MOVIE
林遣都 主演映画「犬部!」獣医学部学生ティーチインイベント!
同作は、片野ゆか著「北里大学獣医学部 犬部!」(ポプラ社刊)原案。
2004年頃に青森県十和田市にある北里大学(十和田キャンパス)に実在した動物保護サークル “犬部”。設立した獣医学部の学生をモデルにした主人公の、仲間たちと共に動物を守ろうと奮闘した過去と、獣医師となって一人で新たな 問題に立ち向かう現代という二つの時代構成で、かつての“犬部”の仲間たちを再び巻き込んで、信念を曲げずに突き進む青春映画だ。林は、超が付くほどの動物好きで、一匹でも多くの命を救うため、どんな状況でも諦めない熱血主人公・花井颯太を演じる。
この日は、劇中で林とバディを組んだ犬のちえ、篠原哲雄監督に加え、スペシャルゲストとして小泉進次郎 環境大臣も登壇し、現役の獣医学部の学生たちとオンラインで繋ぐティーチインイベントを実施。
イベントに登壇した林は、「(今回参加してくれている北里大学)十和田キャンパスの生徒さんたちは撮影でもお世話になって、今日またこうやってお話できる機会を頂けて嬉しく思っています。よろしくお願いします。」と挨拶。
ちえとの登壇に、「(ちえは)今や色々な映像作品にも出演していて、ワンちゃん界では大女優だと思うので、立派な1人の出演者として人の力になれる映画に出演してくれて、一緒に過ごしてこられて嬉しいです。」と喜びを語った。
花井颯太のモデルとなった太田快作先生と会って感じたことを問われると、「お会いする以前からドキュメンタリー番組や色々な資料映像を見させていただいて、緊張しながらお会いしに行きました。手術の現場だったり、診療のタイミングも見学させていただいて、責任感の無い人や出来事に対して戦ってきた思いだったりを間近で聞かせていただき、ずっと命の現場に向き合って戦ってきた人にしか無い、漂う空気感みたいなものをひしひしと感じました。僕が今回の役作りで目指すところは只者じゃないオーラというかそういったところを心掛けてやらせていただきました。」と話した。
学生たちとの質疑応答では、動物との触れ合いで意識したことを聞かれ、「動物トレーナーの方々が監修で入ってくれて、接し方や色々なことを教えていただいた中で印象に残っているのが、とにかく話し掛けて会話してあげることをやってみてくださいと言われたことでした。元々話し掛ける方ではあったんですけど、極端に人と話すのと変わらないぐらい、『今日は朝何食べたの?』などずっと話し掛けるように心掛けました。そしたら、自分のことを認識してくれたり、最初は近づけなかったのに隣に座れるようになったり、変化していく姿を見ることができて体験することができたので、1つ勉強になりました。」とコメント。
また、小泉大臣から撮影中に犬から心を許してもらえた瞬間を聞かれると、「冒頭に出てくる保護犬の子がいて、その子はお世話している人以外が現れるだけで隠れて出てこなくなるような子だったんですけど、役柄の設定上その子でいきたいということになって、そこから僕と絆を深めていくというシーンまでいかなくちゃいけなくて、時間の許す限り接する機会を与えてもらいました。最初は近づけなかったのですが、僕以外の人が現れると僕の方に寄ってきてくれるようになった瞬間があって、その時は母性が湧きました。撮影が終わって東京に帰る時は、寂しくて寂しくて。あんな感情になったのは初めてでした。」と感慨深げに振り返った。
そして最後に、学生の皆さんに向けて「僕自身も胸に留めておかなければいけない話をたくさん聞かせていただいて、非常に良い時間を過ごさせていただきました。僕たち俳優ができることって限られていますが、本当に誠心誠意1人でも多くの人に届いてほしいという思いを持って取り組んだ作品です。応援していただけたら嬉しいです。これからも頑張ってください。」とメッセージを送った。
映画「犬部!」は7/22(木・祝)全国ロードショー!
ぜひご期待ください。
【STORY】
青森県十和田市に、一人の変わり者がいた。花井颯太(林遣都)22歳、獣医学部の大学生。子どもの頃から大の犬好きで、一人暮らしのアパートには保護動物がぎっしり。周りからは変人扱いされても、目の前の命を救いたいという一途な想いで保護活動を続けていた。ある日颯太は、心を閉ざした一匹の実験犬を救ったことから、ひとつでも多くの命を救うため、動物保護活動をサークルにすることを思いつき「犬部」を設立。颯太と同じく犬好きの同級生・柴崎涼介(中川大志)らが仲間となり動物まみれの青春を駆け抜け、それぞれの夢に向かって羽ばたいていった。颯太はひとつでも多くの命を救うため動物病院へ、そして柴崎は動物の不幸な処分を減らすため動物愛護センターへーー。
「犬部」から16年後。獣医師となっても一途に保護活動を続けていた颯太が逮捕されたという報道をうけて、開業医として、研究者として、動物愛護センターの一員として、それぞれの想いで16年間動物と向き合ってきたメンバーたちが再集結するが、そこに柴崎だけがいなかった……。