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原泰久の同名漫画を映画化し、大ヒットを記録した歴史アクション『キングダム』の続編『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開される。本作で初登場するキャラクター、羌瘣が憧れを持つ実の姉のような存在である羌象を演じるのが、山本千尋だ。強く優しく美しい羌象を印象的に演じ、ドラマパートを盛り上げる山本に、役の印象や撮影中のエピソード、『キングダム』への思い、そして、出演が決まった大河ドラマについて聞いた。

戦国の世で生きたひとりの女性として、存在したいと強く思いました

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―― 山本は、2016年、原作連載十周年記念の実写特別動画で羌瘣を演じ、美しいアクションで魅了した。そして、今回、羌象を演じ、二役で鮮烈な印象を残すこととなった。

「10周年記念作品からご縁をつなげていただいて今回の作品にも出演させていただき、本当に嬉しい限りです。吉沢亮さんも二役されていますが、私も二役したんだって自慢できるので(笑)、ありがたく思っています」

―― 天下の大将軍へ夢の第一歩を踏みだした主人公、信の初陣となる、“蛇甘平原”での戦いを描く本作。信は、哀しみの一族とも呼ばれる伝説の暗殺一族“蚩尤”出身の少女、羌瘣と出会う。山本が演じる羌象は、羌瘣と同じ一族で姉妹のように育ち、羌瘣が憧れている少女だ。羌象の夢は「外の世界を見ること」。この夢が羌瘣に大きな影響を与えることになる。

「羌瘣に自分の夢を語るシーンがあるのですが、私も彼女にいろいろ経験させてあげたいと思いました。でも、羌象は外の世界に出たいと言いながら、本当は妹に見せてあげたいと思っているんですよね。だから、まずは自分が見ておかないという気持ちだったと思います。そういう女性だと思いました。私にも姉がいるんですけど、私たち姉妹もとても仲が良くて、ふたりの関係性に共感できました。私が家族の中で誰よりも幸せになってほしいと思っているのが姉なので、映画の中のふたりにすごく入り込めました」

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―― 入り込めたのは、羌瘣を演じる清野菜名の人柄も大きかったという。

「清野さんはとても人懐っこい人柄の方なんです。私は撮影期間が短かったので、長い時間お話をしたわけではないんですけど、羌瘣への愛着というか、この子が妹なんだなって思えました。清野さんのほうが年上なんですけど、清野さんは無邪気な可愛らしい方なので、姉のような気持ちでお芝居できました」

―― その清野菜名に言われて嬉しかった言葉があるという。

「撮影のスケジュール上、羌象がいなくなった後の撮影から始まって、私とのシーンは後半の撮影だったんです。羌象を思って泣くシーンを先に撮影されていたんですけど、私とのシーンが終わった後、清野さんから私の笑顔を観た後にそのシーンの撮影をしたかったって言っていただいたんです。この笑顔でよかったのかなって思っていたので、とてもうれしかったです。羌象の笑顔にかかっているとプロデューサーさんたちからも言われていたので(笑)、ほっとしました」

―― 蚩尤という伝説の暗殺集団に属する女性たちの二役を演じてみて、『キングダム』で描かれる歴史的な背景にどんなことを感じたのだろうか。

「どこの世界でも共通すると思いますが、歴史は受け継がれながら、変わらない部分もあって、長い長い歴史の中、妹を守る姉の姿もずっとあるものだと思いました。また、競争の世界で、誰かが勝ち取るには誰かが下に行かないといけない。現代にも通じる部分があって、そういった意味でも主題歌のタイトルでもある「生きろ」というメッセージに現れていると感じています」

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―― 過去に中国武術の世界大会において様々な部門で優勝をした経歴を持つ山本は、『キングダム』のアクションの魅力をどう感じているのだろう。

「壮大で、役者さんの意気込みがすごく込められていると思います。アクション監督の下村さんを始めアクションチームのみなさんがプロフェッショナルで、お芝居ありきのアクションだと教えてくださいます。怪我をしない前提がある中、お芝居とはいえ身を削る覚悟で臨まれていることがひしひしと伝わってきていたので、私もその中のひとりとして心情をしっかりと演じ切りたいと思いました。羌象が戦場に出るシーンはないですが、戦いというものは経験していると思うので、戦国の世の中で生きたひとりの女性として存在することが大事だと強く思っていました。実際、その時代を生きてきた人たちがいるんですもんね。私たち演じる側は、その人たちの努力には追いつかないまでも、演者として見てもらうからには、その人たちにも納得してもらえるような作品を届けることが一番の恩返しになると思います」

