「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、本当にビックリしました。最初はすごく緊張していたのですが、ありがたいことに一緒にオーディションを受けたメンバー皆が緊張を和らげてくれて……。もちろんお互いライバルでもあるんですけど、『誰が受かっても皆で応援しようね!』って、とてもいい関係でいられたんです。授賞式でプレゼンターを務められた北川景子さんにもお会いしたのですが、『こんなにきれいな女性を初めて見た!』と興奮して、思わずときめいてしまいました」
「私が演じた真田志穂は、城桧吏くん演じる内人のクラスメイトで、一見したところ何を考えているのか分からないミステリアスな女の子。役作りのために家でも眼鏡をかけてみたりしながら、真面目な時と笑う時のメリハリを出せるように練習しました。志穂には未来を予測する『時見』という能力があるのですが、おとなしくて真面目な優等生タイプの完璧な女の子で、普段の私とは全然違うので、演じるのはとても大変でした」
「皆と仲良くなってお互いのお芝居についてもアドバイスしあったりしていたのですが、あまりにも盛り上がりすぎてしまって、河合監督からちょっぴり怒られました……(笑)。撮影中、誰か一人がセリフを間違えてしまうと最初から全部やり直しになってしまうところは、すごく大変だなと感じました。私が間違えて皆に迷惑をかけてしまったこともありますし、皆が笑うシーンでも一人だけ笑いをこらえて、真面目な顔をしなければいけないところが難しかったです。でも現場のスタッフさんたちに協力していただいているからこそ、私たちがお芝居させていただけるんだなと思って、すごく感謝しています」
「小説の1ページ目から本当にすごく面白くて、一度読み始めたら止まらない。全巻どこから読んでもお話がちゃんと分かるのも、『マチトム』の魅力なんです。私は今までリアル脱出ゲーム をやったことがなかったので、まるで自分が体験してるような気持ちになりました。逃げている途中にZに上からマントを被せられそうになって、慌ててすり抜けたり、『健一くん助けて!」って叫んだりしながら、自分なりにお芝居をしていました」
「レッスンを含めると公開まで2年くらいかかったので、『本当に皆で作った作品なんだな』って感動しました。『映画ってこうやって出来上がるんだ!』って思うと、とても感慨深かったです。自分の演技を見て『まだまだだな』と感じる部分もあったので、これからもっと成長していきたいなと思っています。この前ミュージカルにも挑戦したのですが、ミュージカルはまた映画とは全然違う感覚がありました。クランクアップしたときに皆で感動して泣きすぎて、次の日にめちゃくちゃ目が腫れちゃいました(笑)。『マチトム』は私にとって初めての映画ですし、同年代の子たちと一緒に出演したこともあって、きっと一生忘れられない思い出になると思います」
「私は小学校3年生から小学校5年生まで野球をやっていたんですが、このお仕事を始めるにあたり野球は辞めてしまったんです。なので、いつか野球の腕前を生かした役柄や作品に参加出来たらいいなと思っています。あとは、“クラスメイトをいじめる女の子”など、今回の優等生の志穂とは正反対の役柄もやってみたいです」
「『都会のトム&ソーヤ』は、観ると自分までワクワクドキドキして引き込まれてしまうような、素晴らしい作品になっているのでぜひご覧いただきたいなと思います。今日の完成披露試写会には家族が観に来てくれているので、帰るときに感想を聞くのが楽しみです。普段映画を観る側の私が、映画に出演するのはとても不思議な感じがしましたが、この経験を活かしてこれからもいろいろなお仕事にチャレンジしていきたいと思っています」
Writing:渡邊玲子
MOVIE
7月30日(金)劇場公開
7月16日(金)ABEMAにてドラマ(全8話)放送スタート
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