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坂井真紀 映画「はるヲうるひと」公開記念舞台挨拶!
同作は、鬼才俳優・佐藤二朗が原作・脚本・監督を手掛け、自らも出演。自らが主宰する演劇ユニット【ちからわざ】で2009年に初演、2014年に再演され演劇界からも絶賛された舞台を約5年掛けて完成させた”入魂”の作品。坂井は桜井峯を演じている。
上映後舞台挨拶に登壇した坂井は、「今日はお越しいただきまして、本当にありがとうございます。早く皆さんに観ていただきたいなとずっと思っていましたので、今日はとても嬉しいです。皆さんの感想を聞きたいなと思っております。今日はどうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶。
公開を迎えた感想を問われると、「二朗さんとはお付き合いが長くて、そんな佐藤二朗監督の作品に出られることがすごく嬉しくて、二朗さんの思いを全て分かったかどうかは分かりませんが、それを受け止めておりましたので、(公開を迎えて)二朗さん本当におめでとうございますという気持ちが大きいですね。」とコメント。
続けて、「(自分の演じている役柄もあって)得太のこともいぶきのことも自分の子供のように感じていたので、自分が頑張らなきゃと、(劇中の)あの状況で寂しい気持ちがある中、誰かに認められたい、必要とされたい、みたいな気持ちでいたなと思い出しました。」と撮影時の心境を振り返った。
最後に、「この映画が皆さんの心の中でそれぞれの形となって育っていったり、動いていったりするのかなと思っております。この映画の話を家族やお友達にしてくださったら嬉しいなと思います。本当に来てくださってありがとうございました。」とメッセージを送った。
映画「はるヲうるひと」は、テアトル新宿ほか全国にて公開中!
是非ご覧ください。
【STORY】
その島は、至るところに「置屋」が点在する。本土からは日に二度連絡船が出ており、客の往来の足となっている。住民たちはこの閉塞された島で一生を過ごす。女は客から「外」の話を聞いて思いをはせる。男は、女たちのそんな「夢」を一笑に附して留まらせる。ある置屋にその「三兄妹」はいた。長男の哲雄は店を仕切り、その凶暴凶悪な性格で恐れられている。次男の得太は哲雄にこびへつらい、子分のようにしたがっている。長女のいぶきは、長年の持病を患い床に伏しいてる。ここで働く4人の個性的な遊女たちは、哲雄に支配され、得太をバカにして、いぶきに嫉妬していた。女を売る家で唯一女を売らず、それどころか優遇された箱入り娘。
しかも、いぶきはだれよりも美しかった。その美しいいぶきを幼少から見守り寄り添う得太であった…
(敬称略)