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男性7人組ダンス&ボーカルグループ「超特急」のカイこと小笠原海。俳優としても頭角を現しつつある彼が、今夏話題の映画『東京喰種 トーキョーグール』で大作映画の世界へ身を投じる。本作で演じるのは、窪田正孝演じる主人公、カネキの親友・ヒデという大役。もともと原作の大ファンだったという小笠原が今作の魅力、窪田正孝ら共演者から受けた刺激を語る。

大好きな『東京喰種』を作っている現場にいられることが幸せでした。

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――原作は、人間を捕食する異形・喰種(グール)をテーマに描く、石田スイの人気コミック「東京喰種 トーキョーグール」。小笠原は、原作の大ファンだったという。

「超特急のメンバーのユーキに教えてもらって読むようになりました。キャラクターがカッコイイとか、アクションがすごいとか、人間の姿をしているけど人間じゃないという設定が面白いから読んでみてって勧めてもらって。読んでいくうちに、人間と違う種族に焦点を当てることによって、人間らしさとは何かとか、人間は自分達の障害となる、この作品でいうと喰族を排除しようとする、ある意味残酷な生き物だという、僕たち人間に問いかけるようなメッセージ性に惹かれました」

――原作愛を熱く語る小笠原。出演が決まった際の気持ちを、「嬉しすぎて、飛び跳ねました(笑)」と茶目っ気たっぷりに話す。

「事務所でこの話を聞いて飛び跳ねました。そして、その場にいた人全員とハイタッチしました(笑)。最初、マネージャーさんが「人間の役みたい」って説明しかしてくれなかったんです(笑)。で、その後ヒデだとわかって、そんな重要な役を僕でいいのかなって。本当に嬉しかったです」

――演じるヒデは、主人公、カネキの親友で、カネキにとって非常に重要なキャラクターだ。

「ヒデはカネキが人間としての心を保つ上で大事な存在です。僕は何があってもカネキの味方でいること、カネキのそばにずっといたいという気持ちを大切にしました。また、ヒデはカネキと一緒の過去しか描かれていないので、ヒデの過去や家族構成など描かれていない部分のことを考えました。なぜヒデはカネキと仲がいいのか、なぜ親友になったのか、なぜカネキと一緒にいて面白いのか。カネキは本ばかり読んで地味な人。一方、ヒデは明るくて人気もあったと思うので、対照的だからこそ惹かれるのかなって想像しながら演じました」

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――ヒデを演じる上では、萩原健太郎監督の言葉も大きかった。

「ヒデはカネキにとってある意味太陽な存在なので、カネキを照らせるようにとも思いました。これは撮影初日が終わったあと、監督からいただいた手紙に、ヒデは太陽のような存在だと思うので、そこを考えて自分の中で噛み砕いで次の現場で見せてほしいと書いてあったことが大きいです。わざわざお手紙を書いてくださるなんてなかなかないと思うので、嬉しいと思うと同時に改めて監督の作品にかける思いを感じて僕も全力で応えたいと思いました。また、ヒデは普通の人間で、作品の中で最も色がある人だと思いました。キャラクターを色で例えるならカラフルな人ですね。本当に普通でどこにでもいる大学生の子って感じなので、強く居ようというよりは、カネキには何も考えず、気負わず、自然体でいようと思いました。あと、髪色もこだわりました。金髪なんですけど、オレンジがかっているカラーリングで、毎日「今日の髪型です」ってマネージャーさんに送って、現場に入る前、髪が伸びて変わっていたら色を入れてキープしていました」

――ヒデと自分自身の共通点は?

