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北川景子 映画「キネマの神様」完成披露舞台挨拶!
同作は、松竹映画100周年記念として始動した作品。原作は、これまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・原田マハによる「キネマの神様」で、彼女が自身の家族、経験をもとに書きあげた思い入れ深い小説を基に、日本映画界を代表する山田洋次監督がオリジナル要素を加えて映画化した。
ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。
それは「映画」———。
行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)、また撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。
しかしゴウは初監督作品「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。
半世紀後の2020年。あの日の「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。
北川は、昭和の大女優としての華やかさと気品を兼ね備えながらも、ゴウや淑子を実の弟妹のように気にかけ、撮影所の誰からも慕われる人情深い一面も見せる、桂園子を演じる。
上映前に行われた舞台挨拶にて北川は、「銀幕女優の役ということでプレッシャーがありましたが、憧れの山田組に初めて参加させていただき、そして皆さんとご一緒出来てとても光栄でした。」とコメント。
同作が、“映画の神様"を信じた男とその家族に起きる奇跡を描いた物語であることから、撮影で印象に残っていることや奇跡を感じたことを聞かれ、「この映画の撮影中に子供を授かり、監督にお伝えした時に、“良いお母さんになってくださいね。子供を持つという経験が、女優業をやっていく上で糧になって成長できるでしょうから、次のステップに行っても頑張ってください”という言葉をかけていただいて、嬉しくて涙が出ました。映画では女優の役をやらせていただきましたが、当時は役者と監督だけではなく、人として絆があったり、女優の人生のことも気にかけてくださる監督がいたんだと思って、タイムトリップした感覚、感情になりました。とてもありがたい瞬間でとても憶えていますし、ご心配をおかけすることなので、皆さんの足を引っ張らないように頑張ろうとより一層思いました。」と振り返った。
映画「キネマの神様」は、8/6(金)公開。
ぜひご期待ください!
(敬称略)