「ドラマのお話をいただいた時にインパクトがあって見ただけで「これ何て読むの?」っていう変なタイトルにしたくて、1日中ずっと考えていたんです。寝る前にやっと『YY』っていうタイトルが浮かんで。見栄えもいいし、ワイワイって読めるじゃんって。タイトルと一緒にサビの部分が思い浮かんで、しかも良かったのでそれをそのままSUNNY BOYの所に持って行って「ブラッシュアップしてください」とお願いして、二人で作りました。いつもタイトルを決めるのに時間がかかるんですけど、タイトルができたら楽曲制作が早いんです。今回も4時間くらいで良いなと思う曲ができて、タイトル通りワイワイ楽しいだけの制作時間でした」
「今まで明るい曲を書いてこなくて、曲を作るにあたって自分と全く違う感性の人とやってみたいなと思っていたんです。これまでK-POPをあまり聞いたことなくて、安室奈美恵さんやBTS、BLACK PINKなどすごく人気のあるK-POPや洋楽のアーティストをやられているSUNNYさんと自分が大好きな歌謡曲が交わったらどうなるんだろうと思って、紹介していただきました」
「いつも自分でアレンジまでしているんですけど、今回はSUNNYさんとアレンジも一緒に平行にやりました。パソコンの中に入っているアレンジの音源が一人一人全然違っていて、自分が持っているものをSUNNYさんは持っていなかったり、SUNNYさんが持っているものを自分が持っていなかったり。SUNNYさんのライブラリーから音を選んでいくのが楽しくて「こういう音を使ったら壮大になるんだ」というのが一番勉強になったし、歌を引き立たせるブラスの入れ方を学びました。SUNNYさんをきっかけにK-POPやビルボードのヒットチャートに入る曲を聞くようになって、一時期はBTSの『Dynamite』ばっかり聞いてました。SUNNYさんは英語や韓国語の和訳もやられていて、話を聞いたら普通の作詞方法とは違って、どういう風に韻を踏んだりすると良いとか、すごく面白いなと思って。私も和訳に挑戦したいので、韓国語や英語を覚えたいと思いました。ぜひ仕事のご依頼お待ちしています(笑)」
「今まではキーを気にしたことがなくて、作っている時はアドレナリンが出ているので歌えるんですけど、いざライブで歌うと「全然声が出ない」と思うことがたまにあって。今回はSUNNYさんと「ロイはここの音程が綺麗だから伸ばそう」と意識しながら作ったので、カラオケで歌いやすいような曲になったと思います」
「すごく面白くて、ハマリました。普段、『ドラゴンボール』とか『NARUTO』とかバトル系のものしか見なくて、日常を描いた人間味のある漫画を初めて見たんですけど、コメディ多めだけどちゃんとシリアスも挟まれていて、その塩梅の良さやテンポ感にハマって続きが気になって夜な夜な寝ないで読んでいました。元エース刑事の藤さんとひよっこ警察官の川合ちゃんの二人の関係が素敵なんです」
「自由にやって良いと言われたらやりたいことがありすぎてめちゃくちゃになっちゃうと思うので、ドラマを見て自分がどう感じるとか、登場人物の中では自分と一番心が通じるのって誰なのかとかそういうことを考えて作っていくのが好きだし、早く楽曲ができますね。映像が浮かばないと曲を作ることができないので、今回は戸田恵梨香さん演じる藤さんと永野芽郁さん演じる川合ちゃんが制服でなく私服でプリクラ撮ったり、カフェに行ったり、遊んでいるのを想像しながら書きました。“アンバランスなダンス”という歌詞があるんですけど、それが浮かんだ時に「そーだな、自分にも仲の良い友達がいて、『ハコヅメ』の二人のように真逆ではあるけど、通ずるものがあってそういう関係って好きだな」って思ったんです。普段曲を作るときは例えば『キルビル』の日本刀持っている女の子の歌詞を書いたらどうなるかな、とか主人公を想像して制作することが多いです。以前『ストロベリーナイト・サーガ』のオープニングテーマをやらせていただいて、その時は警察の苦しい部分や闇の部分が描かれていて面白くて原作にハマったんですけど、今回は逆に警察の楽しい部分が描かれていて『ストロベリーナイト・サーガ』で陰をやったので、今回陽ができたのかなと思います」
