「私には6つ歳が離れた兄と3つ離れた兄がいまして、仲は悪くはないと思うのですが、かといってシンと桜子のようにすごく仲が良いというわけでもなく……(笑)。お互いのことはあまり干渉しない間柄です。ちょうど『みなと商事コインランドリー』の撮影が始まるくらいのタイミングで、一番上の兄にも相談するようになったのですが、撮影現場では実の兄以上に優しく受け止めてくださる西垣さんに、公私に渡りいろいろ相談にのっていただいています(笑)。現場の雰囲気も盛り上げてくださるし、西垣さんはまさにお兄ちゃんみたいな感じです」
「台本を読む前に原作を購入して読んでみたのですが、BLコミックが原作ということで、『結構過激なシーンもあるのかなぁ』と勝手に身構えていたら、絵柄もすごく可愛いですし、とってもピュアな世界が描かれていて。晃さんとシンのやりとりを見ていると、思わずキュンキュンして、キャーッ(照)ってなる感じでした(笑)。登場人物たちがとにかくみんなカッコいいんです!」
「台本を読んで『こんな風に漫画から映像になるんだ!』って、すごくイメージが膨らみました。しかも演じるのが草川拓弥さんと西垣匠さんだと聞いて、『めっちゃ原作のイメージ通りだ!』と思いましたし、撮影中もモニターを見ながらずっとニヤニヤしていました(笑)」
「草川さんは、最初はちょっぴり近寄りがたい印象があったのですが、現場で子役の方にすごく優しく接している草川さんの姿を見て、『クールな見た目と優しい中身のギャップも素敵だなぁ』と感じました。その姿を見てから草川さんともだんだん話せるようになりました」
「柊先生は、建築オタクで少し変わり者キャラなんですが、塾の授業中にちょっと斜め下から見上げる柊先生は本当にカッコいいので、桜子が憧れてしまう気持ちもわかります(笑)。稲葉さんご本人も、役柄のイメージと同様に最初はクールな方なのかなと思っていたのですが、桜子が先生にコインランドリーでお菓子を渡すシーンを撮影する際に、私がやらかしてしまって……(笑)。リハーサルの段階で勢い余って頭を洗濯機の角にぶつけてしまい、『痛~っ!』って声を挙げたら、稲葉さんに『え~っ!? そんなことある? このドラマのヒロインだよ(笑)?』って思いっきり笑われてしまいました。でもそのおかげで一気に距離が縮まって、いい雰囲気で撮影が出来ました。その模様はメイキングカメラにはバッチリ収められているようなんですが、『恥ずかしいのでここだけは絶対使わないでください!』とお願いしてあります(笑)。私の人生初の告白シーンもあるので、ぜひご注目ください!」
「物語が進むにつれてだんだんと明らかになっていくのですが、香月家の人たちはとにかく人が良すぎるんですよ~! 私も自分の気持ちは大切にしつつ、好きな人の幸せを願えるような大人になりたいです。“紅一点”の役どころではあるのですが、現場で皆さんがたくさん話しかけてくださるので、女の子一人で孤独だと感じたことは一度もなかったですし、あれほどイケメンに囲まれる生活は、普通なかなか経験できるものじゃないですから(笑)。今回はBLがメインですが、これだけ周りに素敵な男の人が大勢いれば、きっと桜子にも恋のチャンスは沢山巡ってくるんじゃないかな(笑)」
「実は小さい頃からダンスはずっとやっているんですが、こういったいわゆるダンス動画を撮ったのは、今回が初めてかもしれないです。動画の撮影を間近で見ていた(本作のチーフ演出を担当する)金井監督が、私のダンス姿をすごく褒めてくださったのが印象に残っています(笑)。いつか本格的なダンスを作品内で披露できる機会があったらいいなと思っています」
「住宅街に実在するコインランドリーがロケ場所になっているのですが、ドラマの撮影中は外看板がずっと『みなと商事コインランドリー』に架け替えてあるんです。原作やドラマのファンの方々にとっても、聖地巡りができるスポットになるんじゃないかなと思います」
「実は、午前中に『みなと商事コインランドリー』を撮影してから午後に『教祖のムスメ』を撮影した日が数日だけありました。さすがに頭がゴチャゴチャになるかなとちょっと不安だったのですが、現場の空気と共演者の方々やスタッフの皆さんのお陰で、一瞬で“『みなと商事~』の香月桜子”から、『教祖のムスメ』の“湯田いちか”になることが出来て驚きました。自分の力だけでは絶対そこまで上手く出来なかったと思うので、『お芝居は一人だけでやるものじゃないんだな』『現場の影響力が大きいんだな』と改めて実感することができました」
Writing:渡邊玲子
TV
毎週水曜深夜0:30~
テレビ東京系
動画配信サービス「Paravi」で毎週水曜夜9時より毎話独占先行配信中
pagetop
page top