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月川翔 監督作品・映画『響 -HIBIKI-』完成披露試写会!
同作は、2014年より「ビッグコミックスペリオール」(小学館)にて連載開始と同時に人気が爆発し、「マンガ大賞2017」の大賞を受賞した柳本光晴さんによる大人気漫画「響~小説家になる方法~」の映画化。
圧倒的な才能を持ち、自分の感覚に正直に生きる15歳の天才女子高生小説家・鮎喰響を軸に、周囲の人々の心の葛藤を描いた人間ドラマが交錯する。
スマートフォン・SNSの普及により、活字離れは急速に進み、出版不況の文学界。
そこに現れた一人の天才少女、彼女の名は『響』。
15歳の彼女の小説は、圧倒的かつ絶対的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命を起こす力を持っていた。
文芸誌「木蓮」編集者の花井ふみとの出会いを経て、響は一躍世の脚光を浴びることとなる。
しかし、響は、普通じゃない。彼女は自分の信じる生き方を絶対曲げない。
世間の常識に囚われ、建前をかざして生きる人々の誤魔化しを許すことができない。
響がとる行動は、過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、彼らの価値観をも変え始める。
一方、響の執筆した処女作は、日本を代表する文学賞、直木賞・芥川賞のダブルノミネートという歴史的快挙にまで発展していく。
上映前に行われた舞台挨拶にて月川は、「つい2週間ほど前に完成したばかりで、まだご覧いただいた方が極端に少ない作品ですので、観ていただいた方がどんな感想を抱くのかすごく楽しみにしています。今日は最後までよろしくお願いします。」とコメント。
主人公・鮎喰響を演じた平手友梨奈さんとクランクイン前に演技リハーサルを行ったとのことで、「お芝居を上手にしましょうということは一切なく、鮎喰響というキャラクターをとにかく掘り下げていきました。時には脚本にはないけれど原作にはあるから、やっぱりあったほうがいいのではないかという意見交換もでき、一緒に作っていけたと思います。」と当時を振り返った。
さらに、同作のキャッチフレーズが“この天才、ヤバい。”であることから、平手さんの“ここは凄い、ヤバい”と思ったところを聞かれ、「鮎喰響が本当に存在しているかのように、平手友梨奈として生きてきた彼女が、撮影期間中は鮎喰響として生きていた。演技をしてやろうという欲が一切なく、ただ本当に響というキャラクターとして存在していました。例えば僕が現場で迷ってしっくり来なかったことがあっても、返ってくるものが“確かに響だったらそうするな”と思う連続だったので、とても救われました。」と絶賛した。
そして最後に、「この作品にはとても思い入れがあります。「響」という作品と「平手友梨奈」という人に出会って、物作りに対する姿勢を正されたような気がします。誰に頼まれるでもなく映画を撮っていた頃を呼び覚まされて作ったような感覚があり、達成感を感じました。皆さんがどんな感想を持っていただけるのか、批判でも良いですし、なんでも受けますのでぜひ発信していただけると嬉しいです。楽しんでいってください。」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
映画「響 -HIBIKI-」は、9/14(金)公開。
ぜひご期待ください!