MOVIE
田辺桃子 映画「シンドバッド」完成披露試写会!
何世代にも渡って受け継がれてきた名作『シンドバッドの冒険』が、「世界名作劇場」シリーズや「未来少年コナン」など多くの名作を手掛けてきた日本アニメーションと、『STAND BY ME ドラえもん』で日本中に感動をもたらした白組によりスクリーンに登場。制作陣には、キャラクターデザイン・総作画監督に『となりのトトロ』などスタジオジブリ作品をはじめ数多くの作品を手掛けてきた佐藤好春、脚本はNHKの『山賊の娘ローニャ』の川崎ヒロユキ、そして、監督を『ドラえもん のび太の恐竜2006』を演出した宮下新平が務め、ファミリー映画の名手たちが集結した。
木馬に乗った少女・サナが空から落ちてきた。サナは伝説の魔法族の国の姫であり、世界中に散り散りになった仲間を探す旅をしてきたのだ。シンドバッド達は、船員仲間のアリたち、バハル号の仲間たちと魔法族の仲間を求めて大海原に乗り出す。シンドバッド達が進む島や大陸で巻き起こる数々の冒険。秘密のベールに隠された島、水の上を走る謎の青い馬、巨人、動く島、魔法のランプ…。魔法族の仲間を探し旅を続けるシンドバッド達を追う謎の敵ガリプ一味。
サナは一体何者なのか?ガリブ達の野望とは?辿り着いた“真昼の夜”の中に浮かび上がる“不思議の門”。世界を変える恐るべき秘密が遂に明らかになるー。
上映前に行われた舞台挨拶で田辺は、「本日はお越しいただきありがとうございます。今作を終えて、すごく濃い時間でしたし、皆さんに観ていただける事を嬉しく思っています。短い時間ですけど、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします。」と挨拶。
同作は、1話『空とぶ姫と秘密の島』、2話『魔法のランプと動く島』のダイジェスト版に新作完結編の3話を追加した長編で、シンドバッドの冒険の全てが詰まった作品。田辺は1作目で声優デビューを果たし、シリーズ通して魔法族の国の姫・サナの声を担当しているが、「1作品目が公開された時に、周りから“楽しかったよ”とか“上手だった”と、お褒めの言葉を頂いていたのですが、正直なところ自分自身では納得がいかない部分もあって…。今思うと、サナと向き合いながら、自分も作品とともに成長しながら、歩んできた日々だったなと思っています。」と振り返った。
役柄について、「初めて絵コンテを見た時に、こんなに可愛いくて綺麗な女の子をやらせてもらえるのがありがたいなと思いましたし、ミステリアスなところを、観る方にどう興味を持ってもらえるかとか、引き込まれるような思いをどう伝えればいいかを考えながらやっていました。また、サナは自分の思いがなかなか言えないという壁を持った女の子。私自身も今回初めて声優をさせて頂いて、映画やドラマでのお芝居とはまた違う厳しい世界で、音響監督にアドバイスをいただいたり、先輩たちに迷惑をかけてしまって、いつも“はぁ。”と言いながら帰っていました。3作品目で、サナとの距離がすごく縮まったのを感じていて、そのシンクロしたサナの思いをそのまま伝えられていたらいいなと思います。」と語った。
最後に、これからご覧になる方へ向けて、「私の観てほしいポイントは、サナが1部、2部と謎の少女だった末に、3部で自分の心の中に秘めていた思いを声にして伝えるというところです。私が一番気合を入れているところですので、観ている方に伝わったらいいなと思います。大人の方から私の年代、子どもが観てもワクワクする子供心がくすぐられるような、とても温かい愛がいっぱい詰まった作品です。ぜひお楽しみください。」と見どころを交えてメッセージを送り、舞台挨拶を締め括った。
日本アニメーション40周年記念作品。映画「シンドバッド」は、5/14(土)より全国ロードショー!
ぜひ劇場でご覧ください。
(敬称略)