吉田仁人(以下・吉田)「今回のアルバムタイトルを聞いて、妙にしっくりきた印象がありました。7人体制になってからアルバムを出すには早いなって思ったりもしたんですけど、でもタイムカプセルって今完成するものではなくて、後になって残っていくものだから、5年後、10年後に振り返ったときに、このアルバムを出して良かったなって思えるような、そんなアルバムにしたいなという気持ちを込めて制作しました」
曽野舜太(以下・曽野)「実はこのコンセプトは僕が考えたんです!」
塩﨑太智(以下・塩﨑)「アルバムのコンセプトを決めるときにみんなで話し合いをしたんだよね」
曽野「僕が、一つ一つの曲を大切に宝石のようにして、それが集まって一つの宝箱みたいにしたいって言ったんです。そうしたら他のメンバーも、そうだよねって言ってくれて。それをプロデューサーさんが汲み取ってくださって、アルバムタイトルは『Time Capsule』ですが、リード曲が『My Treasure』という曲になりました。だから、たくさんの宝石が集まって、一つの宝箱みたいなアルバムになっています!」
山中柔太朗(以下・山中)「新メンバー(曽野、山中、琉弥)の意見を取り入れることはM!LKとして挑戦だったと思うし、僕達からしたらすごく嬉しいことでした。先輩、後輩っていう関係性はありますけど、なんでも言い合える、良い関係を築けているのかなって」
琉弥「そうですね」
曽野「本当にその通りです」
塩﨑「本当にその通りですねぇ」
一同「あはは(笑)」
佐野勇斗(以下・佐野)「でも、あまり後輩って感じがしないんですよね。3人が大人っぽいし、しっかりしているっていうのもあると思うんですけど」
塩﨑「柔くんとか自分より年上なんじゃないかって思っちゃうよね(笑)」
佐野「逆に学ぶことが多いぐらい(笑)」
塩﨑「本当にそう(笑)」
佐野「僕自身も、そんなに後輩だって思ってないですし、舜太とかも僕たちのことそんなに先輩って思ってないでしょ?(笑)」
曽野「まぁ、生まれた時間の違いですよね(笑)」
一同「あはは(笑)」
塩﨑「舜太はこれから敬語だな!(笑)」
曽野「まぁまぁ(笑)、でも本当にこういうことを言い合える関係なんです」
山中「本当にそうだね。仲良くなきゃ言えないもんね(笑)」
佐野「M!LKには既存曲もいっぱいあるんですけど今回、ワンマンライブをやるにあたって、新曲を含め、短い時間の中で自主練習をして3人とも完璧に覚えてきてくれました。正直、全部覚えるのは難しいだろうなと思っていたんだすけど、リハーサルのときに全部踊れていたから、すごいなって思いましたね。新メンバーが入ってきてくれたおかげで、僕ら4人は変われました」
山中「僕達は先輩たちに追いつこうと頑張っているし、お互い刺激しあっているのかなって思います」
吉田「この曲は英語の歌詞が結構あるんですけど、「My treasure place」=僕達の宝の場所が、M!LKだったり、ライブだったりを表しています。明るいながらにも一生懸命に熱いことを言っている曲だなって思います。いろいろなものを乗り越えてできた歌だなって感じます」
曽野「歌詞を見ても、新たなスタートって感じがしますね。Let’s startじゃなくて「Let’s start again」って、もう一度始めようって言っているから、一からではなく、ここから始めて行くんだぞっていう気持ちが込められていてすごくかっこいい曲だなって思います」
佐野「すごく楽しかったよね」
塩﨑「今回は、見晴らしのいい屋上と、自分たちのアジト、秘密基地っていう設定の室内の2つの場所で撮影をしたんです。屋上のシーンでは、みんなで競い合って走ったり、部屋の中では、仁人の誕生日が近かったっていうこともあって、撮影中に本当にみんなでお祝いしたり、僕達の素の表情が多いMVになっていると思います」
吉田「そうだね」
塩﨑「板垣瑞生もラップのシーンでは机の上で歌いだしたりかっこいいシーンがあります。撮影をしていて、アルバムっぽいなって思いました。一つのことに固定されずに、かっこいい部分や爽やかな部分など、いろんなものが詰まっているMVだなって」
山中「撮影がとにかく楽しくて、僕達も完全に素でした。気づいたら終わっていたってぐらい」
佐野「歌詞を思い出すと、やっぱり『My Treasure』は良い歌ですよね。今のありのままの僕ら7人を歌詞にしている感じです。アルバムタイトルも『Time Capsule』だし、10年後に聴いたらいろいろ思い出すんだろうなって。タイムカプセルって手紙を入れる人が多いと思うんですけど、本当にこの曲は手紙みたいな歌詞だなって思います」
山中「今しかできない青春感。等身大の僕らだからできる表現が詰め込まれているなって思います」
佐野「僕は『My Treasure』ですね。『ハロー!』も『Around The World』も好きなんですけど、『My Treasure』はやっぱり良い曲ですね。理由はさっきも言いましたけど、今の僕らにピッタリだし、この一年を詰め込んで、ここから再スタートだよ、よろしくねって改めてファンの皆さんへ伝える決意表明のような曲なので」
琉弥「僕は『Goin’ Down』です。歌詞で、「君のために」って歌っているところがあって、僕達が加入してからファンの皆さんもいろんな気持ちになっていると思うんですけど、その中でも僕達を応援してくださっているので、その恩返しができる曲だなって思います」
塩﨑「僕は『ジャングリズム』です!この曲はただ盛り上がるだけではなくて、曲調もズッシリとした感じでかっこいいし、歌詞も「世の中に負けるな」とか意外と熱い。叫びをテーマにしている曲でもありますし、ただふざけているだけではなくてそういう裏設定があるのが素敵です」
