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ダンスロックバンド「DISH//(ディッシュ)」のメンバーとして活動しながら、舞台や映画など、さまざまな分野に活躍の幅を広げている矢部昌暉。昨年11月には、舞台『暁のヨナ~ 緋色の宿命編』でW主演を務めたほか、今年も映画『あの空の向こうに 夏雲』での洋斗役をはじめ、舞台『悪魔と天使』新山徹役(Wキャスト)、山田ジャパン10周年記念公演第2弾舞台『9でカタがつく』といった多彩な作品に出演。「DISH//」で見せるクール&コミカルなギャップと共に、役者としても頭角を現す矢部に、現在の率直な心境を聞いた。

仕事を精一杯取り組んでいく中で、徐々に周りから『昌暉ってこうだよね』って言われるようになればいいな

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―― DISH//の活動と役者の仕事を並行する中で見えてきたものはあるのだろうか。

「僕にとって、どちらも『表現する』という意味では同じです。お芝居だけをやっていては到達できないものを音楽の方でゲットできたり、またその逆もしかりなので。どちらもやっていて本当に良かったなって思います」

―― 一発ギャグやマジックが得意で、日ごろから率先して周囲の人を楽しませている矢部。意外にも自分ではその面白さを自覚していないらしい。

「昔から楽しいことをやるのも、人の笑顔を見るのも好きなんです。でも、僕自身はすごくつまらないヤツだと思っているので、急なことに対応するのがすごく苦手。事前にしっかり準備することで安心感を得ているから、そのための努力は惜しみません。ギャグも日ごろから沢山ストックしてあります(笑)」

―― 「準備をしてから臨みたい」という姿勢は、舞台やライブにも通じるのだろうか。

「舞台の場合は稽古期間が1か月くらいあるので、自分自身の中でもいろいろ試行錯誤できるところが好きです。本番中、日によってテンションが違ったりもするんですが、「その日の全てをぶつける」という気持ちでは毎回取り組んでいて。稽古を重ねる中でつかんだ役の主軸は既に自分の中にあるから、その場その場で臨機応変に出てくるリアクションも、もはや矢部昌暉ではなくて、あくまでも役柄として反応できるようになるんです。僕は何事にも『広く浅く、ハマったものは長く』っていうタイプ。先日まで出演していた舞台『9でカタがつく』は雀荘をテーマにしたお話だったので、この期間はずっと麻雀をやっていました。一旦ハマるとそれしかやらなくなるたちです」

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―― 人見知りだという矢部だが、最近あることをきっかけに変化が訪れ始めたという。

「僕は人見知りがすごいので、人間関係については正直ずっと『狭く浅く、本当に気が合う人だけ長く』っていう感じでした。でも、最近舞台を通じていろんな人と出会ってから、『もっと友だちを作りたいなぁ』とか『もっと人のことを知りたいなぁ』と思うようになってきて。友だち作りの間口は今までよりはかなり広くなりました。舞台だと特に一緒にいる時間が長いし、その中で1つのものを一緒に作っているから絆もグッと深まるので。実際に舞台で共演した人たちとは、終わった後も連絡を取り合っていて、みんなで一緒にご飯を食べに行ったりもしています」

―― DISH//のメンバー同士、互いに出演している舞台や映画を見ることもあるのだろうか。

「僕は他のメンバーの出演作も、わりとよく観に行きます。逆にメンバーが僕の舞台を観に来るときは、くすぐったいような嬉しいような感覚ですね。『暁のヨナ』にメンバーが来てくれたときは、「ヨナの共演者と一緒に居る時の昌暉の感じが、DISH//のメンバーと居る時とは全然違う」って言われました。自分では意識をしていないから、なんだか恥ずかしかったです(笑)」

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―― 要領が良く、何でもこなすイメージが強い矢部だが、追い込まれれば追い込まれるほど、能力を発揮するのだそう。

