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原因は自分にある。2ndシングル「嗜好に関する世論調査」 リリースイベント完走!
哲学的なリリックを軸に、先輩グループには無い文化系の香りを漂わせて注目を集める彼ら。1月22日に発売された「嗜好に関する世論調査」はオリコンデイリーランキングで6位を獲得し、昨年末より全国8箇所を回った今回のリリースイベントでも参加人数はグングン増加。この日も1500人のオーディエンスが会場に集まった。
ジャジーなピアノが躍るSEで登場した7人の息の合ったマイムを挟み、イベントの幕を開けたのは最新シングルのカップリング曲「Joy to the world」。レトロなスイングジャズと最新のエレクトロを融合させたサウンドは、どこか気だるげなムードを漂わせる彼らにピッタリで、長野凌大が艶やかに歌い出せば小泉光咲の甘く、クリアなボーカルが響きわたり、17歳の大倉空人から最年少の13歳・桜木雅哉へとラップを繋ぐ場面も。ペンライトを振るオーディンスを、多彩な曲展開により頭から釘付けにしてしまう。続く「ジュトゥブ」では一転、軽快なリズムと愛らしいメロディーで心浮き立たせ、吉澤要人と杢代和人の小芝居的アクションに、客席からは“可愛い!”の声が。基本線が大人びているぶんだけ、こうした年齢相応のキュートなパフォーマンスで起きる爆発力は半端ない。
MCでは表題曲の歌詞にちなみ、ファンから寄せられた“究極の二択質問”に答える企画も。“完璧に磨かれるなら、笑いのセンスかファッションセンス、どちら?”というお題に、「笑顔って力になるよね。みんなを笑顔にしたい!」と笑顔で言い放った最年長の武藤潤をはじめ、ほとんどのメンバーが“笑い”を選択するなか、どちらも選ばなかったのは杢代。その真意は“どちらもパーフェクトだから”という結論に至ったりと、それぞれのキャラクターをアピールしてくれるのも嬉しい。
ここでシングル表題曲「嗜好に関する世論調査」が投下されると、パッセージの速いカッティングギターがイントロで鳴るやオーディエンスは熱狂。淡々とした“二択”のリフレインに起きるクラップに、テンポの速いジャズピアノのフレーズに早口のリリック、そこにリンクした繊細で俊敏なダンスと、どこかシュールでクールな光景は、原因は自分にある。が確立しつつある個性の核となるものだ。その姿に今度は“カッコいい”の声が場内から洩れたのに続き、「この先も一緒に歩いていきましょう」と大倉が告げて贈られたのは、ミドルバラードの「時速3km」。そこに込められた“ファンと少しでも長く一緒にいたい”という想いが、武藤のエモーショナルな歌唱に乗って、場内の一体感をより強く高めていく。
「最後はこの曲で締めようと思います」と長野がデビューシングル「原因は自分にある。」をタイトルコールすれば、客席からは大歓声が。思春期特有の葛藤をストレートに叩きつけるのではなく、アンニュイな空気感をまとわせたパフォーマンスで、デビュー時に与えた衝撃を再確認させてくれる。“原因は自分にある。”と聞くと、とかくネガティブな印象を抱きがちだが、失敗だけでなく成功にも原因はあるのは言うもでもない。つまり、すべては自分次第ということで、これは他者に依存せず、すべての責任を自らで担うという過酷な覚悟な元に生まれたグループ名なのだ。「2020年の僕たちも、ぜひ楽しみにしていてください」と最後に長野が語った言葉は、そんな意思から生まれた本音そのもの。今後の“原因は自分にある。”を、ぜひ楽しみに注視してもらいたい。
【セットリスト】
M1 Joy to the world
M2 ジュトゥブ
M3 嗜好に関する世論調査
M4 時速3km
M5 原因は自分にある。
【リリース情報】
原因は自分にある。2ndシングル「嗜好に関する世論調査」2020年1月22日(水)発売
[調査A]
品番ZXRC-1226
収録曲
M1:嗜好に関する世論調査
M2:Joy to the world
[調査B]
品番ZXRC-1227
収録曲
M1:嗜好に関する世論調査
M2:ジュトゥブ
[調査C]
品番ZXRC-1228
収録曲
M1:嗜好に関する世論調査
M2:時速3km