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太賀 主演映画「走れ、絶望に追いつかれない速さで」東京国際映画祭にて上映&舞台挨拶!
同作は、1990年生まれの中川龍太郎監督による、親友の死と向き合う旅を描く物語。青春時代を共有した親友・薫の死を受け入れられないでいる漣(太賀)。描き遺された絵には薫の中学時代の同級生「斉木環奈」の姿があった。薫にとって大切な存在であり続けた彼女に薫の死を知らせるべく漣は単身、彼女の元へ向かう決意をする…。この映画で描かれているのは「死」を通して新たに発見される「生」の煌めきである。主人公の漣が親友の死を受けて、悲しみのあまり感情を動かすことができないでいる姿や、ふとした瞬間に溢れ出す感情。ひとりの死が多くの生を翻弄する、そんな瞬間。太賀、小林竜樹さん、黒川芽以さんが織りなす繊細な感情の機微は見どころとなっている。
上映前舞台挨拶にて拍手で迎えられた太賀は、「映画は観る人がアンテナを張っていないと、作っていることも上映されていることも、なかなか認知されないまま終わってしまうことがある中で、小さい世界の中から皆で手を組んで、いろいろな人に助けてもらいながらできた作品が、こうして日本で一番大きな東京国際映画祭で上映されることで、映画がここにあるんだと証明できることをすごく幸せに思います。今日はありがとうございます。」と挨拶。
太賀は、監督・共演者とともに、10/22(木)に行われた東京国際映画祭オープニングイベントのレッドカーペッドに参加。「現場でやってきたこととか、現場が終わって映画が完成して、という日常から、華やかな世界に来て、その僕たちで歩いている感じがすごく感慨深かったというか、うれしかったです。」と振り返った。
これから作品をご覧いただく皆様へ、「この映画の始まりは監督の個人的な思いからだったりして、監督の映画だということはあるんですけど、現場を経て、いろいろな人の力を貸していただいて、今ようやく完成して、監督の個人的な思いから、スタッフ・キャストの映画になったんだと思っています。今日こうして皆さんに観ていただくことで観ている人の映画にもなりうると思います。そういう個人的な思いをどうか共有していただきたいです。すごくピュアな映画なので、絶対何か観て響くところがあると思いますので、そういう思いを受け取ってもらえたらいいなと思っております。」とメッセージを送った。
「東京国際映画祭」での同作の上映&舞台挨拶は、10/30(金)にも開催。
(※鑑賞券の購入方法は、「第28回東京国際映画祭」公式サイトにてご確認ください)
一般公開は2016年を予定。ぜひご期待ください!