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奥平大兼 映画「マイスモールランド」公開記念舞台挨拶!
同作は、是枝裕和監督が率いる「分福」気鋭の新⼈監督・川和⽥恵真監督による商業映画デビュー作。世界三⼤映画祭の⼀つであるベルリン国 際映画祭において、⽇本初の栄誉となる、アムネスティ国際映画賞《特別表彰》に輝き、『万引き家族』×『ドライブ・マイ・カ ー』スタッフが⼿がけた注⽬作品である。
クルド人の家族とともに生まれた地を離れ、幼い頃から日本で育った17歳のサーリャ。同世代の日本人と変わらない、ごく普通の高校生活を送っていたが、あるきっかけで在留資格を失い、家族の日常が一変する…。埼玉には、約2000人のクルド人が住む地域があり、そこに暮らす女子高生サーリャ(嵐莉菜)が主人公。彼女が、東京に住む日本人の少年・聡太(奥平)との出会いをきっかけにアイデンティティに葛藤し、成長していく物語が描かれる。
上映後に行われた舞台挨拶に登壇した奥平は、「本日はお越しいただきありがとうございます。今日は短い時間ですが、楽しんでいってください。よろしくお願いします。」と挨拶。
この日は、映画にも出演している嵐莉菜さんのご家族である、アラシ・カーフィザデーさん、リリ・カーフィザデーさん、リオン・カーフィザデーさんも登壇。ご家族とのエピソードを聞かれると、「クランクイン前からご家族が出演されることは知っていたのですが、監督から、現場で初めて会ってほしいということで、撮影まで会えず、写真も見られずでした。それまではリオンくんがとにかく可愛いということを聞かされていて、どんなに可愛い子なんだと思っていたのですが、実際に会ったとき、こんなに可愛い子がいて、確かにあんなに語られるのが分かると思いました。」と振り返った。
公開までを振り返り、「僕にとって二作目の映画出演になるのですが、やっと皆さんに観ていただける日が来て嬉しく思います。映画から始まった身で、その映画が公開して一年でこの作品の撮影があったのですが、映画に戻ってきたような感覚がありました。新しい成長した一面が見せられたらいいなと思っています。」と明かした。
また、印象に残っているシーンを聞かれ、「聡太の家でサーリャとロビン(サーリャの弟)の3人で絵を描くシーンが印象に残っています。大きな木を描いたんですけど、皆でどの色を付けていくかを話しながら描いていて、楽しい思い出です。」と話した。
終盤には、川和田監督が在籍する映像制作者集団「分福」を率いる是枝裕和監督がサプライズで川和田監督に手紙を寄せた。奥平は、「公開日が近づけば近づくほど、この映画を考える時間が増えていって、改めて映画に携われてすごく幸せだなと思いました。」と感謝した。
現在18歳の奥平は、4月に新成人となった。その実感について、「実感はあまりありませんが、つい最近の撮影で初めて日をまたいで撮影をする機会があって、眠かったなということを覚えています(笑)。大人はみんな経験しているんだなと思うと、僕もがんばろうと思いました。」と笑顔を見せた。
映画「マイスモールランド」は、現在公開中!
ぜひ劇場でご覧ください!
(敬称略)