濱田岳声優出演、劇場版「DEEMO サクラノオト －あなたの奏でた音が、今も響く－」の完成披露試写会が1/25（火）新宿バルト9で行われ、濱田が登壇した。

全世界累計2,800万ダウンロードを突破する超人気音楽リズムゲーム「DEEMO」の映画化。
ピアノをコンセプトに据えたこのゲームは、旋律の美しいクラシックからロック・ジャズなどジャンルにとらわれないオリジナル楽曲のクオリティの高さと、緻密に計算されたリズムやメロディから得られる圧倒的な演奏感でアジア圏を中心に大ヒットを記録した。世界中の音楽ゲームファンを唸らせた話題作が、7.1chという最高の音楽環境を得て、いよいよ映画館に登場する。

濱田は、不思議な城にいた猫のぬいぐるみ・ミライの声を担当する。ミライはお調子者で常に元気だが、水に濡れるのを極度に嫌がる一面も。アリスのことが気になっているのだが、それはなぜかはわからない、という役どころ。

上映前に行われた舞台挨拶にて濱田は、「日々の暮らしのご心労がたえないなか、劇場に足を運んでいただき、本当にありがとうございます。わずかな時間ではありますが楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いします。」と挨拶。

俳優と声優の違いを聞かれ、「Deemoの世界に住むぬいぐるみの悲哀…。ぬいぐるみがどんな感情で“クタッ”となっているのか、ぬいぐるみにはどんなご苦労があるんだとか、考えたこともありませんでした。動きも込みで表現させていただけるならまだ勝算はあったかもしれませんが、声ひとつでぬいぐるみの気持ちを…いま言っていても何だ？ってなるのですが、ぬいぐるみの個性というか気持を表現するということで、声優さんのお仕事というのは本当に奥が深いと思って勉強になりました。」と話すとMCから“ということは、ぬいぐるみと向き合う時間がありました？”と質問され、「ミライなりにあるっぽいんです。（お腹に手をあてて）“あれ？濡れてるな”とか。それはぬいぐるみにしかない感情で、それを声色ひとつで表現するのがとても難しいと感じました。」と答えた。

その後、劇中の音楽の話題となり、「物語の真ん中でとても大きな事件が起こるのですが、その時に『Leviathan』という曲が流れます。僕がミライの声を収録させていただいた時はまだ音楽が映像についてなくて、絵もラフな状態でしたので、とりあえず吹き飛ぶぬいぐるみの気持ちを考えて一生懸命叫びました。完成したものを観た時に、“スゲー吹き飛ばされてる！”と衝撃を受けたのが『Leviathan』でした。そこから、いちお客さんとして物語に吸い込まれていきました。」と熱く語った。

濱田演じるミライは、匂い袋（CV:渡辺直美さん）、くるみ割り（CV:イッセー尾形さん）と共に不思議な城に住み、リーダーでもある。濱田は、「僕はおふたりの声が入った状態で収録に臨ませていただいたので、先ほど“ぬいぐるみの悲哀ってなんだ？”と言いましたが、おふたりの声のおかげですぐに入ることができました。匂い袋さんの優しくていい香りがしそうな声、くるみ割りは無茶苦茶カクカク言っていてすごくツッコミやすかったです。おふたりの力があってのミライだったと思います。」と収録を振り返った。

そして最後に、「可憐な姿のアリスが頑張る姿に胸がギュっとなりました。音楽、映像美と合わせてご覧いただけたら、お帰りのころに温かい気持ちが生まれるのではないかと思います。今日は楽しんで帰ってください。ありがとうございました。」とメッセージを送った。

劇場版「DEEMO サクラノオト －あなたの奏でた音が、今も響く－」は、2/25（金）公開。
ぜひご期待ください！

【ストーリー】
ピアノが鳴り響く音楽学校。聴く者全てを惹きつける見事な旋律を奏でるのは少し影のある少女、アリスだ。人と交わろうとしない彼女だが、好奇心の強いサニア、優しいロザリアと出会い、徐々に変化が訪れる。
空から一人の幼い女の子が落ちてくる。記憶を失くしていたが、黒の紳士がDeemoということはなぜか知っていた。Deemoがつま弾くピアノの旋律に誘われるように、少女は「アリス」という自分の名前を思い出す。そこには、彼女を優しく見守るぬいぐるみのミライ、クルミ割り人形のくるみ割り、フワフワと宙に浮く匂い袋がいた。
ピアノの音色で成長する木が天窓まで届けば元の世界に帰ることができるのではと考えたアリスたちは、城に隠された楽譜集めを始める。そこでアリスは表情を隠した仮面の少女と出会う。「あなたなんて、嫌い」と言う仮面の少女とアリスの関係は？仲間たちとの楽譜集めの冒険。仮面の少女の心。そしてDeemoという存在の謎。時にアリスの頭をよぎる桜並木。
途中で止まる記憶の旋律－。
過去・現在・未来に大きな波紋を広げる音色が、次第にアリスの記憶の扉を開いていく。