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宇野愛海 映画「歩けない僕らは」記者会見!

宇野愛海主演映画「歩けない僕らは」の記者会見が11/9(土)都内で行われ、監督・キャストと共に宇野が出席した。

同作は、本年の「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」で観客賞を受賞、回復期リハビリテーション病院の新人理学療法士と彼女を取り巻く人々を描いた作品。

宮下遥(宇野)は、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士。まだ慣れない仕事に戸惑いつつも、同期の幸子(堀春菜)に、彼氏・翔(細川岳)の愚痴などを聞いてもらっては、共に励まし合い頑張っている。
担当していたタエ(佐々木すみ江)が退院し、新しい患者が入院してくる。仕事からの帰宅途中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植(落合モトキ)。遥は初めて入院から退院までを担当することになる。「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、何も答えられない遥。日野課長(山中聡)と田口リーダー (板橋駿谷)の指導の元、現実と向き合う日々が始まる。

撮影前に回復期リハビリテーション病院へ取材に行ったという宇野。そこで出会ったセラピストの女性が、担当患者の希望を叶えてあげられないまま退院させてしまったと涙を流しながら話してくださったそうで、「“人対人”のお仕事で正解がないんだと思いました。でも、正解がないからこそやりがいがあり、期間が決められている中でのリハビリは緊張感や責任感があって、それはベテランになってもずっと変わらないものなんだと感じました。涙を流しながらお話ししてくださったことは遥の役作りをする上でとても大きかったです。」と話した。

タエを演じられた佐々木さんとの撮影を振り返り、「すごく温かくてカッコイイ方。遥が落ち込んでいる時に一緒にお墓参りに行くシーンがあるのですが、遥としても前向きな気持ちになれましたし、私自身もいろいろなことを学ばせていただきました。共演させていただいたことをありがたく思っています。」と感謝した。

また、理学療法士の役を演じて感じたことを聞かれ、「一番大切なのは距離感というのを聞いて、その通りだと思いました。命をあずかるというよりその人の将来を左右する医療機関で、“責任感”といった簡単な言葉では表せないものがある。皆さん前向きに進んで退院していく施設なので、温かい職業だと思いました。」と語った。

そして最後に、「この作品は、人間臭くて繊細な映画。観てくださった方にとって、劇中で取り上げられている“歩く”といった当たり前のことについて改めて考えるきっかけになったらと思います。よろしくお願いいします。」とメッセージをおくった。

映画「歩けない僕らは」は、11/23(土)より新宿 K’s cinema 他全国順次公開。
ぜひ劇場でご覧ください

(敬称略)
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