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本田翼 映画「起終点駅 ターミナル」東京国際映画祭にて上映&舞台挨拶!

本田翼出演映画「起終点駅 ターミナル」が、「第28回東京国際映画祭」クロージング作品に選出され、10/31(土)TOHOシネマズ六本木ヒルズにてクロージングセレモニー後、上映&舞台挨拶が行われた。

同作は、2013年「ホテルローヤル」で第149回直木賞を受賞した作家・桜木紫乃さんの最高傑作と呼び声の高い「起終点駅 ターミナル」を映画化。“「終着駅」はやがて、「始発駅」になる――”誰もが経験する“過去からの旅立ち”を描いた胸を打つ人間ドラマが誕生した。

物語は、北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治(佐藤浩市さん)のもとに、学生時代の恋人だった結城冴子(尾野真千子さん)が被告人として現れる。彼女に執行猶予付きの判決を与えた完治は裁判後、冴子が働くスナックに通い逢瀬を重ねるようになるが、かつて愛し合った男と女の再会の時間は限られていた。2年の北海道勤務を終え、妻子の待つ東京へ戻る日が近づいていた完治だったが、彼はすべてを捨てて冴子と共に暮らしていこうと決める。けれど、冴子はその想いに応えることなく完治の目の前で自ら命を絶ってしまうのだった。
それから25年、完治は誰とも関わることなく釧路で国選弁護人としてひっそりと生きていた。それはまるで愛した女性を死に追いやってしまった自分自身に裁き罰を課すようでもあった。そんなある日、弁護を担当した若い女性、椎名敦子(本田翼)が完治の自宅を訪ねてくる。ある人を探して欲しいという依頼だった。個人の依頼は受けないと心に決めて生きてきた完治だったが、家族に見放され誰にも頼ることなく生きてきた敦子の存在は、ずっと止まったままだった完治の心の歯車を少しずつ動かしていく。敦子もまた完治との出会いによって、自分の生きる道を見出していくのだった。
そして、人生の終着駅だと思っていた釧路の街は未来へ旅立つ始発駅となり、2人それぞれの新しい人生が動き出そうとしていた。

本田は、覚醒剤事件の被告人として、完治が弁護を担当した椎名敦子を演じる。敦子が判決後、完治の前に突然現れたことで、孤独だったふたりは道東の秋を共に過ごすことになる。そのふれあいの中で、敦子の秘密が明らかになり、完治の背負った過去も露わになる。そしてふたりが敦子の捨てた故郷の漁村に向かうと、そこに待っていたものは……。

上映前舞台挨拶にて本田は、「こういった場に立つのは初めてで、あまり気の利いた言葉は言えないんですけど、最後まで観ていてください。今日は宜しくお願いします。」と挨拶。

最初に脚本を読んだ時の感想を聞かれると、「原作と自分の(役柄の)設定がだいぶ違ったので、映画になって、設定を変えるというときに自分がどうしていけばいいかということを考えました。」と語った。

佐藤浩市さんとの共演については、「佐藤浩市さんとほとんど二人芝居だったので、毎日緊張もしていましたが、浩市さんの仕事に対する姿勢を目の前で見ることができて、本当に充実した日々でした。」と振り返り、佐藤浩市さん演じる鷲田完治のような男性について、「完治さんという方は静かに物事を捉えていて、でもただ一つ、料理をするということには熱中していて、一つのことに集中できる方はとても素敵だと思います。」と語った。

映画「起終点駅 ターミナル」は、11/7(土)全国ロードショー!
ぜひご期待ください!
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