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常盤貴子 「旅するユーロ 2ndシーズン」スタジオ取材会!
『“旅”も“言葉”も楽しみたい!』というテーマを掲げて、昨年スタートしたNHK Eテレの「旅するユーロ」シリーズ。大好評の声に応え、さらにパワーアップした2ndシーズンが10月から放送される。
今回のシリーズも、自分なりのスタイルを持つ、粋なオトナの旅人が、ドイツ、イタリア、フランス、スペインの4か国を回り、ヨーロッパの食文化、芸術、建築、自然を巡りながら、出会った人と言葉を交わし、旅で遭遇する実践的な会話を学んでいく。
1stシーズンに引き続いての出演となる常盤は、ヨーロッパ屈指の憧れの地・南仏へ―。多くの芸術家が愛し移り住んだこの土地の真の魅力とは一体何なのか?番組では毎月 1 人のアーティストを取り上げ、その足跡をたどっていく。さらに、のんびりとした南仏の人々の暮らしを楽しみながら、フランス語を学ぶ上で知っておきたい「つづり字と発音の関係」を学ぶコーナーも新たに登場する。
会見にて常盤は、「私自身、南フランスには昔から憧れがありましたが、私の人生でニースに行く日が来るとは思っていなかったのも事実。ニースはコートダジュールがすぎるというか、恥ずかしいと思うくらい南フランスな感じなので(笑)。普段私はマリンスポーツもしないですし、“イエーイ!うみー!”みたいなタイプでもないので、私みたいな人間が行ってはいけない町のように思っていました。でも行ってみると、とても穏やかな場所で、日本の方はもっとニースに行くべきだと感じました。ニースの方々は休み方が上手くて、今回、アーティストを辿る旅をしますが、その中の一人であるジャン・コクトーが“ただ休むだけも疲れるから、きちんと体を休めなきゃ”というような言葉を残していて、その言葉通り、休みにきても動いてしまうのが常ですが、体と心を休めるのも大事だということをニースで学びました。」とコメント。
今年5月から6月にかけて敢行されたロケに、どんな準備をして臨んだかという質問を受け、「去年(1stシーズンを)始める時は視聴者の方々と一緒に成長してほしいということで、ほとんどゼロの状態で飛び込みました。今年は2年目なので視聴者の方々のレベルよりも下がってはいけないと思って、去年学んだことは頭に入れておこうと。でもそれを得意になって使ったら、“この時はこういう使い方じゃない”と知ったりこともあり、良い勉強になりました。」と振り返った。
また、外国語に関することで印象に残っている国は?という質問には、「香港映画を2本やっていて、広東語とかを学んだことがあるのですが、音がすごく重要だったんです。北京語が4声で広東語が13声あって、同じ言葉でも音によっていろいろな意味になってしまう。そしてそれに感情を入れてしまうと音がずれてしまうという経験をしました。大変でしたが、中国の人たちの気質を学んだところもありました。ワーッと言っている間にドンと押されて本番が始まっていたことがあって、そういう真面目にやりすぎないところも、語学を学んで良かったところかもしれません。」と答えた。
1stシーズンで上達した部分、それをふまえて2ndシーズンで新たにチャレンジしたことを聞かれ、「前回は本当に『R』の発音に悩まされたんです。でもよく使うものにこそ出てくるので、嫌いになりそうでしたが、できないなりに1年やっていたおかげなのか、そこまでストレスなく『R』の発音ができるようになった気がします。そして、そこにストレスを感じなくなったので、それを使う言葉を恐れずに言えるようになりました。一歩一歩ですが、慣れていくしかないんだなと思っています。」と語った。
常盤が出演する「旅するフランス語」はNHK Eテレにて10/3(火)24:00よりO.Aスタート!また、前川泰之さん、古澤巌さん、茂山逸平さん、そして常盤が一堂に集まり、人々との触れ合いを通して得てきた旅のコトバをテーマにトークを繰り広げるPR番組「旅するユーロ コトバがつなぐオトナ旅」が9/25(月)23:30より放送される。ぜひ合わせてお楽しみください!