ミムラ主演舞台「スタンド・バイ・ユー －家庭内再婚－」が、1/12（月）に日比谷シアタークリエにて公演初日を迎えた。

同作は、「ちゅらさん」「最後から二番目の恋」等、数々のヒットドラマを手掛ける脚本家・岡田惠和さんが満を持して書き下ろす初戯曲の舞台化で、時に笑い、時に共感し、時にせつなくなるような、あるある感満載の大人のコメディ。演出は「トリック」「SPEC」シリーズ等の映像作品のみならず、舞台でも「真田十勇士」「悼む人」等、話題作を連発する堤幸彦監督が務める。

二組の夫婦が連れ立って貸別荘に休暇に訪れていたが、藤沢ハルカ（ミムラ）と榊誠治（勝村政信）が車で買い出しに出かけたところ、帰り道が大雪で遮断され、ホテルに閉じ込められてしまう。草食系の二人はやがてそれぞれの伴侶への不満をぶちまけ、意気投合。そのまま、一夜をホテルで過ごすことに……。
一方、貸別荘に残された榊愛子（真飛聖）と藤沢英明（戸次重幸）は、元々恋人同士でもあり、やはりそれぞれの伴侶への悪口を並べ立て、こちらも意気投合。焼け木抗に火がついて、肉食系の濃密な一夜を過ごすことに……。
翌朝、ハルカと榊が貸別荘に戻ってくるが、そのうちに互いの昨晩の過ごし方がバレて、てんやわんやに。貸別荘の管理人（モト冬樹）とその妻（広岡由里子）、アルバイトの町田君（馬場良馬）まで巻き込んで、馬鹿馬鹿しい修羅場が始まる。
果たして、彼らはどういう結論を出し、どの家に帰るのだろうか――？

ミムラは、公開ゲネプロ終了後に行われた会見にて、自身の演じるキャラクターについて、「私が演じる藤沢ハルカは、見た目からしてちょこっとだけ浮世離れしているような、『あぁ、あのタイプね』とはカテゴリーできないところにいるニッチな人。自分の中で色々と思うことがあっても、あまり表にも出さず、自分ともあまり対話をせずにきて、今回の出来事の中で、自分や自分以外の人との関わりを発見していくという役です。」と話した。

同作のテーマでもある“夫婦”について聞かれると、「昔は親に決められた人と結婚することが多く、結婚の形ってそんなに種類がなかったと思うんです。けれど、今はすごく多様な出会いがあるからこそ、夫婦の種類もより増えているような気がしていて、でもやっぱりみんなどこかで、うちの家庭って普通なんだろうか？これは一般的な幸せの上にのっかっている家庭なんだろうか？と気にするところはあると思います。それに関して、それぞれでいいいんだよ、というメッセージも今回の作品には込められています。2人の中で正解が見つかって、よそ様に大きな迷惑がかからなければ、それもひとつの正解なんじゃないのかな、と演じながら感じました。」と語った。

最後に、「他人と他人が一緒になって、その後ずっと一緒に生きていく“夫婦”という関係性について、疑問に感じたり不思議に思ったりすることがあると思いますが、その一端を紐解いた作品になっています。これを観て、何かをお持ち帰り頂ければ。ぜひご覧になってください。よろしくお願い致します。」とPRし、締めくくった。

舞台「スタンド・バイ・ユー －家庭内再婚－」は1/27（火）まで日比谷シアタークリエにて上演後、大阪、金沢、静岡、名古屋、福岡でも上演される。
ぜひ劇場でお楽しみください。

（敬称略）

●東京公演
日程：2015/01/12（月）～27（火）
劇場：日比谷シアタークリエ

●大阪公演
日程：2015/01/30（金）～02/01（日）
劇場：サンケイホールブリーゼ

●金沢公演
日程：2015/02/04（水）
劇場：北國新聞赤羽ホール

●静岡公演
日程：2015/02/07（土）
劇場：静岡市清水文化会館マリナート 大ホール

●名古屋公演
日程：2015/02/09（月）
劇場：愛知県芸術劇場 大ホール

●福岡公演
日程：2015/02/11（水・祝）
劇場：大野城まどかぴあ　大ホール

公式サイト：http://www.tohostage.com/stand_by_you/index.html