―― 続編の面白さ、魅力についても聞いた。

「1作目も素晴らしい作品でしたけど、2作目も本当に面白くて夢中になりました。キャラクターみんなが成長していて、ドラマ性が更に高まったと思いました。仲間と出会って成長していく中、仲間たちにも悲しい過去があり、葛藤を抱えている。今だからこそ伝えられるメッセージ性というものを感じました。信を演じる山﨑賢人さんの顔つきもどんどん変わっていって、戦場に出るとこんなにも精悍になるんだなって、物語の中にすっと入れました。役者さんたちの熱量が素晴らしいです。そして俳優部だけではなく、ほかの部のスタッフさん方も素晴らしくて。羌象の髪飾りにもこだわってくださって、いろいろなタイプのサンプルを用意してくださったんです。ひとつひとつの小道具もそうですし、各部のプロフェッショナルの方々が、寝る間も惜しんでいろんなことを考えてくださいました。監督を筆頭にすべての方々が熱い思いで作品に取り組んでいらっしゃって、それが映像に誠実に表れていたのかなと思います」

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―― 7月末からは、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演決定。初の大河ドラマで、視聴者の間で“アサシン”“死神”とも呼ばれる仕事人・善児(梶原善)に育てられた孤児のトウを演じる。脚本の三谷幸喜とは、2020年に配信された三谷演出・脚本のシチュエーションコメディ「誰かが、見ている」で初タッグを組んでいる。

「三谷さんとの出会いから始まり、今回の「鎌倉殿の13人」に声をかけていただきました。スケジュールが合わなかったらこの役自体なくしていたということをお聞きし、トウは私のために作ってくださったキャラクターなんだろうなと嬉しく思いました。このキャラクターが最後どうなるかは知らず、自分でもこの生き方であっているんだろうかって悩みながら模索しながら臨んでいます。私が台本をもらっていないということは、他の方も同じで、みんなが一緒になって悩んで作っています。きっと三谷さんもどう終わらせようとか、今悩んでいらっしゃると思うので、私の芝居を見たときにこうしようかって思ってもらえたら、大成功ですよね。また、私は今25歳で甘えてはいけない年かもしれませんが、演じるトウは18歳という設定なので存分に甘えさせてもらおうと思います(笑)。大河ドラマの経験がないので、よろしくお願いしますって。共演のみなさんがすごい方々なので、皆さんからたくさんのことを吸収したいです」

―― 大河ドラマの現場はどんな雰囲気なのだろう。

「初めてなので普段がどんな雰囲気かはわからないんですけど、私は一度三谷さんの作品に出演させてもらっていて、そこで感じた現場のとても温かな雰囲気を今回のクランクインでも感じました。また、私がこの作品に入ってからすぐ大河ドラマの撮影が始まって1年経った記念の日を迎えたんですけど、1年経ってもみんなが心をひとつにして良い作品を作りたいと目指している姿は、途中参加の私も受け継いでいかないといけないと強く感じました。ですけど、どんっと構えているみなさんがいますし、三谷さんも考えずまずは楽しんでっておっしゃってくださったので、とにかく初めての大河を楽しもうって思っています」

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―― 幼少期より中国武術を習い、アクション女優としても活躍してきた山本が、得意の殺陣を披露する。

「アクションは存分にさせてもらいます!(笑)。脚本を読ませていただいて、その人のために役を書いてくださっていることが伝わってきて、誰かが駄目だったから次この人というのではなく、この人が駄目だったらこの役はなしにしようっていうくらいの覚悟で書いてくださっているので、私たちも同じ覚悟で向き合わないといけないと思っています。この台本を書くために三谷さんは膨大な時間をかけていて大きな愛をこめてくださっていると思うので、ありがたく受け取って、お返しできたらいいなと思っています」

―― 最後にメッセージを!

「今年は印象的な役を与えていただくことが続いています。どちらも何かしら抱えている女の子で、私が伝えていかないといけないものが運命的にこうやって2022年に来たのかなって思ったりもして。今とても楽しんでいますし、これからも成長できるように頑張りたいです」


Writing:杉嶋未来

インフォメーション

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(C) 原泰久/集英社 (C) 2022 映画「キングダム」製作委員会

MOVIE

『キングダム2 遥かなる大地へ』

公開中


春秋戦国時代、中華の西方にある国・秦。身寄りのない信(山﨑賢人)が若き王・嬴政(吉沢亮)に協力し、玉座を奪還して半年。隣国の魏が秦に侵攻を開始する。秦軍に歩兵として加わった信は、子供のような姿の羌瘣(清野菜名)らと共に伍(5人組)を組むことになる。決戦の地・蛇甘(だかん)平原に到達した信たちだったが、戦況は絶望的な惨状だった。

▼公式サイト
https://kingdom-the-movie.jp/

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(C) NHK

TV

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』


[NHK 総合]毎週日曜20:00~
[NHK BSプレミアム・BS4K]毎週日曜18:00~
※再放送[総合]毎週土曜13:05~

▼公式サイト
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/

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