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佐野和真 映画「ミドリムシの夢」初日舞台挨拶!
同作は、“ミドリムシ”とも呼ばれる緑色の服を着た駐車監視員という職業をテーマに、『爽やかではない』おじさんを主人公とした青春映画。演出家・蜷川幸雄氏の元で修行を積み『オオカミによろしく』にてちちぶ映画祭グランプリを受賞した新鋭・真田幹也による初長編作品で、脚本はハロープロジェクトや新劇の舞台などを手掛ける太田善也、音楽はタカタタイスケ(PLECTRUM)が担当。全く異なる4つの事情からなる、現状から『変わりたい人たち』のとある一晩の話を、疾走感をもって描く、日本初!?とも言える駐禁コメディとなっている。
2人組で駐車違反を取り締まっている駐車監視員(ミドリムシ)のマコトとシゲ。2人は毎日のように、ミドリムシ!税金泥棒!と罵られている。
真面目なマコトは女子供構わずに厳しく取り締まるが、一方のシゲは女に弱くいい加減。
そんな凸凹コンビの2人に、深夜勤務の話が舞い込む。とある夜、駐車違反を見つけ通常通り違反切符を切った2人は予期せぬ事件に巻き込まれていくのであった…。
佐野は、田舎へ帰る男・翔を演じている。
上映後に行われた舞台挨拶にて佐野は、「皆さん、こんばんは。佐野和真です。本日はお越しいただき誠にありがとうございます。今日という日を迎えられて本当にうれしく思っています。短い時間ですが、楽しんでいってください。」と挨拶。
撮影を振り返り、「寒い時期で撮影がだいたい夜の時間帯が多かったのと、朝日を何回か見たり(笑)、よく走ったなということ覚えています。」と話した。
佐野はオーディションを経て同作への出演が決定し、「最初にオーディションの話があるということを伺って、台本を読んでこの話にどうしても参加をしたいという気持ちがあり、オーディションを受けさせていただきました。」と振り返った。
また、印象的なシーンについて、「オーディションで演じたシーンが、最後に電話で話している場面だったんです。そのときに真田監督が“そんなんじゃないだろ”という感じで仰っていて(笑)、オーディションが終わって今回はダメだったかなと思っていたら出演が決まったので、そのシーンが僕の中で印象的です。僕の役としても夢に向かって頑張る少年というのが自分とリンクする部分があって、芝居をしながら役を作っていけたという感覚があります。撮影が終わったときに監督が“すごくよかった”と言ってくださって、それがすごく記憶に残っています。」と話し、真田監督が、“(オーディションのときの“そんなんじゃないだろ”という言い方は)だいぶ盛ってきたね(笑)。和真くんのそのシーンはウルっときました。こちらこそ覚えていてくれてありがとう“と語った。
そして最後に、「先日“努力は夢中に勝てない”という素敵な言葉を聞きまして、努力をするよりも夢中になったほうがパワーが出るという意味なのですが、努力ももちろん大切ですがこの作品は本当に夢中になれる映画だと思いますので、たくさんの方に観ていただけるよう皆さんにもお手伝いいただけたら嬉しいです。本当にありがとうございました。」とメッセージを送った。
映画「ミドリムシの夢」は全国順次公開中!
ぜひ劇場でお楽しみください。
(敬称略)