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「STARDUST DIRECTORS film fes. 2017」開催!

スターダストプロモーションのグループ会社に所属する映画監督7名の映画上映イベント「STARDUST DIRECTORS film fes. 2017」が、9/23(土)~24(日)の2日間に渡り、ユーロライブ(渋谷)にて開催された。

本イベントは、『先生! 、、、好きになってもいいですか?』など話題作を数多く手がける三木孝浩や興行収入30億を突破し、大ヒット上映中の『君の膵臓をたべたい』を手がけた月川翔をはじめとする、スターダストに所属する7名の監督の作品上映・ゲストをお呼びしてのティーチインを行った。

<Day1 9/23>
【開会挨拶】
三木孝浩監督を筆頭に、月川翔、瀬田なつき、Yuki Saito、落合賢、金井純一、猪俣ユキが登壇。
三木監督「観客の皆さんには馴染みがないと思うのですが同じ事務所にこれだけの監督がいる、というのがなかなかないと思いまして、じゃあ一回やってみようと企画し今回のフェスとなりました。
今、映画との出会い方としてとても面白い出会い方ができる映画祭だと思います。もちろんお目当ての作品というのはあると思うのですが、全然ノーマークだった作品もぜひお楽しみいただけたらと思います。それではスターダストディレクターズフィルムフェスティバル2017開幕いたします。宜しくお願いします。」
また観客も撮影できるフォトセッションでは「キャストはいないんですが、ぜひ撮影してください!舞台挨拶とかの後で記事を見るとキャストのみで切られることが多いので!」と会場は笑いに包まれた。

【三木孝浩監督×mio-sotido(「陽だまりの彼女」劇盤・音楽担当)】
三木:「陽だまりの彼女」がスクリーンで上映されるのは久しぶりなので嬉しいです。mioさんは中編の「管制塔」「陽だまりの彼女」「ホットロード」、そして次が10月公開になる「先生!、、、好きになってもいいですか?」でもやっていただいていて、いつも素敵な音楽をいつも作っていただいています。mioさんの音楽で好きなところは、ただシーンを盛り上げるんじゃなくて、とても音楽やメロディーに体温を感じるんです。
mio:ありがとうございます。三木さんの映画は光がとても綺麗で。その光を表現したくて作っています。またシーンでは、登場人物の裏の裏の感情を表現されていて。例えば笑ってても違うことを考えていたりとか。そこも表現できないかなといつも考えています。
三木:そうですね。その奥の部分を表現したいなと思ってますね。その「揺らぎ」の部分を表現したいなと思っていて、そこがmioさんの音楽がピッタリくるんです。もともと僕がPVを監督してたりするので、音楽から映像を発想するのが好きなので、とてもやりやすく、mioさんのおかげで映像のイメージが膨らんですごくありがたいです。

またティーチインのコーナーでは女優志望の女の子から「オーディションで受かるにはどうしたらいいですか?」というディレクターズフェスならではの質問があった。
三木その作品、その役に合うか、というポイントで選んでいるので、もし受からなくても自分のせいだ、なんて思わないでください。でも僕は影のある女の子の方が気になるかもしれないです笑

【猪俣ユキ監督×太田莉菜(「ユモレスク〜逆さまの蝶」主演)】
太田:久しぶりにみたけどクレイジーですね。あの時、あの年齢で、あの瞬間しか出せないことをやってて
はっきりいって何かすごい深いことを考えてたり、なにかものすごい突き詰めてやってたってことではなかったけど特別な時間を過ごしたんだなと思いました。
猪俣:一番最初に脚本を書いた時に、かなりアテガキで書いていて、断られた時のことを考えてなかったので。
断られたらとか考えてなくて、直感だけでオファーをさせてもらって、こういう作品ができてよかったっです。
逆に今だったら撮れないものを撮っていたので、それから・・・10年か。人生を知っていったので、次を見せたいなと思います。

【Yuki Saito監督×新山詩織(「古都」主題歌「糸」)】
Yuki:「古都」を監督するときからエンディング曲は映画のテーマを集約している「糸」がいいなと思っていました。それで新山詩織さんに「糸」を歌ってもらいたいと思い実現し、とても嬉しかったです。なぜに新山さんかと言いますと、映画が“伝統の継承”というのが一つのテーマで、(出演者の)橋下愛さんも成海璃子さんも二十歳の役で、二十歳のシンガーソングライターで現代版の「糸」をおこしてくれる方は誰か、と考えた時に新山さんしかいないと思いお願いしました。
新山:ありがとうございます。<新山詩織が「糸」の弾き語りライブ> この名曲中の名曲を歌わせていただくことがとても嬉しく、でもどう歌ったらいいかと考えて、(制作当時)二十歳の、今の自分の気持ちで、言葉ひとつひとつ丁寧に歌えたらと思いました。プロデューサー笹路正徳さんとそういった話をしながらレコーディングしました。
Yuki:私から、曲の冒頭アカペラでお願いしたいとオーダーしたのですが、そのイメージは映画の最後、教会で終わるのですが、その教会に新山さんが降臨するイメージでした。
新山光栄です。アカペラからはじまる曲はなかなかないので。ありがとうございました。