「空気を読んでいないようで読んでいるところが似ていると思います。ヒデはすごく勘が鋭くて、ちょっとした違いにも気がつく人なんです。僕もヒデほどじゃないけど、空気の違いには気がつく方かなと。絶対違うのは、女の子が好きなところ!(笑)。ヒデはトーカちゃんにすごい詰め寄っていて、それは僕にはできないなと思いました(笑)」

――カネキを演じる窪田正孝とは初対面だったが、長年の親友という空気感も重要な要素ゆえ、コミュニケーションを密にとったと振り返る。

「ヒデとカネキは小学生のときからの仲で、10年間の関係性が言葉の端々から感じられないといけないなと思ったので、窪田さんとは空いている時間にたくさんお話させてもらいました。好きな食べ物など他愛もない話から作品作りに対する思い、そして演技のアイデアもいただいて。自分のシーンがない日も現場に行かせてもらって、窪田さんのお芝居からたくさんのことを学ばせてもらいました。窪田さんは、とにかく役へのアプローチの仕方がすごい方。こういう役者さんになりたいって、憧れを強く感じました」

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――苦労したことを尋ねると「なかったです」と笑顔で即答。

「苦労を苦労と感じないというか、あまり大変だと思わないタイプなんです(笑)。この作品では、やったことがないことばかりですべてが楽しかったです。これほど規模の大きい作品で大事な役をいただくこと自体初めてのことで緊張感はありましたが、現場に入ってから、共演のみなさんとたくさんコミュニケーションをとりたいと思ったので、タイミングを見計らいながらたくさん話しかけました。話しかけてもらうのを待っているだけでは何も始まらないと思って。スタッフさんともたくさんお話させてもらいました」

――言葉の節々に、作品と役への愛情があふれている。

「『東京喰種』を作っている現場にいられることが嬉しかったですし、いろんなところで原作やアニメの話をして、その空間にいられることが幸せでした。「あんていく」の中に入れたこともたまらなかったです(笑)。原作ファンとして、『東京喰種』という世界が自分の中で広がった気がして。最初は漫画、アニメでも心情描写がすごいリアルでこんなに生々しい作品があるのかって思ったんですけど、それを生身の人間がやることによって、よりリアルとなり、説得力が生まれる。残酷な部分もあって、喰種は怪人というか化け物にしか思えないけれど、愛があったり、仲間を思ったり、美しいと思いました。映像美も素晴らしいので注目してほしいです。ヒデを演じていて嬉しかったこともあって。撮影期間中に雑誌の付録で1話のリメイクが出た際、スタッフさんが「あれマジでカイくんじゃない?」って言ってくれて、すごく光栄だと思いました」

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――大作の現場を経験して、変化も感じているという。

「やる前よりも肝が据わった気がします。堂々とできるようになりましたし、仕事に対する考えも変わりました。“小笠原海”としてやる仕事の重要性だったり、それをグループにどう持って帰れるかを考えるようになりました。個人の仕事をすることによってグループを引っ張りあげられる存在でいたいなと思います」

――最後にメッセージを!

「超特急のカイとしての概念を捨てて、俳優、小笠原海として見てもらえたら光栄です。これからもどんどん役者のお仕事もやっていきたいです。この作品では、自分のやったことのないことばかりで自分の価値観や世界観が広がっていく感じがあって、楽しくて貴重な経験をさせてもらいました。僕というフィルターを通し、俳優としては作品のメッセージを、超特急としてはダンサーとして踊ることによって楽曲のメッセージ性を発信できる人になりたいです」


Writing:杉嶋未来

インフォメーション

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(C) 2017「東京喰種」製作委員会 (C) 石田スイ/集英社

MOVIE

『東京喰種 トーキョーグール』

2017年7月29日(土)世界公開


人間を捕食する異形・喰種が潜む東京を舞台に、ある事故を契機に半喰種となった青年カネキの運命を描く。メガホンを取るのはCMやPVを中心に活躍してきた俊英、萩原健太郎。主演に窪田正孝。ほか清水富美加、鈴木伸之、桜田ひより、蒼井優、大泉洋ら豪華なキャストが集結。

▼公式サイト
http://www.tokyoghoul.jp/


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