吉田「そうですね、僕は『Around The World』かな。この曲こそ、本当にタイムカプセルだなって思います。この前のライブでコーラスとクラップを収録して、ファンの皆さんも一緒に参加した初めての曲なので、僕達としても思い出深いですし、もうこの時点で前のワンマンライブを思い出すことができますよね。あと、この曲は受験生の方や頑張っている人の背中を押す曲でもあるので、もしくじけそうなときには聴いてほしいですし、この前のワンマンライブに来てくれた人たちは自分の声も入っているかな?って思いながら聴いてほしいです」
山中「応援歌なのにしんみりしている曲調で新しいよね」
曽野「僕は『愛と合図』です!フレンズさんに楽曲提供をしていただいたんですけど、すごくかわいらしい楽曲で、ワンワン、ニャーニャーっていう歌詞があったり、「おかえり、待ってたんだ」っていうような、聴く人と僕たちの距離感も近くて、恋よりももっと近い恋というか…」
山中「だから愛なんだよね」
曽野「そう、結婚しそうな愛というか同棲しているような愛が詰まっているというか。普段言えないようなことをかわいらしく言っています。この曲は柔くんが最初にレコーディングをしたんですけど、柔くんの脱力感がすごくこの曲に合っていて、それをみんなで共有しながら歌って、ホーム感がある曲になりました」
山中「僕は『It’s only LOVE』ですね。この曲は、同棲しそうだったけど別れちゃったっていう失恋の曲なんです。横浜の赤レンガで失恋して、21時頃に一人でファミレスで考えているっていう細かい設定もあって、そのイメージをみんなで共有しながら歌いました」
塩﨑「悲しい歌なんです」
山中「まだそういう恋愛、失恋を経験していない僕達には分からないんですよね。だからレコーディングは大変で、想像しながら落とし込んでいくっていうのが難しかったです。でも、だからこそこれまでにはない大人っぽいM!LKが見られるんじゃないかなって思います」
佐野「僕、最近のレコーディングでは下駄を履いて歌っています!普通の下駄ではなくて、一本下駄っていうものなんですけど」
塩﨑「今回から?」
佐野「ううん、この前から。一本下駄だと、ずっと背伸びしている感じになるんですけど、そういう不安定な状態でレコーディングをすると、足が地面についているときよりも高音が出やすくなるって教わって」
佐野「全然違います。プロデューサーさんも履いているのと履いていないのとでは全然違うって言っていました」
山中「僕もやろうかな」
吉田「M!LK全員で買おうか(笑)」
吉田「『ジャングリズム』の中に使われている動物の声を収録したんですけど、ジャングルを雰囲気をイメージしていて、ふざけた鳴き声が多くて、それがすごく恥ずかしかったです(笑)。ふざけた声を重苦しいレコーディングスタジオの中で真剣に録っていて、最後は無になってやっていました(笑)」
塩﨑「最初のターザンみたいな声は僕です!ファンの皆さんにはどこを誰がやっているのか当ててほしいですね」
山中「ほぼ仁人くんかもしれないけど(笑)」
吉田「なんでだよ(笑)」
曽野「鹿児島の血が流れているから!(笑)」
塩﨑「ジャングルで育ったから!(笑)」
一同「あはは(笑)」
吉田「一日かけていろんなショットを撮ったよね。普通にみんなで喋っているところをふいに撮られたりとか」
山中「寝顔とかもあったよね」
吉田「すごく楽しくて、素の自分たちを切り取っていただいた感じでした」
琉弥「みんな素になりすぎて、撮影している感じがあんまりしなかったです。日常を撮られている感覚。楽屋のM!LKそのままって感じでした」
塩﨑「だから立ち位置も決まっていなくて、自由に入ってみてって感じでした」
山中「裏話としては、とにかく寒かった…」
塩﨑「寒かったね」
佐野「そんな寒かったっけ?」
塩﨑「寒かったよ!」
吉田「寒かったって言ってるけど、太智はカイロ8枚ぐらい貼ってましたから(笑)」
塩﨑「中にね(笑)」
吉田「防弾チョッキみたいだったよ(笑)」
塩﨑「でもそれぐらいしても寒かったの!(笑)」
吉田「屋上だったしね(笑)このジャケットの中には、1stシングルからの4年間を詰め込んでいるので、それをファンの皆さんに見つけていただきたいなって思っています」
佐野「結構いろんな仕掛けがあります!」
山中「じっくり見てみてほしいですね」
塩﨑「こういうのも全員で話し合いをして決めていきました」
吉田「だから、メンバー全員が本当に納得のいく2ndアルバムになりました」
塩﨑「今、みんなでこういうことやりたいっていうのを話し合っている最中です」
山中「期間も長いのでその中で成長をしていかないといけないなって」
塩﨑「期間が長い分、公演毎に内容を変えたりもしたいよね」
山中「そうだね、違うものを見せられたらいいよね」
曽野「進化していかないといけないよね」
山中「僕達が成長していく場所にするっていうのは約束したいです」
塩﨑「7人になって2回目のワンマンになるので、これまでよりも期待もされると思うので、その期待に応えていかないとなっていう気持ちはありますね。だから頑張ります!」
佐野「そうですね。10年後っていったら僕は30歳になるわけなんですよ。だから20代の始まりがこの『Time Capsule』になるので、これからの10年を決めるというか、佐野勇斗としても、M!LKとしても方向性を決める大事な10年になると思うので、勝負の春ツアーになると思います。僕らにとっても皆さんにとっても、10年後に、開けて良かったなって思える『Time Capsule』になるといいなって思っています」
Writing:makie enomoto
ALBUM
2月6日(水)発売!
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