【落合賢監督×山本千尋(「太秦ライムライト」ヒロイン)】
落合:監督としての背丈以上の作品になったと思っております。それはキャストや太秦の方達に支えられてできた作品だからです。特に(主演の)福本清三さんの作品に対する献身的な姿勢が本当に勉強になりました。僕もその精神を胸にこれからも映画を作り続けていけたらなと思いました。
山本:私は今、目標を高くがむしゃらに頑張らなきゃ、と思っています。それは福本さんから学んだことで、福本さんはずっと自分に満足していなくて。キャリアも、主演もやられているのに「わしなんか、わしなんか」と謙虚な姿勢でやられているので、私も自分に満足せず、上を目指していきたいなと心がけています。
落合:山本さんの殺陣は本当に素晴らしかったです。ぜひアクション映画でどんどん活躍していただきたいです。作中に日本の殺陣とハリウッドの殺陣をミックスしたようなものを入れました。それは日本は1対1の直線的動き、中国やハリウッドは1対多数の円の動き、それをうまく表現したところが挑戦でした。

<Day2 9/24>
【瀬田なつき監督×井手健介(「PARKS」出演・劇中楽曲参加)】
瀬田:井の頭公園の開園100周年を記念して作られた映画なんですが、この映画を作ろうと言ったプロデューサーの本田さんが吉祥寺の映画館・バウスシアター(現在は閉館)の社長さんで、吉祥寺に映画を残したいという思いからできた映画なんですが、そのバウスシアターで働いていたのが井手さんです。
井手:その時はスタッフとして瀬田さんの映画を上映する側で、単にファンだったんですが、バウスが終わってからミュージシャンをやることになって、瀬田さんの映画に参加できることとなり嬉しかったです。映画と同様に、不思議な出会いでした。
瀬田:この映画を見て井の頭公園を散歩していただけたらと思います。ひとつ柵がないベンチがあるのでそこがオススメです。

【金井純一監督×増田璃子(「ちょき」「転校生」主演)】
金井:増田さんとは「転校生」という短編からの縁でお願いしたのですが、眼差しの強さと、何をするかわからないあやうさが魅力の女優さんだと改めて思いました。
増田:「ちょき」では盲目の少女役で、役作りがとても難しかったのですが和歌山市の盲学校でそこに通う女の子と話すことができて。彼女は障害をあまり意識していなくて、その女の子と会えたことで気が楽になりました。また自分の髪を切るシーンは、役と自分が一緒に流した涙で、そこを見ていただけたのは本当に嬉しいです。
今後やりたい役は女子高生役をやりたいです!二十歳なんですが、もう女子高生には戻れないのでぜひ学園ものでJK役を!笑
金井:「ゆるせない、逢いたい」や「ちょき」など少しシリアスな映画僕はコメディ映画を撮りたいなと思って、企画を進めています。乞うご期待、ということで。

【月川翔監督×内澤崇仁(androp)(「君と100回目の恋」劇中歌楽曲提供・挿入歌/「空色物語 ニケとかたつむり」主題歌)×MC三木孝浩】
月川:(出演者の)坂口健太郎さんが作る曲、ということで男性のアーティストを探していた時に内澤さんにお願いしたいなと思っていたら、音楽監督もプロデューサーも候補に名前を挙げていて、満場一致で決まりました。
内澤:とても光栄でした。初めて打ち合わせした時は具体的に決まっていなかったので何パターンかデモを作ってお送りしたんですが、その採用されなかった曲も実は劇中に登場したりしていてとても嬉しかったです。
月川:作りながらどんどん変化していって曲が完成していくというストーリーに沿った形で使わせていただけたのでありがたかったです。しかも劇中でバンドがだんだん上手くなっていく設定だったので、演奏が失敗する感じもリアルに知りたくて、その失敗するバージョンもandropさんに演技していただいて、それをキャストが真似る、という演出もしたのでandropさんには本当にお世話になりました。キャストには演奏シーンも一生懸命練習してもらいました。
三木:andropに演技させたなんて!?本当にたくさん協力していただいたんですね。それは本当にありがたいですね。

【閉会挨拶】
三木孝浩監督、月川翔、Yuki Saito、落合賢、金井純一が登壇。
三木:連日大盛況で、お越しいただきありがとうございました。映画祭をやってみて、あらためてこれだけキャラクターの違う、個性の持ち主が集まった監督の作品とトークショーで、「幕の内弁当」のような面白い映画祭になったと思います。
月川:とても刺激になりました。三木監督が先陣を切ってくださって、そして同世代の監督が切磋琢磨しているということを実感できた二日間でした。
三木:また次回も、監督それぞれが新しい作品を携えて開催できたらと思います。引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いします!
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