「テスト勉強とかでも、前日ちょこちょこってやったらある程度の点数は取れちゃったりするんです。でもそれはあくまで「ある程度」なだけであって、やっぱり努力しないとその先にはいけないんですよ。今回も舞台の稽古とDISH//のツアーのリハーサルがガッツリ被っていたんですが、舞台の台本とツアーの曲の流れを同時に覚えなきゃいけなくて、さすがに「うわ~、僕これ無理だ!」ってパニックに(笑)。でも、ヤバいって思った瞬間にスイッチが切り替わって、セリフも段取りもスーッと頭に入ってきました。意外と追い込まれた方が能力が発揮できるタイプなのかもしれないですね」

―― プライベートの矢部昌暉の知られざる一面とは?

「『オフの昌暉はダサイ』ってメンバーによく言われます。家族からも「ライブとか舞台の本番中はキラキラしてるけど、家だと本当にオーラが無いよね」って(笑)。この前、雑誌の企画で2択の質問に答えたんですが、僕だけDISH//のメンバーとほとんど逆だったんですよ。もしかすると、もともとちょっと天邪鬼なところもあるのかな。僕、実は見た目も中身も母親似なんですが、うちの母親って、それこそ「一発ギャグ」とかも平気でやっちゃうような人。僕より変わった人が身近にいるので、きっとその影響が大きいんじゃないかと思います」

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―― 「矢部昌暉のことをもっと知りたい!」という方々に向けて。

「おそらくメンバーの中では僕が一番ミステリアスだと思うんですが、自分からはあまりうまくしゃべれないので、もっといろいろ聞いてください!(笑)。ブログのコメント欄宛に質問があればなるべく答えますし、僕からファンの方々への質問返しとかもしてみようかなぁと思っているので」

―― そもそも人のアドバイスには、どれくらい耳を傾けるタイプなのだろうか。

「頂いたアドバイスを大切にしながらも、自分の意志はしっかり持つようにしています。先日、今後の運勢を占ってもらったら、『去年ぐらいからいい感じにどんどん運気が上がってる』って言われて。そういうのを聞くと、『うわ、いいじゃん!』って素直に思います(笑)」

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―― 今後目指していきたい「矢部昌暉像」について聞いてみた。

「僕はもともと演じるのが大好きで、ある意味、人前に立ってるときは常にどこかで「求められる矢部昌暉」を演じている感覚があります。だから自分の中では『こうなりたい』っていうようなイメージをあまり持たないようにしていて。基本的にはいただいたお仕事を精一杯取り組んでいく中で、徐々に周りから『昌暉ってこうだよね』って言われるようになればいいなと思っています。最近、舞台を通じて本当にいろんなことをやらせてもらっていて、『暁のヨナ』では初めて殺陣にも挑戦しました。型を覚えるまでものすごく大変でしたけど、めちゃくちゃ楽しかったです。せっかく勉強したので、機会があればまた近いうちに是非やりたいですし、今後もいろいろな役にチャレンジしていきたいです」

―― では最後に、舞台や映画を通じて矢部を知った人に向けて、DISH//の矢部昌暉の魅力を説明するとしたら?

「それこそDISH//ではギターを弾いて歌ったり、一発ギャグを披露したり……と、舞台の時とは違う新しい一面を見ることができるから、「矢部昌暉」を知る上ではどっちも見て欲しいという気持ちはあります。いま、DISH//のメンバーたちは違う方面でそれぞれ活動もしているから、そこからまた新しくファンになってくださった方たちがライブにも遊びに来てくれたら、きっとDISH//は最強のグループになるんじゃないかな。僕らは本当にいろんなジャンルの曲を歌っているので、絶対1曲は好きになれる曲があると思います。『ライブの盛り上がり方がわからない』という方には、メンバー自ら教えますので(笑)。ぜひ気軽な気持ちでライブにも足を運んでいただけたら嬉しいです」


Writing:渡邊玲子

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