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山田孝之 主演映画「ステップ」大ヒット記念オンライントークショー!
同作は、『とんび』『流星ワゴン』など大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた作家・重松清氏による同名小説が原作。30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一とその娘・美紀が、周囲との交流を通して成長していく姿を描いた感動作だ。
突然の生活の変化の中、悲しみや不安を抱えながらも、一歩一歩ゆっくりと歩んでいく家族の姿は、この不安定な時代に生きる人々の心を包み、励ましてくれる物語となっており、すでに映画を鑑賞した観客からは、「冒頭から涙腺への刺激が容赦なく何度も泣かされた」「ひたすらに心温まる2時間」「悲しさより、寂しさより人間の優しさが涙を誘う」など、SNSを中心に感動のメッセージが爆発している。
この日のオンライントークショーでは、山田と飯塚健監督がスタジオに集合し、國村隼さん、白鳥玉季さん、角田晃広(東京03)さん、そしてスペシャルゲストに主題歌「在る」を提供した秦基博さんがそれぞれリモートで登場する形で、“『ステップ』ファミリー”が集合しトークを繰り広げた。
男手一つで娘を育てる等身大のシングルファザー・健一を演じた山田は、開口一番「こんにちは!」と大きな声で元気いっぱいに挨拶。「まだ観ていない方はぜひ観に行ってください。」と作品をアピール。
ゲスト陣が出演したシーンを紹介するコーナーでは、山田、國村さん、角田さんの3人が並んで寿司屋で食事をするシーンを実際に上映しながら、撮影当時を振り返えることに。
山田は撮影当時を振り返りながら、「テストの時に、何をどのタイミングで食べるかすごく考えないといけないから、緊張します。」と食事のシーンの難しさをコメント。
トークショーの後半には、視聴者から映画公式TwitterとIntagramで募集した質問に、ゲスト陣が回答するコーナーを実施。「最近言われて嬉しかった言葉は?」という質問に山田は「やっぱり『ステップ』を観た方々が、『素敵な映画だね』って言ってくれたことが、非常に嬉しかったです!」とカメラ目線でばっちりコメントし、笑いを誘った。
また、あらためて本作を振り返った山田は、妻を亡くした健一の役作りに真摯に取り組んだ結果、撮影期間中はずっと健一として辛い思いを抱えていたことを明かし、試写でも「健一の辛かった過去をもう一度見せつけられた気がして、客観視できなかった」という。「何人か他の役で人生を経験していけば薄れていくので、時間はかかるけど観られるかもしれません」と語り、飯塚監督に対して「どうします?いきなり5年後ぐらいに、『ステップ観ましたよ!』ってすごい熱いメールが来たら!」と笑わせた。
最後は、「僕は健一としてその期間を生きたので辛かったんですけど、この映画は愛の物語です。辛い涙というよりは、彼らの愛情を観て、嬉しくなって、涙が出てるんじゃないかと思います。とても良い映画らしいので(笑)。もしタイミングが合えば、劇場という集中力の高い空間で、この作品とまっすぐ向き合っていただけたら嬉しいです。」と熱いメッセージを贈った。
映画「ステップ」は、大ヒット上映中!
ぜひご覧ください。
【ストーリー】
健一はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2 歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。
結婚 3 年目、30 歳という若さで突然妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動。何もかも予定外の、うまくいかないことだらけの毎日が始まった。そんな姿を見て、義理の父母が娘を引き取ろうかと提案してくれたが、男手一つで育てることを決める。妻と夢見た幸せな家庭を、きっと天国から見ていてくれる妻と一緒に作っていきたいと心に誓い、前に進み始めるのだ。美紀の保育園から小学校卒業までの 10 年間。様々な壁にぶつかりながらも、前を向いてゆっくりと<家族>への階段を上る。泣いて笑って、少しずつ前へ。