秋田汐梨がW主演を務める舞台『SHELL』の稽古場取材会が10月18日（水）行われ、キャスト陣とともに秋田が出席した。

同作は、倉持裕×杉原邦生注目の初タッグでお送りする現代を舞台に特異な人間が存在する不思議な世界を描く青春ファンタジー。人間の「かたち」とは何かをめぐり、様々なエピソードで現代に生きる私たちを投影する。

この日行われた公開稽古では、第1場から第3場までを披露。取材会後、秋田は「具体的なセットや小道具などをあまり使わずに、人や音楽で空間を作り上げるという舞台になっています。私が今までに経験したことのない体の使い方をして空間を表現しなければならず、日々筋肉痛と闘いながらお稽古に励んでいます。私が演じる未羽は、学校を変えたいという強い正義感を持つ女の子です。高木が希穂に見えたことから、物語がジェットコースターのように進んでいくのですが、感じたままの感情を表現することを意識しつつ、広い会場で後方のお客様にも感情が伝わるにはどうしたら良いのか、日々模索しています。観る人それぞれが各々の思う世界観を投影してもらえるようになっているので、その不思議な世界観を楽しみに見に来てくださると嬉しいです。」とコメントした。

KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『SHELL』は、2023 年 11 月 11 日（土）～26 日（日）KAAT 神奈川芸術劇場＜ホール＞にて上演。

ぜひご期待ください。

【あらすじ】
ある高校の放課後の教室。
そこには生徒の未羽、希穂、咲斗と数名の友達たち。
彼らは、突然学校に来なくなった松田先生について、そしてこの学校の問題について話し合っている。
ある日の夜、未羽は通りがかりのビルでマネキンを抱える中年男性・高木と出会い、高木が希穂の顔にも見えるという不思議な体験をする。同じ人間がいくつもの＜顔＞を持つ、一部のものだけが知る世界の存在。未羽はそれを見抜いてしまい、交わることのなかった「絶対他者」たちと自身をつなげてしまうのだった――。