田中雅功「レコーディングの時は1曲ずつの作業だったので、完成して「あっ一枚のCDになってるな」という、ちょっと感慨深いものがありました」
髙田彪我「中学生のさくらしめじを“一旦締める”っていう意味でもそのタイトルになっているんですけど、中学生の集大成となるミニアルバムができて本当に良かったなって」
田中「『さくら〆じ』って、すごいぴったりだよね。アーティスト名と、中学生が終わって「また新しい一歩!」っていう意味でも」
髙田「本当にぴったりですよね。雅功はどの曲に思い入れがある?」
田中「『いーでぃーえむ』かなぁ」
髙田「おお!」
田中「曲自体が今までのさくらしめじにはなかった感じだから、サビ前のセリフもいつも通りの感じで言ってしまうと曲の良さが損なわれてしまうなっていうのがあって。そこでいかに今までとはまた違った自分を出せるかってところにこだわって、何テイクも録りました。CDにはバシっと決まったやつが入ってます(笑)!」
髙田「時間も結構かけたよね。曲の雰囲気づくりに。僕は『ゆめがさめたら』かなぁ。テーマとしては卒業の前の日の事を歌った曲で、実際僕らもこの春から高校生になって、中学卒業の気持ちとすごくリンクするというか、自分自身に一番近い曲。感情移入しやすかったです」
田中「レコーディングでは彪我が先に録った音を聞きながら僕のパートを録ったんですけど、彪我の歌がすっごい上手で!! 今までにない歌い方もあったりして、たとえば『ゆめがさめたら』とか『かぜいろのめろでぃー』とか。うわ、すごい……ってなって、僕のモチベーションも上がりました。「燃えるぜ!!」って感じで」
髙田「(照)。『いーでぃーえむ』も、ライブでは割とワイワイした感じで「おっしゃ盛り上がるぞ!!」って歌ってたけど、レコーディングのときはもっと違う、クールな感じのほうがこの曲はしっくりくるなと思ったり」
田中「今回のレコーディングではこういう風に歌ってみたらっていう指示はあったんですけど、最終テイクでは「自分の好きなように歌っていいよ」って言われて、そこで表現していく感じが楽しかったです。「おたまじゃくし」とかは割と自由にやっていいよって言われたので、より僕らしい歌が歌えたんじゃないかなって思います」
髙田「楽曲をいただいて、雅功とスタッフさんたちと細かいところを詰めて、だんだんと出来上がっていくっていう感じだよね。自分の中で一旦受け止めて、それから意見を出し合って」
田中「今回ジャケットにも結構こだわっていて、僕たちの裏設定があるんです(笑)。初回限定盤のほうが結成から今までの写真を詰め込んでいるので、僕らの中では「いままで盤」と呼んでいます。一方、通常盤は“未来を向いてこれからも頑張ります”という意味で「これから盤」。あと『さくら〆じ』という文字は二人で書きました。僕が「く」と「〆」」
髙田「僕が「さ」と「ら」と「じ」(笑)。「いままで盤」のほうの写真はオフショットも結構あるんです」
田中「ストリートの写真とか、懐かしいよね」
髙田「雅功の謎写真が多い(笑)」
田中「こうしてあらためて見ると、顔も声も変わったなぁって。『いくじなし』のCD聴くと全然違いますから。まだそんな昔っていう感じはしないけど……。恥ずかしいというよりは懐かしい」
田中「撮影の思い出は“楽しい!”しかなかった!!(笑)」
髙田「本当に町の方たちと撮影してるんですけど、街の人がみんな優しくて……」
田中「野球場に行って練習をされていたチームのみなさんたちと撮ったのが楽しかったなぁ。同年代の子が一生懸命頑張っている姿も印象的でした!」
髙田「あとやかんのシーン!本当に演技が上手かった、、!(笑)」
田中「それと、スタッフさんが僕たちのお面をかぶっているシーンあるじゃないですか。あれ、実は僕たちなんだよね」
髙田「そうなんですよ(笑)」
田中「監督さんからの提案だったんですけど、そういう遊び心も楽しかったです」
