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山田孝之 プロデュース映画「デイアンドナイト」先行上映舞台挨拶!

山田孝之プロデュース映画「デイアンドナイト」の鹿児島先行上映舞台挨拶が1/12(土)薩摩川内市国際交流センターで行われ、山田が登壇した。

同作は、山田孝之が一切出演せずに裏方へ徹した初の全面プロデュースに挑戦し、山田とは旧知の仲である阿部が企画・主演を務める完全オリジナル作品。そんな本作が問いかけるテーマは「人間の善と悪」。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出す。
監督を務めるのは、ドラマ「100万円の女たち」や映画『7s/セブンス』『光と血』などを手掛け、映画、ドラマ、MV、CM など様々な分野で映像表現の幅を広げ活躍する若手監督の最注目株とも呼び声の高い藤井道人氏。
同世代のメンバーが熱い思いをぶつけ合いながら、昨年11月にクランクインし、秋田県の秋田市、鹿角市、三種町で同年11 月末まで撮影が行われ、遂にこころ揺さぶる人間ドラマが完成した。

公開を間近に控え、山田の故郷・鹿児島県にある薩摩川内市国際交流センターほか全5か所で公開記念イベントを開催し、上映後の舞台挨拶に登壇した山田は、「ただいま!」と第一声。会場から大きな歓声が響くと「こういった形で戻ってこれて本当に幸せです。こんなに集まっていただき、映画を観て頂いて本当にうれしいです。」と笑顔を見せた。

本作のテーマは「人間の善と悪」。このテーマは企画スタート時から変わらなかったようで、「『大切な人が目の前で殺められたとしたら、どんな行動をとるだろうか?』とふたり(主演の阿部進之介・藤井監督)に聞いてみると、全員がまったく違う答えになり、『なぜそう考えたのか?』の会話が広がっていった。ということは、こういったテーマの映画を作れば、観た人たちが、自分自身を見つめ直したり、考えたり、友人や家族、恋人と会話するキッカケになると思った。」と語った。

続けて、「俳優さんの芝居がすごかった」「キャステングはどのように?」との声に対して「脚本を作って、この役に合う方は?とキャスティング会議を重ねた。オーディションで決定した奈々(清原果耶さん)は、ひたすら待っていた。」とプロセスを説明、RADWIMPSの野田洋次郎さんが作詞・作曲・プロデュースを行った同作の主題歌「気まぐれ雲」に清原さんを起用したことについては「キレイな声だった。映画の最後は奈々のシーンで終わるのでもうちょっと、補足というか、奈々の気持ちを聞きながら2時間強の物語でキャラクター達に起こったこと表情や感情を思い出してくれる時間になればいいなと思った。」と
明かした。

イベント中には、1/26(土)の公開を控え、一足先に鑑賞した来場者へ「もう一度作品を楽しむため」のポイントについて、「基本的には、主人公の目線で物語を追っていくと思いますが、登場人物の様々な感情が複雑に入り混じる作品にはなっているので、次は別のキャラクターに注目して観てほしいと思います。俳優が芝居をする時、『本編には出ていないシーンをその人物はどうやって生きているか?』ということをすごく考えている。その部分を考えることは大変なのですが、そこが楽しい部分ではあります。そういう見えない部分を考えていただくと、よりそのキャラクターのことが見えてきて楽しめると思います。」とそれぞれの見方を指南する場面も。

最後は、「かっこいいですよ、芝居。俳優は誇れる仕事だと思いました。今回、みなさんの芝居を間近で見て、僕も俳優だと、胸を張って言おうと思いました。」と、俳優としてでなく、プロデューサーとして客観的な視点で現場に参加したことで気づいた想いを打ち明けると、会場からは大きな歓声が響き、イベントは幕を閉じた。

映画「デイアンドナイト」は1/19(土)秋田県先行公開後、1/26(土)全国公開。
ぜひ劇場でお楽しみください!

【ストーリー】
父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく——。

(敬称略)
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