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内野聖陽 舞台「ハムレット」開幕!
シェイクスピアの四大悲劇の中でも人気が高く、古今東西の名優がその生涯で一度は演じる究極のヒーロー、ハムレット。この度、世界的にヒットした傑作ミュージカル「レ・ミゼラブル」オリジナルの演出で名を轟かせ、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の名誉アソシエート・ディレクターとして様々なシェイクスピア劇を手掛けてきたジョン・ケアードの演出で上演される。
この日本公演では、通常なら出演者が20~30人に登るこの大規模作品を、わずか14人で上演。シェイクスピアを知り尽くしたジョン・ケアード氏が、劇中で関わりのある役どころを同じ俳優が演じることにより劇の構造がくっきりと立ちあがる、新たに練り上げた斬新な解釈で取り組んでいる。
シェイクスピア全作品の中で、主人公のセリフ量がダントツに多い最高峰の難役、ハムレットとノルウェイ王子フォーティンブラスの二役を演じる内野は、プレビュー公演に先駆けて行われたゲネプロで、「ハムレットというのは、とにかくよくしゃべるものだと(笑)。ハムレットは若きフォーティンブラスを見て強い影響を受けるので、この写し鏡のような二人を演じるのはとても意味があるんじゃないかと感じてます。元々ハムレットには「青ざめた文学青年」というイメージがありましたが、そんな単純なキャラでもなかったことが今回わかりましたね。なぜ彼が“狂気”と言われるものの力を借りざるを得ないのか。芯の部分を掘り下げているところです。演出のジョンには「言葉一つ一つをお客さんと一緒に考えて言葉を選んで作文するようにしゃべってほしい」と言われています。ハムレットの思考を観客の皆様と共有できればと思っています。」コメントを寄せた。
舞台「ハムレット」は、4/9(日)~28(金)東京芸術劇場 プレイハウスを皮切りに、兵庫、高知、北九州、松本、上田、豊橋にて上演。
ぜひ劇場でお楽しみください。
■舞台「ハムレット」公式サイト
http://www.hamlet-stage.com/