「泣きそうで興奮してあんまり記憶がなくて、あとでTVer.で見直しました(笑)。戸田恵梨香さんがずっと好きだったので「トッティ主演ドラマで私の曲流れとるわー」と思ってすごく感動しましたね。永野芽郁さんも可愛すぎて、本当に嬉しかったです。周りも「ドラマ面白い」って言ってくれる人が多くて、“『YY』は今までと違って疾走感があるけど、ロイっぽいね”と言われて嬉しかったです」
「コロナの期間中に引きこもって「61Filer」というカバー企画で61曲の楽曲をカバーしたんです。寿命が10年くらい縮みましたね(笑)。でも制作細胞が増えた感じです。Tik Tokをやって、『ラムのラブソング』や『チャイナアドバイス』などがみんなに知れ渡ってこういう人との関わり方もあるんだなって知りました。私の知らない音楽知るきっかけにもなったし、私が発信することもあって五分五分の関係だなと思います。SNSの幅の広さを知りました。『少女B』という曲をコロナ禍に全部一人で作ったんですけど、これを作った時に“もうちょっと音楽って自由でいいんだ”と思ったんです。MVもTik Tokで見つけた絵が素敵な方にお願いしたり」
「“自分がこういう風に思ったから”とか“悲しい気持ちだから”で曲を作ろうとは思わなくて、お笑い見たり、ラジオ聴いたり、かわいい女の子見たり、いい映画見たり、いい音楽聴いたりした時に“私も作りたい”って思うんです。この絵に合う音楽を作ろうとか、映画を見て思ったことを歌詞にしたり、全部エンタメやアートが原動力なんです。なので、普段からたくさんいろんなものを見ようとしています。特にM-1見た後は何曲も作ろうと思います。だって、その人たちの方が大変だし、頑張ろうとしている人をみると私も頑張ろうと思えるので」
「ゴダイゴがめちゃめちゃ好きです。大人が聞いても子供が聞いてもすごい夢で溢れる壮大さがあるなと思って。でも別に壮大にしようと思うんじゃなくて、ナチュラルにそうなっている。“バイブス作っています”という感じが好きで、楽器も全部遊んでるんです。私もそういう音楽を作りたいなと思います。あと昔のアニソンがたまらないです。“遊び心の塊”、これぞキャッチ!うる星やつらの「私が誰より一番」や、ひみつのアッコちゃんの「そいつの前では女の子」とか作品のパワーワード使ってくるし、しかもそれをおじさまが書いている。“なんで女心がわかるんだろう”、“天才や“って思います。昔のアニソンにすごくロマンを感じるんです、最高です!自粛期間中にずっと『らんま1/2』見ていて、「らんまと結婚する!」と言いながら寝る時にらんまの歌を大声で歌っていました。今思うと近所迷惑ですね(笑)」
「『YY』はコロナ禍で友達に会えないとか帰省できないとか色々あるけど、自分は曲を通してワイワイしたいし、「希望だよ」「支えてあげるよ」「前、向こうぜ」って励まし方は自分がネガティブだから向いていないと思っているので、逆に怠けたって自分を責めないで良いじゃん、と思って書いた曲なので、それくらいの軽い気持ちで生きていいんだと思って聞いて欲しいです。“夢を持たな”でなく、“好きやからやろう”の方がいいと思うので、そう聞いて欲しい。歌詞にもあるように「如何しようもなくてへっちゃらよ」って気持ちでいて欲しいです」
DIGITAL SINGLE
7月21日(水)Digtal Release
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