永野芽郁出演映画「母性」完成報告会＆ジャパンプレミアが10/27（木）に行われ、監督・共演者とともに永野が登壇した。

同作は、数々の傑作を生み出し日本中を震撼させてきたベストセラー小説家：湊かなえが 「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品で、累計発行部数100万部を超える（6月6日現在）『母性』（新潮文庫刊）の映画化。愛せない母と愛されたい娘の「母性」を巡る衝撃の物語が描かれる。

女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。事件は、なぜ起きたのか？普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母（戸田恵梨香さん）と、愛されたい娘（永野）。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく…母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」—2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。母性に狂わされたのは母か？娘か？…この物語は、すべてを目撃する観客＝【あなたの証言】で完成する。

永野は、母性を求め、母に愛されたい娘：清佳役を演じる。

完成報告会に登壇した永野は、戸田恵梨香さんとの共演について、「今作に出演を決定するにあたって、戸田恵梨香さんが主演ということを最初に聞いていたので、脚本を開く前に“戸田さんだったらやります！”というぐらい、いつかご一緒したかったので、純粋に嬉しかったです。スイッチが入ったときの戸田さんは“怪物”みたいな、誰も声を掛けられないぐらい（役に）入っていらして、それを間近で観させていただいて貴重な経験でした。」とコメント。

撮影中大変だったシーンを聞かれ、「落ち葉の上に倒れているシーンがあるんですけど、もう虫がすごくて。耳のあたりで音がすると勝手に体が動いてしまって、でも戸田さんが声を掛けてくれるシーンで絶対に動けないので、その葛藤が大変でした。」と明かした。

清佳という人物像をどのように捉えていましたか？という質問に、「ただ母に愛されたい、喜んでほしいという女性だったので、脚本を読みながら、現場に居ながら、こうも上手くいかないのかと感じながら過ごしていました。自分に当てはめると共感出来ない部分は多いですが、娘が母に対して、喜んでほしい、愛してほしいと漠然と思う気持ちはきっと皆さん持っていて、形は違えど、観てくださる方がきっと共感してくださるだろうなと思いました。」と語った。

自分自身はどのような娘だと思いますか？という質問には、「私、良い娘だと思うんですよ（笑）。お母さんが喜ぶことをしたいと常に思っているので、行きたいという場所には運転して連れていきますし、本当に良い娘です。出演作は初日に絶対観に行ってくれます。仕事があっても何があっても絶対初日に観に行ってくれるので、母も良い母ですね。母性も楽しみにしてくれています。」と笑顔を見せた。

最後に、「私の年齢ではすごく難しい内容なのかなと思いながら、考えながら、挑んだ作品なのですが、同世代の方にも何か響くものがあると思っております。ぜひ皆さん、ご覧ください。」とメッセージを送った。

続けて行われたジャパンプレミアに登壇した永野は、「ジャパンプレミアはいつもとちょっと違う雰囲気ですが、完成した作品を観ていただけるのが純粋に嬉しいですし、戸田さんをはじめ皆さんの演技がすごいことになっていますので、早く観て欲しいです。」と挨拶。

清佳を演じた感想について、「本当に難しい役どころでしたが、誰かの子どもである以上、誰しもが母親に対して気に入られたい、愛されたい気持ちは持っているんじゃないかと思っていたので、そこには共感しながら演じていました。」と振り返った。

映画「母性」は、11/23（水・祝）全国ロードショー！
ぜひご期待ください！