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中川大志 「大河ドラマスペシャルリレートーク in 深谷」に出演!

中川大志が3/6(日)深谷市花園文化会館アドニス大ホールにて行われた「大河ドラマスペシャルリレートーク in 深谷」に出演した。

「大河ドラマスペシャルリレートーク」は、埼玉県深谷市の郷土の英雄である渋沢栄一と畠山重忠が大河ドラマ「青天を衝け」と「鎌倉殿の13人」に続けて登場する機会をとらえ、それぞれの作品の出演者を招いて開催されるイベント。この日は、「鎌倉殿の13人」で畠山重忠を演じている中川、「青天を衝け」で尾高長七郎役を演じた満島真之介さんが出演し、ゆかりの地深谷への思いや大河ドラマ撮影のエピソードを語った。

大河ドラマへの出演は4本目となる中川だが、「初めて出演させていただいたのが中学1年生。大河ドラマの大きさを子供ながらに感じていたので、1シーンくらいの出演ではありましたがとても緊張しました。おじいちゃん、おばあちゃんがとても喜んでくれました。2回目は中学2年生の時で『平清盛』でした。源頼朝の幼少期をやらせていただきました。主演の松山ケンイチさんはじめ、そうそうたる先輩方とがっつりお芝居をする機会がありまして、本当の意味で大河ドラマの空気感、馬の稽古や所作などを勉強させていただきました。」と話した。

また、「何も分からない子供の頃からかつらを付けてもらったり、着物を着させていただいたスタッフさんはだいたい変わらないんです。たまに“あのメイク台で宿題やってたよね”といった懐かしい話をしたりします。今回の『鎌倉殿の13人』で感じるのは、技術的なことも含めて大河ドラマの伝統を残しつつ新しいことにチャレンジしているということ。とてもワクワクしています。」と話すと共に、「スタジオの廊下を通るといろいろなことを思い出し、空気感や温度感で背筋がピンと伸びます。一歩スタジオに入るとタイムスリップしたかのような豪華でとんでもないセットが組まれているので、そういった中で先輩方とお芝居ができること、また、先輩方のお芝居を一番の特等席で見て勉強することができてとても幸せです。あとは肝が鍛えられました。」と大河ドラマの撮影の経験談を語った。

長期間に渡る撮影では、最初から参加するキャストもいれば、途中から参加するキャストもいる。その違いを聞かれ、「初回から出たのが今回の『鎌倉殿の13人』が初めてです。しかも『鎌倉殿の13人』の初日の撮影から入れまして、今までにはない経験だったのでとても嬉しかったです。大河ドラマは入れ替わりが激しくて、先週まで子役だったのがその週からいきなり大人の役になったりするんですね。僕は昔、バトンタッチする側でしたので、初めて大人側を演じた時はとても嬉しかったです。」と答えた。

ここで、お互いに質問をすることに。満島さんから“これから年を重ねるにあたり、どんな人になっていきたいか”という質問を受け、「子供のように自分の趣味に熱中できる人になりたいです。そういう大人の男性はカッコいいと思っていて、好きなことやワクワクすることに本気でぶつかれるような人でいたいです。」と笑顔を見せた。

その後、『鎌倉殿の13人』の話題を中心にトークが行われた。自身が演じる畠山重忠は現在の深谷市畠山の出身。「以前、畠山重忠公史跡公園に行かせていただきました。馬を背負っている銅像があるのですが、いつも自分が担いでもらっているから今日は君(馬)のことを僕が担ぐよと言って担いだそうです。馬にもリスペクトがある人物です。他にも川本南小学校にお邪魔させていただきました。運動会で馬のおみこしのようなものを担いでリレーをするそうで、“重忠推し”がすごくてより頑張らないとという気持ちになりました。」と話した。

