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萩原護 「歌劇 幕臣・渋沢平九郎」プレトーク出演!

萩原護が、12/11(土)飯能市市民会館で上演された「歌劇 幕臣・渋沢平九郎」のプレトークに出演した。

同作は、武蔵野国榛沢郡(埼玉県深谷市)の農民から幕臣となり、飯能戦争に散った若武者・渋沢平九郎を主人公として、彰義隊の頭取で後に実業家となり大成功をおさめた渋沢成一郎、富岡製糸場の尾高惇忠、日本資本主義の父・渋沢栄一など、維新回天の推進力となった渋沢平九郎の兄弟と従兄弟たちが駆け抜けた幕末動乱期を描き出した青春群像劇(オペラ)。

この日は、現在NHKにて放送中、渋沢栄一を主人公とした大河ドラマ「青天を衝け」で伝蔵を演じている萩原、同じく「青天を衝け」で時代考証を担当している井上潤さんがプレトークにゲスト出演した。

はじめに“何歳から役者をしているのか?”という質問に萩原は、「芸能事務所に入ったのが小学五年生の頃でして、そのときはダンスをやっていて、そちらに気持ちが行っていたので、役者をちゃんとやり始めたのは中学生の頃からです。小学生のうちにダンスの全国大会に行って入賞するという目標があって、それを達成できたので、ダンスに一区切りがついて、そのあとにやることを考えていてオーディションを受けているうちにいまに至ります。」とコメント。

「青天を衝け」で大河ドラマ初出演の萩原は、「役者をやるのであれば大河ドラマに出たいという気持ちがあったので、すごく嬉しかったです。」と語り、オーディションで伝蔵役が決まったことについて、「すごく驚きましたし、嬉しいというよりも選んでいただいたからには“しっかりやらないと”という気持ちでした。」と明かした。

伝蔵の印象と役作りについては、「若くして父親を亡くして、母方の渋沢家に引き取られたということだったのですが、そのときが七歳だったと聞きまして、きっと馴染むまでに時間がかかったんじゃないかな?と思ったんです。演じる上で、それが伝蔵らしさを生成する期間だったのではないかと考えました。渋沢家に対して恐縮しつつも、自分もそこに属している、というところに伝蔵らしさみたいなものがあるのではないかと思って演じていました。」と語った。

続いて、同作の主人公である渋沢平九郎の話題に。大河ドラマで平九郎を演じた岡田健史さんの印象を聞かれ、「ものすごく眼差しがまっすぐで、立ち姿が凛々しい方でした。おこがましいかもしれませんが、その姿が平九郎らしいというか、いまの若い俳優の方の中で渋沢平九郎を演じられるのは岡田さんだけなんだろうなと思わせるような説得力がありました。」と振り返った。

また、同作の二幕では飯能戦争の場面があるが、初めて訪れた飯能市について、「すごく空気が澄んでいて、楽屋をご用意していただいたのですが、窓から見える自然が豊かで、自然と近い環境というのは東京育ちの自分にとっては羨ましいなと思いました。」と笑顔を見せた。

最後に、同作について、「日本の歴史上の人物をオペラでやるという切り口がすごく面白いなと思いました。このあと僕も拝見させていただくのですが、すごく楽しみです。」と期待を寄せ、イベントを締めくくった。
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