコミックアワード 2020」大賞を受賞、「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクインするほか、2021 年に文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、ほぼ無名に 近い新人作家の初連載作にも関わらず、異例の快挙を成し遂げ話題となった。「親友の遺骨を持って旅に出る」という今までにない斬新な物語設定と、みる者に投げかける答えの見つからない問いかけが、多くの読者の心に刺さり一瞬にしてその世界に引き込んだ。

鬱屈した日々を送る OL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「差し 違えたってマリコの遺骨はあたしが連れて行く!」マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いてふたりで旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は…

永野は主人公・シイノトモヨを演じる。

上映後に行われた舞台挨拶に登壇した永野は、「観ていただいた後だと思うとドキドキしていたのですが、皆さんの顔が思ったよりも晴れやかで、すごく安心しています。今日はよろしくお願いします。」と挨拶。

公開を来週に控えた心境を聞かれ、「前回、完成披露試写会をやらせていただいて、今回も公開直前イベントということで、“2回イベントをやると、もう公開した気持ちになるね”とさっき(マリコ役の)奈緒ちゃんとも話していました。すごく頑張って作った作品なので、もうすぐ観てもらえるというのがすごく嬉しいです。」と笑顔を見せた。

原作の中でも特に印象的に描かれている、シイノがマリコの遺骨を父親から奪うシーンを振り返って、「あのシーンは原作でも一番最初に心をわしづかみにされるようなシーンだったので、やはりこのシーンで観てくださる方の気持ちをぐっと持っていたらいいなという気持ちがありましたし、すごく緊張していました。すべてがそこに詰まっている気がして、もともと大きな声を出すのも苦手ですし、魂の叫びみたいのものを体現するというのが初めてだったので、大丈夫かな?と不安と緊張と焦りといったものを抱えながら演じたシーンだったので、終わった後、体温がどんどん上がっていって、ずっと暑かったのを覚えています。撮影が11月で少し寒い時期だったのですが、“暑い暑い”と言って氷のうを用意してもらって、ずっと当てていました。」と語った。

また、遺骨を奪ってベランダから落下したり、裸足で走ったりと、身体を張ったシーンが多いが、「撮影が少し肌寒い季節で、川に落ちるとか、青森県でロケをしているときもあったので、台本を読んでいるときだと“ちゃんとやり切れるのかな…?”と思っていたんですけど、意外と始まってしまうと、身体がぽっぽしていたので、寒くて死んじゃうというのは無くて(笑)、シイノの不思議なパワーを感じていたので、あっという間に過ぎてしまったという感じでした。」と話した。

撮影中に奈緒さんと話し合うことはあったか?と聞かれ、「話し合うことはあまりなかったんですけど、奈緒ちゃんの心がマリコと一緒に壊れてしまうんじゃないかと心配になるようなシーンがいっぱいあったので、奈緒ちゃんの傍にずっといたいなと思って、一緒にいられるときはできる限りくっついたり、大丈夫?と声をかけたりしていました。お互いを感じあう時間を大事にしていたと思います。」と回想した。

シイノとマリコの関係性については、「この関係性は、原作も映画も見る方によって全然変わってくると思うんです。私自身は、この2人が共依存にも見えるけど、そういう依存し合った関係性ではなく、監督がおっしゃったように、シイノが突き動かされる原動力になるのがマリコで、そしてマリコもシイちゃんだから甘えられるし、ワガママも言えるという、友情かと言われると友情は超越しているだろうと思いますし、この2人ならではの関係性だなと思います。人間関係にすべて“こういう関係だよね”という言葉って必要ないと思うので、この2人だけの世界はこれからも続いていてほしいなと思いながらずっと演じていました。番宣などでずっと“魂の結びつきを描いた作品”と言っているのですが、それが一番近いという感じです。皆さんがそれぞれこの2人の関係性を言葉として決めていただけたらいいなと思います。」と語った。

イベント中盤では、会場のお客様とのQ&Aコーナーも実施。
“シイちゃんがブラック企業で働いてすごくストレスが溜まっていたことにちなんで、独自のストレス発散法はあるか?”という質問に永野は、「誤解を招くかもしれないのですが、この作品の撮影中は私もタバコを吸うことがストレス発散法でした。撮影中は定期的に吸うことを決めていたので、吸ってスッキリする人の気持ちに近づこうとして、最初は努力から始まって、それが日常になって、リアルに自分を発散できるようになっていました。」と役作りで身体に害の無いタバコを吸っていたことを明かした。

“この映画の撮影中に、奈緒さんについて新たに知った一面は?”という質問には、「奈緒ちゃんのお芝居ってすごい憑依型なんです。もちろんみんなそうなんですけど、奈緒ちゃんは色が全部変わるというか、普段のやわらかくて穏やかでとても賢いみたいな色が、一気にその役の色に変わって、スイッチが入った途端の人の変わりようはすごいです。狂気的な役を演じているときは絶対に近づいちゃ駄目だと思います(笑)。久しぶりにお芝居でご一緒したので、数年ぶりに仕事をしている姿を間近に見て、またパワーアップされていて、とても幸せな時間でした。」とコメントした。

この日は、9/24(土)に誕生日を迎える永野に向けて、奈緒さんが手紙を朗読するサプライズも行われ、永野が涙する場面も。
奈緒さんから手紙を受け取った後、タナダ監督からも劇中に登場するススキが入った花束を贈呈され、「いろいろと語ろうとするとすぐにまた涙が出てきそうなのですが、本当に愛に溢れたチームとご一緒できて幸せです。ありがとうございます。」と感謝した。

そして最後に、「今日ここに来てくださった皆さんには伝わったと思うのですが、本当に一人一人が素晴らしい愛を持った方が集まったチームでして、みんなでこの作品を作れたことにすごく意味があるなと思います。本当に映画館の素晴らしい音響と大きいスクリーンで観ることによって、この作品の生命力が伝わると思います。誰かの救いになる作品が出来ました。ぜひ広めていってください。ありがとうございました。」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。

映画「マイ・ブロークン・マリコ」は、9/30(金)全国公開!
ぜひ劇場でご覧ください!
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