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三木孝浩 監督作品・連続ドラマW『闇の伴走者』完成披露試写会イベント!
同作は、数々の漫画原作・脚本を手がけた長崎尚志さんのミステリー小説を連続ドラマ化。漫画界の巨匠が遺した未発表原稿の特長や道具から推測し、迷宮入り事件の真犯人を炙り出していく、という奇想天外なストーリーが展開される。
この日のイベントは、WOWOW加入者をご招待し、第1話を先行上映。その後、出演者の皆さんと三木が登壇し、舞台挨拶が行われた。
ミステリー作品初監督となる三木は、「僕は基本的に甘いものが好きで、作品もスイートなものが多かったのですが、ずっと甘いものを食べ続けるとスパイシーなものも食べたくなるということで、今までいろいろなプロデューサーさんに、“ミステリーやサスペンスをやりたいんです!”と話していたら、今回(同作プロデューサーの)喜多麗子さんからお話をいただいて、ぜひということで参加させていただきました。キャストの皆さんもスパイシーな方々が揃って、現場は本当に刺激的で楽しい撮影でした。原作も、漫画を題材に、そこから謎を解いていく、という今までになかった作品だったので、やりがいを感じましたし、現場の楽しさが観ている方に伝わればいいなと思いながら作っていました。ぜひ2話以降も楽しんでいただければと思いますので、よろしくお願いします。」と作品をPR。
作品でこだわった点について、「ミステリーとは言いつつ、二人(松下奈緒さん、古田新太さん)のバディドラマにもしたくて、よりその凸凹感が強調されればいいなと思っていたのですが、お二人のお芝居の感じがとってもよかったですし、掛け合いも楽しかったです。画作りに関しては、ドラマだから、映画だからという区別なく、この作品に合うトーンは何かということを追求しながら作りました。これまでとは違うダークトーンではあるのですが、スタッフもいつも映画を作っているスタッフと同じでしたし、作り方自体は変えていないのでやりやすかったです。」と明かした。
三木孝浩が監督を務める、連続ドラマW『闇の伴走者』は、4/11(土)より毎週土曜22:00~WOWOWプライムにて放送!(第1話無料放送/全5話)
ぜひご覧ください!
【ストーリー】
漫画界の巨匠・阿島文哉(ベンガル)の一周忌に50枚の未発表画稿が発見された。作画は阿島そのものだが、35年前の連続女性失踪事件を彷彿とさせる謎の多い内容だった。阿島夫人(真野響子)は、本当に夫の作品なのか調べるよう、アジマプロの部長(要潤)に指示を出した。調査を依頼された元警察官の水野優希(松下奈緒)は、フリーの漫画編集者・醍醐真司(古田新太)に協力を求め、画稿の背景やシャドーの描き方、癖、ペンや道具の種類などから描かれた年代と作者を炙り出していく。その醍醐の豊富な知識と推理力には、元部下で大手出版社の副編集長(田中哲司)もうなるほどだった。
果たして迷宮入り事件の真犯人は阿島なのか!?勘と体力には自信がある優希と醍醐はぶつかり合いながらも命を張って事件の謎を究明していく。やがて漫画の中に想像を絶する悲しくも恐ろしい、犯人の手掛かりが潜んでいることに気付いてしまうのだった!
(敬称略)