2/27(日)放送の第8回「いざ、鎌倉」で畠山は平家側から源氏側に合流。中川は、「畠山は序盤から居場所が定まらないというかどこに行くんだと視聴者の方も思われていたと思いますが、ようやく頼朝に降伏しました。頼朝軍に加わったのですが、最初は敵方として戦っていたこともあって受け入れてもらえないというか冷ややかな目で見られて居場所がありませんでしたが、頼朝から先陣を任されて。大先輩の皆さんが一列で進んでいくシーンがあって、自分がカメラから外れた後に振り返ったその景色に震えました。こんなメンバーの先陣を任されているんだと。しかも自分がずば抜けて最年少でしたので、嬉しい気持ちと共にドキドキするシーンでした。」と話すとMCから“正直気持ち良いものですか?”と聞かれ、「気持ち良いですね(笑)。先陣は“顔”なので、村人たちや通りすがる人たちにも恥ずかしくないような先頭でいないといけない。馬の乗り方や堂々とすることを常に意識しています。」と答えた。

その後、和田義盛役の横田栄司さんからメッセージが届き“支度部屋では気づかないくらいオーラを消しているが、衣装を着けるとものすごくカッコよくてギャップに感動した”と言われたことを受け、「嬉しいです。かつらを付けて、烏帽子を被り、着物を着たところで初めてスイッチが入ります。横田さんは髭はご自身のものなのですが、体毛をたくさん付けるんです。今でこそだいぶ支度が早くなられたと思うのですが、最初の頃は皆さんより2時間くらい早く入って準備をされていました。皆さんよく見ていただきたいですが、指の毛まで付けています。終わった後もみんながメイクを落としてサーっと帰っていく中、ずっと毛を取っていて…たまにメイクルームの椅子に毛が1束落ちていて、横田さんの付け毛だなと思っています(笑)。畠山と違って和田義盛は豪快な人物。一方、畠山はクールで俯瞰して見ている人物。畠山と和田はペアで動くことも多く、その対比が面白いです。今後、僕の大好きなシーンが出てきて、2人の関係性に注目していただきたいです。」と見どころも交えて語った。

同作の主人公・北条義時を演じるのは小栗旬さん。中川は、「同じドラマをリメイクしたしたもので同じ役を演じるといった繋がりはあって、いつかご一緒させていただきたいと思っていました。小栗さんは現場の細かいところまで気を配っていて、すごくリラックスした空気を作ってくださいます。馬の稽古を何度かご一緒させていただいたのですが、とてもストイックで刺激になりました。小栗さんから言われた印象的な言葉がありまして、小栗さんがとあるシーンで僕のことを笑っていらっしゃって。“大志って、綺麗に削ったえんぴつみたいだよね”と言われました(笑)。烏帽子の形はそれぞれ違うのですが、畠山の烏帽子が黒光りしていて僕の顔が面長なほうなので、えんぴつに見えたみたいです。それが印象に残っています(笑)。」と笑顔で話した。

また、源頼朝役、大泉洋さんについては、「真剣にやればやるほど笑ってしまうというか。大泉さんは芸達者で見ていて楽しいですし勉強になります。チャーミングでかわいらしい部分もありながら周りが凍り付くような残酷な面も持ち合わせている頼朝になっています。一番人間臭いというか人間らしいキャラクターで素敵だと思います。普段の大泉さんはフランクでずっと喋っている方(笑)。」と話すとMCから“作品は違えど中川さんが源頼朝の幼少期をやっていて、成長したのが大泉さんですごい世界線だと話題になっている”と言われると、「(笑)。当時は岡田将生さんでしたが、10年ほど経って大泉さんになりました。『平清盛』の時は流罪になるところまででしたが、今回はその先のお話なので、台本を読んでいても他人事ではない感覚があります。時々、お父さんである義朝さんのお話が出てくると自分のことのように思い出します。」と話した。

この日は、来場者からの質問に答えるコーナーも実施された。“甲冑を付けた状態で演じるのは大変ですか?”という質問に、「大鎧になるともっとだと思いますが、やはり重いです。アクションはないけれど着ているシーンもあって、1日着ていると肩や腰に相当きます。兜を被って馬に乗るシーンも大変です。中学生の時に初めて兜を被った時は兜のサイズが大きくて合っていなかったんです。馬に乗ったことのある方は分かると思うのですが、すごい振動で、兜が重すぎて撮影が終わった頃には首がなくなっているんじゃないかと思ったくらい大変でした。生きるか死ぬかで本気で動き続けようとしたら2分も持たないと思います。しかもこの時代はどんな場所でも裸足なんです。砂利道とか岩場を走っていたなんて信じられないです。」と答えた。

