「もともと兄が大ファンで、原作を全巻持っているんです。私も借りて読んでいたので、出演が決まったときはうれしかったです。美晴は、しっかり者だけど、どこか抜けているところもある可愛らしい女の子というイメージがありました。私とは正反対かな(笑)。キラキラした女の子の感じを出したいと思って、普段よりも声のトーンをあげて演じました」
「今回はヒロイン役ということで、ありがたいけれど気恥ずかしさもありました。私自身はヒロインという柄じゃないなと思っているので(笑)。でも、リハーサルを重ね、みんなで演じていくうちに周りから『いいね』と言っていただけてうれしかったです。ただ、素の自分とは違うので、完成した作品を見て恥ずかしいところもあります」
「同級生を演じるみんなとは、リハーサルから撮影本番まで楽しくお芝居ができました。なかにはこの作品が初めての映画出演という人もいて、緊張しながらも真剣に取り組む姿を間近で見て、私ももっとがんばらなくてはと思いました。みんなの向上心に刺激を受けて、『こういう動きはどうですか?』『こんな風に言うのはどうでしょうか』と提案させていただきました。今までのお仕事でも自分なりに考えて演じてきましたが、口に出して提案することはなかったんです。美晴っぽい動きを提案できたのは、大きな一歩だったと思います。桧吏くんと大地くんは映画のなかでは凸凹コンビですが、普段は似たもの同士という感じがします。明るくて、ふざけているけれど、やるときはビシッとやる。撮影を重ねるうちにふたりの絆が強くなっていくのを間近で感じることができました。撮影の合間は学校の休み時間みたいに、ゲームのこととか他愛もないことを話していました」
「市原さんからは『がんばってね』と声をかけていただきました。本田(翼)さんはやさしく、大地がボケるとちゃんとつっこんでくれて。玉井(詩織)さんは、私たちの目線に合わせて話をしてくれて、撮影の合間には一緒に遊んでくれました。森崎(ウィン)さんは、創也のセリフである『ザッツライト』の発音を教えてくれました。みなさんクリエイターらしいオーラがあって素敵でした!」
「私も普段からゲームをするのが好きで、休みの日は1日中没頭していることもあるくらい。いつかゲームの主人公になれたらいいなと思っていたので、映画ではありますがリアルにゲームを楽しめたのが楽しかったです。映画のなかでは、謎を解くだけではなく、Zから逃げるために走ったり、高いところから飛び降りたりと頭だけでなく体力もたくさん使いました。ハードなシーンも多く、私にもっと体力があれば……と何回も思いましたね。Zから逃げるシーンはハラハラして臨場感もたっぷりあると思います。きっと映画を観ている人も内人、創也、美晴たちと一緒に冒険をしている気分になれるはずです。創也と内人との間で揺れ動く美晴の気持ちにも注目してみてください」
「映画とは違って学校内での話もあるので、ザ・青春という感じが濃く出ていると思います。謎解きゲームに参加しているような感覚を楽しむこともできるので、映画とあわせてぜひチェックしてください」
Writing:岩淵美樹
MOVIE
7月30日(金)劇場公開
7月16日(金)ABEMAにてドラマ(全8話)放送スタート
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