「『ZIP!』はちょうど学校に行く前の時間帯に放送されている番組なので、もはや僕の生活の一部になっているというか。普段いつもリビングで朝ご飯を食べながら観ている番組なので、出演が決まったときは家族みんなで『お~っ!』って盛り上がりました(笑)。ちょうど『ZIP!』が終わるタイミングで家を出ていたので、僕の中ではルーティーンになっていて。僕自身も現役高校生なので、これまでの学生生活を通じて自分自身が体験してきたことを活かしながらお芝居ができたらいいなと思います。曜日ごとに主人公が違う上に、一話約8分のドラマというのは僕にとっても初めての経験。リレー形式なので、視聴者の方々に『明日も見たいな』と思ってもらえるようなドラマにしていけたらいいなと思っています」
「とりあえずいま持っているお金を全部使い切ります(笑)。仲の良い友だちとご飯を食べて話して、最後は思い切り『バーン!』って楽しみたいです。『地球滅亡までのカウントダウン』と聞くと、SFみたいに壮大なお話のように聞こえるかもしれないですが、このドラマの登場人物たちを取り巻く状況は、実はそれほどぶっ飛んだものではなくて、むしろわりとリアルで現実味のあるエピソードになっていると思います」
「いま僕の頭のなかにパッと思い浮かんだのは、学校の時間割です。僕は運動が好きでもともとバスケをずっとやっていたこともあって、体育でバスケをやれる日はめちゃくちゃテンションが上がるんです。毎週火曜日は3、4時間目に連続で体育の授業があるので、僕にとっては運動した後においしくご飯が食べられる幸せな日(笑)。最近はお仕事で土日休みという感覚があまりないですが、それでも土曜日は何だかちょっとワクワクします」
「『ドラゴン桜』で大活躍されていた南さんと今回の現場でご一緒できるのは楽しみですし、どんなお芝居をされるのかすごく気になります。僕もTVerでオーディションの模様に密着した特別番組を観ながら『現場で一緒にお芝居をしたらどんな感じになるのかな』って想像したりしているんです。同じ台本の同じセリフを話していても、芝居の中にその人のクセや個性みたいなものがふと見える瞬間があるというか、『この人はきっと普段からこんなふうに過ごしてるんだろうな』とか、芝居を通じて素顔が垣間見れたりするのも面白いです。実は僕自身つい無意識にやってしまうクセがあるので、それを思い出したりもしていました」
「僕自身はできるだけフラットな状態の自分でいるように心がけています。もしかしたら猫を被ったりカッコつけたりした方がオーディションに受かる確率は上がるかもしれないですが、取り繕った状態の自分でありがたいことに『合格です!』と言っていただいたとしても、現場で最後までそのキャラクターを貫き通すのは大変なので。『僕は普段こんな感じです。でもお芝居する時はこんな感じです』みたいな、なるべくいつもの素の状態の自分と、お芝居をしているときの自分を見て選んでもらえたらいいな、と思っています」
「今まではできるだけカメラの存在を気にしないでお芝居をすることが一番大事なのかなと思っていたんですけど、最近それもちょっと違うなと思ってきて。本当にお芝居の巧い役者さんは、たとえどんなに縛られた環境下であっても、常に自由にお芝居をされている。『こちらのカメラに良い角度で映るように芝居してください』とオーダーされても、違和感なく自然な身のこなしをされていることに気付いたんです。制限された中であっても、逃げずに自分なりの芝居をするのが次のステップなのかなって、最近思うようになりました」
「デビュー作の『MOTHER マザー』で長澤まさみさんとお芝居させていただいた際に、テストでは全然泣けなかったのに、いざ本番で長澤さんの本気の芝居を目の当たりにして、思わず泣いてしまったことがあったんです。息子役の僕が母親役の長澤さんにビンタをされた後にすがりつかれるシーンなんですが、本番では思い切り叩かれましたし(笑)、長澤さんもテストよりも一層気合を入れて芝居をされていたので、僕も瞬間的に感情が揺さぶられて泣いてしまった。お芝居のすごさを身をもって知ったというか、『目の前にいる相手のお芝居さえ変えてしまえるなんて本当にすごい!』と驚いて、『いつか僕も目の前の人の心を動かす芝居ができるようになりたい』と思いました。もちろんまだ出来てないですし、簡単に出来るとは思っていないのですが、それが現時点での僕の目標です」
Writing:渡邊玲子
TV
※火曜日の主演
日本テレビ系
3/1(火)スタート
「ZIP!」内 月曜~金曜7:50頃(全23話)
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