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Yuki Saito 監督作品・映画『君が落とした青空』“あおキュン”完成報告イベント!
同作は、全国女子中高生に大人気の小説アプリ「野いちご」にて発表され、“切ない小説ランキング”第1位を獲得、現在発行部数21万部を記録している櫻いいよさんの「君が落とした青空」を実写映画化。
監督を務めたのは、ドラマ「おっさんずラブ」(EX/18)で演出を担当した回がTwitterの世界トレンド1位となり、大きな反響を巻き起こしたYuki
Saito。本場ハリウッドで映画を学んだ後、これまで世界各国の映画祭でも高い評価を得てきた俊英が、登場人物たちの繊細な心情を丁寧に描く。
付き合いはじめて2年が経つ高校3年生の実結(福本莉子さん)と修弥(松田元太さん)。
“毎月1日は何があっても一緒に映画を観に行く”という約束通り、その日もデートへ向かった2人。
しかし、修弥は突然「急用ができた」と言い、どこかへ行ってしまう。最近何かを隠しているような彼の態度に不安を感じていた実結。
気まずさの残る中、「もう一度話したい」と連絡してきた修弥に会うため向かった待ち合わせ場所で、彼は実結をかばって交通事故に遭ってしまう──。
実結は突然の出来事にパニックになるが、目が覚めると自分の部屋のベッドで朝を迎えていた。
時間が経つにつれて自分がタイムリープをしていることに気がつき、何度も未来を変えようと1人奔走する中で、彼が隠していたある秘密を知る・・・。
果たして、実結は修弥を救うことができるのか?そして実結が知った真実とは─?
Yukiはこの日、福本莉子さん、松田元太さん、板垣瑞生、横田真悠さん、莉子さんと共に“青空カーペット”が敷かれた螺旋階段から登場し、「本日はお集まりいただきありがとうございます。よろしくお願いします。」と挨拶。
同作の主人公・実結を演じた福本さんが、“三回のタイムリープを一気に撮影したので、ちょっとした変化をつけるのが難しかった。監督と相談しながら撮影していった”と役作りについて明かすと、「タイムリープを経験しているのは実結だけなので、他のメンバーには、実結のちょっと変わったアクションにリアクションをして、ということを話していました。一度目、二度目、三度目と、タイムリープをするたびに実結の心情が少しずつ変わっていくのですが、まとめて撮るので、そのときに福本さんと“いま二度目だよね?ちょっと三度目入ってない?少し(タイムリープしたという)確信は早いかも”と、細かいレベルでの会話を常にするよう心がけていました。その会話が出来ることがすごいなと思いましたし、福本さんの台本にいっぱいメモが書かれていて、そこに対しての準備が綿密だったと思います。」と語った。
同じく主人公の修弥を演じた松田さんの役作りについては、「初主演ということに対しての緊張があったことは知っているのですが、僕は元太君が良いと思ってお願いしましたし、元太君が持っているひたむきさをそのまま修弥というキャラクターにプラスすると、最後に実結目線でどんどん修弥という人間の魅力がわかっていくお話なので、修弥=元太でいいんじゃないかと、それだけ元太君を信じて抜擢しているので大丈夫だよと伝えました。」と話した。
続いて、修弥に想いを寄せるトモカ役の横田さんが、撮影のスケジュール上、クランクインの日に修弥に告白するシーンを撮影したというエピソードがあがった。Yukiは横田さんに「ごめんね(笑)。」と謝罪をしつつ、「トモカにとっては毎回同じ一日で、その日は特別な誕生日で、告白するという目的のもとに動いているので、トモカはトモカの物語がある中でのこのシーンなんだなということが横田さんの表情から伝わってきて、ほぼ初めましての元太君が目の前にいてよくあの表情が出せたなと思いました。本当に素敵なシーンになりましたし、好きなシーンの一つです。あれがクランクインの最初のシーンだったとすると、本当にすごい女優さんだなと思いました。」と振り返った。
また、実結の親友・佐喜子を演じた莉子さんの撮影現場での印象を聞かれ、「太陽みたいな笑顔が印象的だなと思ったのですが、本当にしっかりしているんですよね。誰よりも周りを見ていてくれました。そんな莉子さんが実結の友達で(福本さんは)本当にやりやすかったんだろうなと思います。」とコメントした。
そして最後に、「当たり前の日常というのはないのだなと思います。いま僕たち全員がコロナ禍という時代を経験して、いままで当たり前だった日常がなくなってしまったときに、過去を振り返って“あのときこうだったな。本当はこうだったのに”と思うよりも、いまを大切にして、些細なことでもちょっとした自分の行動次第で相手のリアクションも起こりうることも変わってくるということをこの映画で伝えたいです。ぜひ映画を観ていただく皆さんにも、映画を観終わったときに何か自分なりに残るものがあるといいなと思います。また、いまをときめく五人が揃っていますが、ちょっと前でもだめだったと思いますし、経験を積んだ未来でもだめだったというか、あのときのこの五人だったからこそ撮れる瞬間というのがこの映画にいっぱい詰まっていると思うので、ぜひ“「きみあお」のいま”というのを観てくださる方に届けたいなと思います。よろしくお願いします。」とメッセージを送った。
映画『君が落とした青空』は、2/18(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開!
ぜひご期待ください。
■公式サイト
https://happinet-phantom.com/kimiao/