また、“登場人物で一番尊敬できる人は?”という質問に、「やはり主人公の北条義時さんです。いろいろな所から無理難題を押し付けられて、板挟みになりながらも駆けずり回って一生懸命やっているんですね。でもあまり評価されない瞬間もあって、義時さんがいたから丸く収まっているのに周りは気づいていない。畠山を演じるにあたり畠山は義時さんの苦労や裏でやっている努力を見ているという人物にしたくて、それを直接言うわけではありませんが、そんな風な関係性にしたいと思っています。」と話した。

歴史上では義時と畠山には悲しい出来事が待っているが、「史実なので調べれば全部出てきます。でも、三谷(幸喜)さんの脚本は、ひっくり返るのではと思うくらいドキドキして、毎週毎週漫画の連載を待っているような気持ちです。その瞬間を生きていた人たちはゴールが分からずに戦ったり一生懸命生きていたわけで、逆算して演じることはしないようにしています。畠山がどこまで描かれるのか、僕も楽しみにしています。」と期待を寄せた。

イベント終盤では、深谷フラワークイーンの方より感謝の気持ちを込め花束ならぬ“深谷ねぎ束”が中川に贈られた。中川は、「ねぎの香りがすごいです(笑)。改めまして本日はありがとうございました。僕も楽しい時間でした。まだまだ始まったばかりです。ここからいろいろな人物たちを巻き込んで頼朝軍が勢力を拡大していき、打倒・平家に向けて突っ走っていきます。ジェットコースターのような展開がしばらくは続くと思いますので、一瞬たりとも見逃さずに楽しんでいただきたいです。そして、畠山重忠という人物を最後まで丁寧に演じたいと思っていますので、そこも楽しんでいただきたいです。よろしくお願いします。」とメッセージを送った。

イベント終了後にはマスコミ向けの取材が行われた。中川は、「大河ドラマとそこにゆかりのある土地の関係性は深いものがあります。これまで出演させていただいた大河ドラマでも、その土地の方々が盛り上がって応援してくださって、活気や観光がより発展していくのが大河ドラマのひとつの醍醐味なのかなと思っています。ただ、ここ何年かはイベントなどでお邪魔することができない状況が続いているということを聞いていましたので、今日こうやってお客さんの前に立って地元の方とお話ができたことは貴重な時間で嬉しかったです。」とコメント。

深谷市の印象を聞かれ、「僕自身、都心で育った子供ではなかったので、懐かしさがあります。子供の頃に秩父とか長瀞にSLに乗って連れて行ってもらったことはあったのですが、深谷市に来るのはなかなかなくて、畠山重忠の役が決まってからでした。空気もおいしいし癒されます。前回、野菜もいろいろいただいて、一人暮らしの男には多すぎる量だったのですがいろいろと料理をしました。とても美味しかったです。」と答えた。

また、満島さんから“『青天を衝け』は主人公が渋沢栄一さんということで深谷が舞台だったが、『鎌倉殿の13人』は鎌倉で起きていることを描いていて、その物語に登場する畠山さんが深谷出身。深谷が出てくるわけではないが、深谷の方々は畠山さんに集中して見ている人もいると思う。どういう思いがあるか”と聞かれ、「深谷は『青天を衝け』一色なわけですよ。僕の居場所なんかないんじゃないかと思って小さくなっていたのですが、そんなこともなく、『青天を衝け』をやっている時も畠山重忠を応援してくださっていました。深谷のいろいろな方にお会いしてお話をして、プレッシャーがすごかった。それくらい期待してくださっていたので、よりフォーカスして見てくださっているんだろうと思います。撮影現場では、深谷に来た土地の感じを思い出しながら演じるようにしています。『鎌倉殿の13人』ではそれぞれの土地を背負ってきている人たちが多いので、今回は地元の方の期待を各々で感じているんだろうなと思います。」と話した。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」はNHK総合にて毎週日曜20:00~放送中。
ぜひお楽しみください!

★放送情報
NHK総合 毎週日曜20:00~(再放送:毎週土曜13:05~)
NHK BSプレミアム/BS4K 毎週日曜18:00~
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