MOVIE
内野聖陽 劇場版「きのう何食べた?」大ヒット御礼舞台挨拶!
累計発行部数840万部(電子版含む)突破のよしながふみさんによる人気漫画をドラマ化した「きのう何食べた?」。2019年4月にテレビ東京系列にて放送されるや、Twitterの世界トレンド1位となり、さらに見逃し配信の再生数が全12話100万回再生を超えて、歴代最高記録を次々と更新した。11/3(水・祝)に公開された同作は、初日だけで観客動員数12万人を超える大ヒットスタートを切り、原作ファンや、深夜ドラマの時から視聴して下さっていた女性ファンをしっかりと獲得すると共に、満足度は驚異の99.3%を記録。ドラマ版から変わらないほろ苦くも心あたたまる物語が、日本中を感動の渦で包み込んでいる。
街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士・ 筧史朗【シロさん】(西島秀俊さん)とその恋人で美容師・矢吹賢二【ケンジ】(内野聖陽)。同居する二人にとって、食卓を挟みながら取る夕食の時間は、日々の出来事や想いを語り合う大切なひとときなのだ。ある日、史朗の提案で、賢二の誕生日プレゼントとして「京都旅行」に行くことになる!賢二は夢のような出来事に大はしゃぎし、満喫していたが、旅行中に史朗からショックな話を切り出される。そしてこの京都旅行をきっかけに、二人はお互いに心の内を明かすことができなくなってしまう…。
そんななか 、史朗が残業を終え商店街を歩いていると、偶然、賢二を目撃する。その横には見知らぬ若いイケメンの青年(松村北斗さん)が…!なんだか怪しい二人の姿!胸がざわつく史朗だったが、最近なんだか秘密を抱えている様子の賢二に、その青年が誰なのか聞く事すらできない。さらに小日向大策(山本耕史さん)から井上航(磯村勇斗さん)が居なくなったと相談を受け…。
穏やかであたたかい毎日が一変。当たり前だったはずの平凡でゆっくりとした日常を取り戻すことはできるのか――
シロさんとケンジの今後の人生を揺るがす、物語が始まる。
内野は、人当たりの良い美容師・矢吹賢二【ケンジ】を演じている。
上映後に行われた舞台挨拶にて内野は、「こんなにたくさんの方に来ていただいて、そして連日劇場が大賑わいということを聞いています。テレビドラマ版が映画版になるということで“映画館に誰も来なかったらどうしよう”という気持ちがあったのですが、箱を開けてみたらこのようになっていて、世界観を愛してくださっているんだと思い、とても嬉しいです。キャスト・スタッフが愛情を込めてこの世界観が大好きで、コロナ禍の撮影ではあったのでいろいろな苦労もありましたが、こうしてやってきて心を込めて演じさせていただいた作品が皆さんの心に届いたのであれば、それに勝る喜びはありません。今日というこの日が僕にとって非常に幸せな瞬間です。どうもありがとうございます。」と感謝。
公開後の周りの反響を聞かれ、「メールとかでくる友達からのお便りが一行二行ではなく、長いメッセージでくれる人が多いです。“男性同士のこういうカップルもいいものだ”とか、“家めしをもう少し充実させようと思った”とか。すごく心のこもったお便りをいただいています。僕は撮影が終わって地味に生きていますが、世間ではすごいことになっていて、落差が激しすぎて驚いています。」と笑顔で話した。
その後、映画公式Twitterに寄せられた“ケンジの髪型が変わったが、最初に見た時にどう思ったか?”という質問があがると、「ルックスがシロさん好みでノックアウトされるみたいに書いてありましたけど、現場では“え?これ俺の好みなの?”って言ってたよね。」と西島さんにツッコミ。すると西島さんが、“言ってないです(笑)カッコいいと思いましたよ。レストランのところは確かに、(シナリオのト書きに)胸を撃ち抜かれるシロさんと書いてあって、内野さんがものすごく不安になっていた。マフィアみたいでカッコよかった”とコメント。すると内野は、「もし今後テレビ版が続くとしたらあの姿も出てしまうのかなと。みなさんに受け入れていただけるか不安でしたが、大丈夫でしたでしょうか。」と照れ笑いを浮かべた。
この日は、来場者の方からの質問に答えるティーチインも実施。“映画の宣伝で印象に残っていることは?”という質問を受け、「西島さんと出演した番組で、炭で作った黒いモンブランというのが出てきたんです。2人前はある大きなモンブランを西島さんが一気に全部食べていて、よほどのスイーツ好きなんだと思いました。」と答えた。
さらに、“京都ロケで綺麗だと思った場所、美味しかったごはんは?”という質問には、「高台寺の夜景は綺麗でした。カレーうどんも美味しかったです。行く先々でケンジモードでしたので、どこに行っても“すてきー!”みたいに浮かれていました(笑)」と話すと共に、「普段京都ロケは難しいのですが、緊急事態宣言が明けてすぐのせいか、人止めをしなくてもいいくらいすいていました。普段だったらあり得ないロケでした。」と振り返った。
また、“映画ではお誕生日プレゼントとして京都に行っていたが、クリスマスにお互いプレゼント送り合うとしたら何にする?”という質問に、「西島さんにプレゼントするならスイーツしかありません。でも全国のスイーツを食べつくしているでしょうから…トルコのめちゃめちゃ甘い飴があるのでそれです。」と話した。
続けて“印象に残っているアドリブは?”という質問に、「ちょっとエッチなアドリブが好きでして」と告白すると西島さんが“あとダジャレね。よくあんなに出てきますよね。”と回顧。内野は、「監督さんが放置するんです。旅館で“お風呂に入ろうよ!”って言ってシロさんを追いかけ回していたら、脇息に弁慶の泣きどころをしこたま打ち、涙がちょちょぎれそうになりながら続けました。僕のほうが仕掛ける側で、西島さんが受けてくださるという構図です。」と明かすと、会場が笑いに包まれた。
そして最後に、「派手なことがあるわけではない普通のカップルの日常を描いた映画ですが、少しでも心が優しくなれたとか、パートナーの方に優しくしようとか、ご家族に美味しいものを作っちゃおうかなとか、そういった思いになっていただけたら存外の喜びです。ご覧になった後に、不愉快になったり怒ったり、不機嫌になった方はいらっしゃいませんよね?そんな気持ちと“映画良かったよ”の一言を周りの方に伝えていただけると嬉しいです。マスクの時代ですが、マスクの下では笑いたい顔面筋がいると思うので(笑)、顔面筋のためにもぜひ劇場に笑ったり泣いたりしに来ていただきたいです。ありがとうございました。」とメッセージを送った。
劇場版「きのう何食べた?」は、全国東宝系にて大ヒット公開中!
ぜひ劇場でご覧ください。