髙田「一番と二番の間のちょっとスローモーションになる部分あるじゃないですか」
田中「スローモーション?」
髙田「ほら、歩いてるところ」
田中「ああ! そこね!」
髙田「あそこ……好き。あとMV撮った後、初めて“打ち上げ”したしね」
田中「みんなで焼肉を食べたんですよ!! 生まれて初めての打ち上げ!! 地元の方のおススメの焼肉屋さんで、それがすごい美味しくて……。みんなでワイワイお疲れ様ってするの、ちょっと感動した」
髙田「タンがめちゃめちゃ美味しかった……」
田中「僕はあの打ち上げをきっかけにミノに目覚めました。今まで食べた焼肉の中で一番美味しかった……!」
髙田「ライブ中にTOKYO DOME CITY HALLでライブできるということがサプライズで発表されて、うそ………って、とにかく嬉しかった」
田中「僕はとにかくビックリでした。まさか自分たちがそのステージに立てるとは思わなかったので。嬉しさもありますけど、ビックリが大きかった。彪我と一緒に、もうそんな大きいステージに立ててしまうのかって」
髙田「だよね。高校生になって初めてのライブっていうこともあるし、新しいさくらしめじを見せたい」
田中「一曲一曲を大切に、お客さんひとりひとりに伝わるようにという気持ちはずっと変わらないだろうなって思います。それにプラスアルファで僕たちの成長した姿、一歩進んださくらしめじを見せていかなきゃなって」
髙田「今回、個人個人で初の作詞作曲をして、それを披露するんですよ。そこもぜひ注目してもらいたいです」
田中「一から一人で作ったね。いやぁ彪我の曲、いいですよ~(笑)」
髙田「全然、雅功さんのほうが(笑)。ずっと自分たちで曲を作りたいっていう思いはあって、今回それが叶ったのも嬉しい」
田中「個人の曲は今までも作ってはいたけど、きちんと形にするのは初めてですね。僕は歌詞が一番難しくて、それこそ5,6回作り直しました。歌詞って一言ニュアンスが違うだけで伝わり方が変わってしまうので、勉強になりました」
髙田「僕も歌詞は苦戦したなぁ。特に接続語の難しさ。自分が思った通りに伝わるって、本当に大変なんだなって感じました」
田中「自分たちで作詞作曲することは、僕ら自身が提案したことなので、思い入れも強くて。いやぁ2か月くらいかかったね~。前に二人で作った曲は10か月もかかりました!!」
髙田「他にもライブでは新曲たくさん披露します!!」
田中「とにかく「高校生初!」が一番のテーマ。一歩成長したさくらしめじを見せていけたらなぁって思います。高校生って何でも出来そうじゃないですか。どこにでも行けるし、何でもできるし、自由なイメージがある」
髙田「そうだよね~」
田中「高校生になって秘かにやりたいことは……登下校中の買い食い(笑)。コンビニで揚げ物とか肉まんとかチキンとか食べたい」
髙田「ドーナツもあるね(笑)」
田中「二人とも食べるの好きだもんね。特に彪我はグルメ」
髙田「僕は朝早く登校して、朝ご飯を学校で食べるのが夢」
田中「学校に購買があるんだけど、なかなか一年生にはハードルが高いんだよ~」
田中「このCDは今までライブではやっていたけど音源化されてなかったものを中心に収録されているので、本当にさくらしめじがいっぱい詰まった一枚になっているかなと。これを聴けば、さくらしめじのことが大体分かっていただけると思います(笑)」
髙田「『さくら〆じ』は一曲一曲全部色が違うというか、表情が違う。初回限定盤には今までのライブ映像が収録されたDVDも入ってます。初回限定盤、お得です(笑)」
田中「そしてこれからもたくさんライブがしたい。色んなところに行きたいです! 特に北海道……。北海道の美味しいものを端から端まで食べたいなぁ。ジンギスカン興味ある……」
髙田「僕、うにが好きなんで、海鮮食べたい! ライブで行けたら最高だよね」
Writing:西澤千央
ALBUM
発売中!
LIVE
開催決定!
pagetop
page top