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内野聖陽 主演映画『春画先生』完成披露舞台挨拶
本作は、江戸文化の裏の華であり、“笑い絵”とも言われた春画の奥深い魅力を真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子の子弟コンビが繰り広げる異色の偏愛コメディ。内野は本作で主人公の“春画先生”こと芳賀一郎を演じる。
本編上映前に行われた舞台挨拶にて、内野は「皆さん本日はお忙しいなかお越しいただきありがとうございます。皆さん“春画先生”という題名にきっと少し惹かれたのではないでしょうか。僕も台本をいただいたとき、『春画の先生ですか?』と、その少し怪しげで、少しエッチな感じに惹かれました。この作品は、2年ほど前のまさにコロナが大変な時期に本読みをしたり、リハーサルをしたりしていたのですが、コロナ渦のために延期となってしまい、長い道のりを経て、ようやく撮影することができました。今日こうしてこの場に立てたことをとても嬉しく思っております。今日は最後まで楽しくお話することができればと思いますので、よろしくお願いします。」とあいさつ。続けて「塩田監督のビジョンが明確だったので、最初は“芳賀先生”というキャラクターにたどり着くまで何度も何度もテイクを重ねました。撮影初日にようやく『これだ!』と掴むことができて、そこからは芳賀先生を演じるのが楽しかったです。」と自身が演じた“芳賀先生”について話していた。
舞台挨拶の終盤には、 “偏愛コメディ”である本作に絡めて「自身が最近偏愛しているもの」についてMCから聞かれると、「僕はあまり偏愛することが無い人ですが、最近、野菜を作るのが楽しくて。庭にちょっとした菜園を造ってナスやパプリカ、ピーマンなどを植えたら、今年の夏はそれがたくさん収穫できまして。獲れたての野菜は本当にみずみずしくて、キラキラしていて頬ずりしたくなります(笑)。ハマっていることといったらこんな感じです。」と回答。最後に「この作品はそんなに難しい作品ではございません。男性と女性が出会い、そこから繰り広げられる奇抜な物語。観終わったら、“性愛”に関する気持ちが少しおおらかになるのではないかと思います。楽しい映画になっていますので、ここが笑いどころと思ったら躊躇せずに笑ってください。本日はどうもありがとうございました」と本作の魅力をアピールし舞台挨拶は終了した。
映画『春画先生』は10月13日(金)より全国公開。
ぜひ劇場でご覧ください。
※「春画先生」はR15+指定作品
〈あらすじ〉
“春画先生”と呼ばれる変わり者で有名な研究者・芳賀一郎は、妻に先立たれ世捨て人のように、一人研究に没頭していた。退屈な日々を過ごしていた春野弓子は、芳賀から春画鑑賞を学び、その奥深い魅力に心を奪われ芳賀に恋心を抱いていく。やがて芳賀が執筆する「春画大全」を早く完成させようと躍起になる編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉・一葉の登場で大きな波乱が巻き起こる。それは弓子の“覚醒”のはじまりだったー。