堀くるみ「ハイ! まず『軟体的なボヤージュ』ってタイトルが結構印象的ですけど、これは、人生の荒波をタコのように柔軟に軟体的に乗り越えようって意味が込められています。あと全10曲全て新曲で、いろんなジャンルの曲が入ってるんです。何にでもなれる柔軟なたこ虹って意味もあるんです。ほんまにジャンルの幅が広くて、クリエイターの方々もめちゃすごい!ドランクドラゴンの塚地武雅さんが作詞をしてくださったり、氣志團さんが曲を書いてくださったり、ほんまに豪華なアルバムになりました。このアルバムで、私たちの幅を広げることができたなって思います」
春名真依「曲の打ち合わせの段階から参加させていただいたり、私たちからこんな人にお願いしたいって要望を出させていただいたりもしました」
清井咲希「自分たちが思っていることを歌詞に入れてもらった曲もあったので、いつもより歌詞に感情移入しやすかったです」
彩木咲良「今回、アルバムを説得力のある作品にしたくて、自分たちも制作から参加させていただいたんですよ。もちろん、楽曲をいただいて自分のものにして歌うっていうのもいいんですけど、自分たちが発信したいってものがあると歌っていて気持ちがよりみなさんに伝わるなって。そこは制作の段階からみんなで考えて、周りの方に助けていただきながらアルバムを作っていきました」
春名「これは、一番最初に打ち合わせに参加させていただいた曲です。前作の「虹色進化論」を作っていただいたJeff Miyaharaさんに、例えば夜ひとりで歩いていても寂しくない、あったかい気持ちに包まれるような曲をお願いしたいですって伝えたんです。5人からみんなじゃなくて、メンバーそれぞれがひとりひとりに伝えるような曲にしたいと思ったので、それも伝えました。そこから音の制作にも最初から関わらせていただきました」
彩木「“みんな”じゃなくて“あなた”だからこそ、誰にでも当てはまる歌詞だと思うんですよ」
根岸可蓮「そこはこだわったよね」
清井「なので、聴く人によって“あなた”が違うと思うし、いろんな解釈ができるのかなって思います」
堀「聴いてる人たちには、ひとりひとり自分の“あなた”を思い浮かべて聴いてもらいたいなと思います」
清井「曲はゆったりめなんですけど、振りは結構激しいです」
春名「感情込める系のダンスにしていただいたので、メンバーの表現力がすごい見られると思います」
堀「今回フランス語の曲があるんですよ。「Boules de poulpes S’il vous plait」(読み、ブール・ドゥ・プルプ・シル・ブ・プレ)って、たこ焼きくださいっていう意味(笑)。私たちが、違う国の言葉の曲があったら面白いよねって話をしていたら、フランス語の曲をいただけて。でも、めっちゃ発音が難しかったです。出したことない音があるし、口が3つくらい必要やって思いました(笑)。曲の歌詞も全部フランス語で、たまに関西弁とか日本語が入ってるんですけど(笑)。でも、メロディがかわいいんですよ。歌詞は、恋にちょっと意地悪な女の子って、ちょっと小悪魔な感じなんです。これはフランスの方にも聴いてもらいたいです。なんならフランスに呼んでいただきたいです(笑)」
堀「ぜひ出たいですねー。かわいい小悪魔感を生でお伝えしたいです(笑)」
根岸「「私、ただ恋をしてる」っていう、前山田健一さんに作っていただいた曲があるのですが、これはメンバーの実体験を元にした曲になっています。って言うと、恋愛ソング?って感じになると思うんですけど、実は2次元への恋を描いてる曲。私たちアニメが大好きで、打ち合わせで前山田さんにアニメのトークをバンバンぶつけたら(笑)、それを元に素晴らしい曲にしていただきました。曲も、昭和チックでおしゃれな感じの曲になりました」
堀「2次元への愛あるあるみたいな感じだよね」
根岸「そう。彼氏に言ってるような言葉が並んでて、落ちサビで初めて2次元って言葉が出てきてネタバレみたいになっています。丸々聴いていただくと、2次元愛の出てるすごく面白い曲になるんです」
