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シリーズ累計200万部を超える大人気の推理小説シリーズ同名小説を、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』などで知られる河合勇人監督が実写映画化した「都会(まち)のトム&ソーヤ」が7月30日から全国公開される。主人公・内藤内人のクラスメイトで、ミステリアスな真田志穂を演じる渡邉心結に、撮影の舞台裏や本作の見どころについて語ってもらった。

いつか野球の腕前を生かした役柄や作品にも参加出来たらいいなと思っています!

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―― 2019年に開催された「スターダストプロモーション 第1回 スター☆オーディション」で女子グランプリを射止め、本作が映画デビューとなる渡邉心結。まずはグランプリに選ばれた時の心境から訊いてみた。

「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、本当にビックリしました。最初はすごく緊張していたのですが、ありがたいことに一緒にオーディションを受けたメンバー皆が緊張を和らげてくれて……。もちろんお互いライバルでもあるんですけど、『誰が受かっても皆で応援しようね!』って、とてもいい関係でいられたんです。授賞式でプレゼンターを務められた北川景子さんにもお会いしたのですが、『こんなにきれいな女性を初めて見た!』と興奮して、思わずときめいてしまいました」

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―― 「都会のトム&ソーヤ」は、自称“平凡”だが、実は類い稀なサバイバル能力を持つ内藤内人と、果てしない夢を抱く大企業の御曹司・竜王創也による凸凹中学生コンビが、“最強のゲームクリエイター”を目指して「都会(まち)」を舞台に冒険に繰り出し、友情を育む物語。グランプリの副賞として本作への出演権を手にした渡邉は、どのような準備をして、初の映画撮影に臨んだのだろうか。

「私が演じた真田志穂は、城桧吏くん演じる内人のクラスメイトで、一見したところ何を考えているのか分からないミステリアスな女の子。役作りのために家でも眼鏡をかけてみたりしながら、真面目な時と笑う時のメリハリを出せるように練習しました。志穂には未来を予測する『時見』という能力があるのですが、おとなしくて真面目な優等生タイプの完璧な女の子で、普段の私とは全然違うので、演じるのはとても大変でした」

―― さらに撮影現場の雰囲気について、渡邉はこう語る。

「皆と仲良くなってお互いのお芝居についてもアドバイスしあったりしていたのですが、あまりにも盛り上がりすぎてしまって、河合監督からちょっぴり怒られました……(笑)。撮影中、誰か一人がセリフを間違えてしまうと最初から全部やり直しになってしまうところは、すごく大変だなと感じました。私が間違えて皆に迷惑をかけてしまったこともありますし、皆が笑うシーンでも一人だけ笑いをこらえて、真面目な顔をしなければいけないところが難しかったです。でも現場のスタッフさんたちに協力していただいているからこそ、私たちがお芝居させていただけるんだなと思って、すごく感謝しています」

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―― もともと原作のファンだったという渡邉。映画の中では、市原隼人、本田翼、森崎ウィン、玉井詩織という、スターダストの先輩らが演じる、世界的に有名な正体不明のゲームクリエイター「栗井栄太」が手掛ける新作リアルロールプレイングゲーム「エリアZ」に挑戦する。渡邉扮する志穂たち映画研究部のメンバーも、ゾンビのような風貌の謎の生命体「Z」に追い回される……という展開だ。

「小説の1ページ目から本当にすごく面白くて、一度読み始めたら止まらない。全巻どこから読んでもお話がちゃんと分かるのも、『マチトム』の魅力なんです。私は今までリアル脱出ゲーム をやったことがなかったので、まるで自分が体験してるような気持ちになりました。逃げている途中にZに上からマントを被せられそうになって、慌ててすり抜けたり、『健一くん助けて!」って叫んだりしながら、自分なりにお芝居をしていました」

―― 映画が完成したいま、改めて撮影を振り返ってどう感じているのだろうか。

「レッスンを含めると公開まで2年くらいかかったので、『本当に皆で作った作品なんだな』って感動しました。『映画ってこうやって出来上がるんだ!』って思うと、とても感慨深かったです。自分の演技を見て『まだまだだな』と感じる部分もあったので、これからもっと成長していきたいなと思っています。この前ミュージカルにも挑戦したのですが、ミュージカルはまた映画とは全然違う感覚がありました。クランクアップしたときに皆で感動して泣きすぎて、次の日にめちゃくちゃ目が腫れちゃいました(笑)。『マチトム』は私にとって初めての映画ですし、同年代の子たちと一緒に出演したこともあって、きっと一生忘れられない思い出になると思います」

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―― もともと「永野芽郁さんに憧れてスターオーディションを受けた」という渡邉に、これからやってみたい役柄についても訊いてみた。

「私は小学校3年生から小学校5年生まで野球をやっていたんですが、このお仕事を始めるにあたり野球は辞めてしまったんです。なので、いつか野球の腕前を生かした役柄や作品に参加出来たらいいなと思っています。あとは、“クラスメイトをいじめる女の子”など、今回の優等生の志穂とは正反対の役柄もやってみたいです」

―― では、改めて作品の見どころを!

「『都会のトム&ソーヤ』は、観ると自分までワクワクドキドキして引き込まれてしまうような、素晴らしい作品になっているのでぜひご覧いただきたいなと思います。今日の完成披露試写会には家族が観に来てくれているので、帰るときに感想を聞くのが楽しみです。普段映画を観る側の私が、映画に出演するのはとても不思議な感じがしましたが、この経験を活かしてこれからもいろいろなお仕事にチャレンジしていきたいと思っています」


Writing:渡邊玲子

インフォメーション

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(C)2021マチトム製作委員会

MOVIE

『都会のトム&ソーヤ』

7月30日(金)劇場公開
7月16日(金)ABEMAにてドラマ(全8話)放送スタート


はやみねかおる氏の大人気推理小説「都会(まち)のトム&ソーヤ」シリーズが原作。平凡な中学生・内藤内人は、転校早々、大企業の御曹司・竜王創也に巻き込まれ、街中を舞台にしたリアルRPG「エリアZ」にクラスメイトの堀越美晴とともに参加することに。閉ざされたエリアのどこかにあるヒントを元に謎を解き、制限時間内に街を救うことができるのか……。

▼公式サイト
https://machitom.jp/



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