「これまでもアクションのある作品には携わってきましたが、全編アクションという構成は今回が初めてでした。ハードな撮影は覚悟していたし、自分の得意分野を活かした作品に出たいという思いがずっとあったので、ありがいたい機会に巡り会えたよろこびを噛みしめていました」
「当たり前なのですが、縦型と横型では画角が違うので、幅が狭い縦型では慣れるまで何度も撮り直しを重ねました。アクションが決まった! と思っても、“今の画面におさまってないです”と言われたりすることも多くて、途中、いつも通りに撮りたい、と思ってしまうこともありました(笑)。でも、画面に納めることを意識すると集中力も高まるし、カメラワークについてもたくさん学ぶことができました。あとは正中線を意識するようにしていました」
「奥行きの見せ方にも工夫が必要でした。芝居の相手の距離がいつもより近くなるので、最初はちょっと恥じらいがありました。でも、撮影が進むにつれて慣れてくるというのを超えて“心地良い”と感じるようになっていて。どんどん楽しさ、おもしろさが増えていく現場でした」
「縦型になると、一層出演者の目線に近づける感覚があります。世界観に入り込みやすいのが縦型の魅力だと思っています。遊園地でジェットコースターに乗るような感覚に近いものがある気がしました。撮影は楽しかったし、出来上がった映像はワクワクするし、私の新しい一面も見せることができたのでとても満足しています」
「稽古のときに、縦型ではいつものように大きく動けないところもあるかもしれない、という説明がありました。だからといって抑えたアクションにしたら中途半端な見え方になってしまいます。見せ方についてはとにかく現場でみんなで話し合いを重ねました。結果、私たちは思い切り動いて、カメラマンさんに画面に納めてもらうようがんばってもらい作り上げました。チームの結束力を感じたし、いろいろなアイデアを出し合って常に穏やかな雰囲気の中、撮影が進みました。作品のテイストとは違うムードでとても居心地がよかったです」
「すごく興味のあるアクションのひとつだったうえに、パルクール第一人者のZENさんのパフォーマンスが目の前で見られるなんて! とかなり興奮していました。全編アクションの映像なので、当然ですが撮影は朝から晩までずっとアクション。ZENさんは朝からクルクルアクロバットを繰り返しているのに、キレが落ちないのはさすが現役の選手だなとも思いました。私は武術太極拳の現役を退いてから5年以上経っているのですが、眠っていたアスリート魂が目覚めた感じはあります(笑)。忘れてかけていたアスリート魂が刺激されて、また改めて体作りや、アクションへの向き合い方を考えようというきっかけにもなりました」
「初めてガンアクションに挑戦しました。銃を持つことすら初めてで。以前、アメリカに行ったときに、見学はしたのですが実際に手にするのは今回が初めてでした。新しいことを1から学ぶ機会をいただけるのは、アクションに限らず、とても楽しいしありがたいことです。今回は基礎を身につけた感じなので、次回作でもっと活かせるように技術を磨くべく練習を続けていきたいです」
「全編アクションで最初から最後まで手に汗握るシーンの連続です。物語の後半には、さらなる強敵が現れたり、シュウがユウナに手を差し伸べてくれた理由などが明らかになっていきます。派手なアクションとともに、深まるストーリーも楽しんでください。毎週、1話ずつ配信されます。1話3分ほどの短い映像ですが、いろいろなアクションが堪能できます。試しに1話チェックしていただけたら、縦型ムービー、全編アクションの魅力にハマっていただけると思います!」
Writing:タナカシノブ
WEB
毎週木曜12:00最新話配信(全8話)
かつて公安警察特殊部隊員であった兄を殺されたユウナ(山本千尋)は、内部にいる“犯人”に復讐するため、組織に潜入するが追い込まれてしまう。そこに、脅威的身体能力を持つ謎の男・シュウ(ZEN)が現れ、救われるのだが、彼と死んだ兄の驚きの関係性を知り、事態は急展開へーー。
▼公式サイト
https://news.line.me/issue/oa-vi-action/7a9f2t7gwny1
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