清井「私は1曲目の「Rainbow Plane」で、invisible mannersさんに書いていただいた曲。去年、スターダストプラネットのグループが集まって『夏S』をやったときに、私たちトリビュートでももクロちゃんの「BLAST!」を歌わせていただいたのですが、めちゃくちゃ練習して挑んだら、しおりん賞をいただいたりモノノフさんからもすごい反響があって、そのパフォーマンスですごい手応えをつかみました。「BLAST!」ってめちゃくちゃかっこいい曲だし、自分たちもこういう曲がほしいと思って、「BLAST!」を書いたinvisible mannersさんにたこ虹にも曲を書いてほしいって依頼をして、今回それが叶いました。曲を聴いて、やった!マジキタコレって思いました(笑)。イントロもこれから始まるぞ!っていうのが伝わるので、きっとワンマンライブの幕開けにふさわしい曲になるなって思いました。ツアーでも、ドーンと披露したい曲です」
春名「私は、氣志團さんに作っていただいた「ウエッサイ・ストーリー」です。氣志團さんは、ももクロさんやエビ中さんと共演することが多いんですけど、私たちも氣志團さん大好きなのでぜひ曲をお願いしたいなと思っていて。そしたら、ほんとに実現してびっくりしました。メンバーからのアイディアで、とことん氣志團さんっぽい曲をお願いしたいねってこの曲を作っていただいたんです。例えば、曲中にセリフが入ったり、イントロとサビ前にクラップが入ったり。クラップはメンバーの手拍子で録りました。演奏は氣志團さんがしてくださって、コーラスも入れてくださったんです。こんな豪華な曲ありますかってくらいの曲に仕上がっています。ほんとに氣志團さん感が詰まった曲になりましたね。野外フェスとかで、お客さんにクラップとかコールとかやってもらいたいなって。あと、氣志團さんって、ついて来い!的な歌詞が多いじゃないですか。この曲も、うちらについて来い!的な歌詞になっています。“オレたち”じゃなくて“あたしたち”って言わせてもらってるので、関西支部の女番長的なついて来いよ!って曲ができたと思ってます(笑)」
彩木「はい。曲とかライブでいつもお世話になっているCMJKさんと一緒に歌詞を書かせていただきました」
彩木「大好きでやりたいなと思っていました。ソロの曲で作詞させていただいたり、たくさん書き溜めていたのはマネージャーさんも知っていて、この曲はメンバーが書いたほうがいいってマネージャーさんが言ってくださって、書かせていただきました。たこやきレインボーの曲として、自分の歌詞が乗るのは嬉しいなって思いました」
彩木「テーマが星で、最初に浮かんだのが一番星。一番に見えるし輝いているから、うちらもてっぺんを取れるような存在になりたいなってイメージで書きました」
清井「キラキラしてるし、ほんといい」
堀「すっごく風景が浮かぶような歌詞なんですよ。これ絶対あのときのことだなとか、それがわかるんです。だから余計気持ちが入りやすくて、レコーディングのときも泣きそうになりました。咲良がブースの外で聴いててくれてたんですよ、作詞家さんなんで(笑)」
彩木「やめて~(笑)」
堀「それで、余計に気持ちが入りました。メンバーからみなさんへ、メンバーからメンバーへって歌詞なので、咲良、なんかほんまにちょっとすごい人みたいに思いました」
彩木「やっぱり、メンバーにしか見られない風景とかあるから、レコーディングでくるみが歌っているのを聴いてるときに私も泣きそうになりました」
堀「うわ~。でも、咲良めちゃ悩んで書いてたよな」
彩木「ご飯も喉を通らないくらいでした(笑)。やっぱり、大事なアルバムの1曲に自分の歌詞が入ることに緊張していたみたいで。でも完成したのを聴いたら、やって良かったなって思いました。メンバーの気持ちがギュッと詰まった歌になりました」
