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阿部進之介 「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト 2015」合評上映会に出席!
同プロジェクトは、文化庁から委託を受け、2006年度よりスタート。優れた若手映画作家を対象に、本格的な映像制作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップ、製作実地研修を実施すると同時に、作品発表の場を提供することで、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指している。
2006年度の8作家、2007~2014 年度の各5作家に続き、10回目を迎える今年度は、4作家が最終課題である35ミリフィルムによる短編映画を制作。3月に東京・大阪で行われる一般公開に先駆け、完成作品の合評上映会が開催された。
阿部は藤井悠輔監督作品『罪とバス』で主人公・豊田ゴローを演じる。
上映後に行われた舞台挨拶で阿部は、「この度はこのような素晴らしい企画に参加させていただいて、とても嬉しく思っております。今日これだけの大勢の方に観ていただくことができて感激しております。ありがとうございます。」と挨拶。
現場の雰囲気について聞かれると、「作品の雰囲気は重苦しい感じだったんですけど、僕は大阪出身で(劇中で喋る言葉が)関西弁もあり、僕の関西人気質が引き出された事もあったのか、みんなと馬鹿なことを言いながら楽しく撮影させてもらいました。でも、今回はフィルムで撮っていただいたという事もありまして、本番になるとピリッとするような感じで、撮影している時とそうでない時のメリハリが凄く大きくあった現場だったかなと思います。」と振り返った。
その後、アクションシーンの話題が挙がり、「頭の中での構造と実際に動いてみての違いが起こる事が多く、活字を追いかけてアクションをしてしまうと、どうしても固くなってしまったり、気持ちが離れてしまったりすることがあったので、監督とコミュニケーションを取ってゴローの気持ちを一緒に探りながら、気持ちとアクションが一致するように演じました。」と語った。
映画『罪とバス』は、3/5(土)~11(金)ユーロスペース、3/19(土)~25(金)シネ・リーブル梅田にて開催される「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト 2015」で上映。ぜひ劇場でご覧ください。
【『罪とバス』ストーリー】
中古車販売店を営み、自由気ままに暮らす豊田ゴローの元に、妻に家を追い出された弟のヨシオが転がり込んできた。ある日、停学処分を受けた女子高生のちひろと母親の尚美に遭遇するゴロー。尚美から失踪した彼氏の鈴木を探してほしいと頼まれ、ゴローとヨシオは鈴木が働いていた解体屋の社長・川崎を訪ねるが・・・。人生はそう上手くはいかない。それでも、人生を前向きに受け入れようとする人たちの苦くて、優しい、ちょっぴり切ない物語。
■「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト 2015」
[東京会場]
日程:3/5(土)~11(金)連日19:30開映
劇場:ユーロスペース
入場料金:一般1,200円、学生・シニア1,000円(4本まとめて)
※35mmフィルム上映
※入替制・整理券番号順入場・自由席
[大阪会場]
日程:3/19(土)~25(金)連日18:30開映
劇場:シネ・リーブル梅田
入場料金:一般1,200円、学生・シニア1,000円(4本まとめて)
※DCP上映
※全席指定
詳細:http://www.vipo-ndjc.jp/screening/ippan2015/