「投票してくださったみなさんのおかげでSAKURAの舞台に立つことができる。だから今は感謝の気持ちでいっぱいなんです。一人一人にありがとうございますってお礼したいくらい。みなさんの期待に応えられるよう全力で取り組みます。この世界に入るきっかけもオーディションだったけれど、今回のWEB投票は初めてのことでした。投票期間中はずっと苦しくて緊張していて。今までの経験とはまるで違うものでした」
「日本古来の剣術や日本舞踊など日本には様々な文化や伝統芸能があって、それをステージの中に盛り込むことで、海外の方にももっと日本を知ってもらって好きになってもらえたら嬉しいです。私も日本で生まれて育ちながら知らなかった文化がたくさんありました。その勉強をしつつ、サクラという女のコを演じられたらと思います」
「サクラ自身はごくごく普通の女子高生。最初にサクラのイメージビジュアルを見せてもらったときに『私に似てるかも?』なんて思いました。黒髪のロングヘアですし。ただサクラは性格的には自信がなくて消極的なんです。それが和の世界に飛び込み日本の様々な文化に触れて、経験を重ねていくごとに強く成長していく。一歩が踏み出せない女のコがどんどん積極的になって変化する様子も見てもらえたらと思います。ただ、感情表現のほとんどはセリフではなく体の動きで伝えなくちゃならないので、そこが難しいところです」
「舞台では春夏秋冬の“四季”を通して、その季節を象徴するようなパフォーマンスを展開するんです。楽しくダンスする夏があれば、真剣に戦い武道をみせる秋があったりとすごくエキサイティング。JAPAN IN THE BOXのタイトル通りに、日本のすべての文化がつめこまれた“玉手箱”のような舞台。それを開いたら、想像もつかない色んなカタチで表現された日本のカルチャーが飛び出してきます。それが今までにない取り組みですし、海外の方から見たら日本の独特で不思議な文化を肌で感じてもらえるのかなって」
「お客さんを目の前にして、本番一発勝負の場所。稽古が始まるまでは厳しくて怖いイメージを持っていました。けれど実際にスタートしてみると、みなさんが温かった。わからないところは丁寧に教えてくださって、失敗を怖がる私に『練習のうちにいっぱい失敗して学べばいいんだよ』と声をかけてくださいます。それで気持ちがすごく楽になりました。真剣に、楽しく。そんな明るい現場です。サクラとして演じることはもちろんですが、半年間続いていくので途中で息切れしないよう体力も気持ちもしっかり作りたい。スポーツが好きだし、ダンスも小さい頃からやっていたので体力だけには自信があります!」
「もちろん初めのころは不安なことばかりでした。でも、今の私にとって演技をするのは幸せな時間なんです。セリフを覚えるのが精一杯だった頃もあったけれど、今は自分じゃない誰かになれるのがすごく楽しい。新しい役をいただけることは、自分にとっても挑戦。その積み重ねで少しずつ成長できているならいいなって思います。この前、いじめっ子の役を演じたのですが、自分的にすごくおもしろかった。もちろん人をいじめたことなんてないんですが(笑)、だからこそ普段できないキャラクターになれるのが新鮮でした」
「演技が好きだから、ひとつの役柄のとらわれないで、色んな役に挑戦していきたいんです。憧れの先輩は共演経験のある森川葵さん。元気な女のコもおとなしいコも幅広く演じられているのが素敵です。これから私もドラマや映画、たくさんの作品と色んな役柄に出会えたら幸せだし、そうなるよう努力を続けます」
Writing:長嶺葉月
STAGE
明治座にて上演中!
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