根岸「一番星っていっぱい出てくるやん。一番星を頂点ってあらわし方がほんとに素敵やなと思ったし、もっと自分たちも頑張って、この曲を背負って頂点目指していきたいなってこの曲を聴いて思った」
全員「うん!!」
彩木「なんか恥ずかしい(笑)」
春名「うちらは、褒めて伸びるタイプなんで(笑)」
根岸「大阪と東京であります。ツアーは、今回のアルバムの世界観を思う存分楽しめるツアーになります。1曲1曲の世界観がすごいので、たこ虹を知らない方でも曲に興味を持ってもらったら、ライブ全部を楽しめると思います」
春名「たこ虹のワンマンライブって、1曲ごとの世界観を大事にして演出もパフォーマンスもするので、曲を聴いてる人でも違う解釈だったり感じ方が全然変わると思います」
清井「曲の世界観がすごすぎて、照明とかの力のも借りないとできないものもあるので、今回のワンマンライブでしか聴けない曲も出てくると思うので、ぜひ来てほしいです」
堀「今年は年始早々、ライブやアルバムのリリイベとか、虹家族(たこ虹のファンの名称)に会いに行ける機会が多いんです。この感じで、今年はもっともっとたくさんの方にたこ虹を知ってもらいたいです。個人的には、何気にみんなでたこ焼きパーティーをしたことがないんですよ」
根岸、清井、彩木、春名「あるよ!!(笑)」
彩木「何を忘れてるの? 配信したやん! 咲良がたこ無理やから、たこ抜いて別の入れようとか話しながらやったやん!」
堀「…まあ、人間忘れることもあるってことで(笑)。今年はやってないので、今年もやりたいです。大々的に、虹家族全員でやりましょう(笑)」
根岸「たこ虹はどんどん成長してるので、もっといろんな表現ができたらいいなと思います。例えば、ライブで自分たちで楽器を演奏するとか」
堀「できる子もいればできない子もいます(笑)」
春名「自分たちで、演奏できたらかっこいいなって」
根岸「ね! ずっと話してたんですよ。できたらほんとにかっこいいと思うので、みんなで挑戦したいです」
清井「私はずっと言ってるんですけど、空を飛びたいんですよ~。でもドラえもんしかできないので、現実的にはスカイダイビングをしたいなって。たぶんね、やったら考え方も変わると思うんですよ」
清井「だから、スカイダイビングをするときはメンバーを誘って、みんなで最強のグループになろうと思います。みんな、私と一緒にスカイダイビングしよう!」
堀、根岸、彩木、春名「お断りします!!(笑)」
彩木「私はライブで、ポップアップとかステージが回るのとかフライングとかしたいなって思っています。それができるのは、みんなすごい人たちじゃないですか。それができるようにうちらも頑張らないといけないなって。あと、個人的には作曲にも挑戦したいなって思ってます。今、勉強してるんですけど、めちゃくちゃ難しくて全然できない(笑)」
彩木「ハイ。でも、スマホのアプリとかで作るんですけど、不協和音で全然曲として成り立たなくて(笑)。なので、これからもっと頑張ります。ギターもやってるので、作詞作曲して演奏できたらいいなと思います」
春名「たこ虹としては今のスピード感を保ちつつ、どんどん年末にかけて勢いを増していけたらと思ってます。個人的には、スタプラメンバーとの交流を増やしたい。今も、今度遊びに行こうねって言ってる人はめちゃ多いのですが、全部行きたいけどなかなか行けなくて。でも、有言実行したいです」
春名「特番で、TEAM SHACHIのハルちゃん(坂本遥奈)とユニバに行こうとか、ほーちゃん(秋本帆華)とアニメのイベントに行こうとか話しました。この間は、とき宣のおはる(小泉遥香)と一緒にご飯食べて遊びに行ったので、また行きたいです。後輩だと、いぎなりちゃんのわかちゃん(安杜羽加)と、仙台と大阪で遠いんですけどいつか遊ぼうって話してます。なので、スタプラメンバーともっと仲よく交流していきたいなと思います」
Writing:土屋恵介
ALBUM
2月27日(水)リリース
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