「マネージャーさんから「小林、ドラマ出るから」とさらっと言われて、“そうなんだ”と軽い気持ちだったんですけど、ドラマの方々と初めてお会いした時に主演と聞いてすごくビックリしてドッキリだと思いました。でもすごく嬉しかったです。お母さんに電話して「なんか主演だったんだけど」と言ったら同じように驚いていました。なかなか実感が湧かなかったのですが、台本を見て共演者の方々との掛け合いや台詞がたくさんあったので、主演だとやっと実感しました」
「基本、マチ子は自分に似ているというかそのまんまで、役作りは必要ありませんでした。でもマチ子は喜怒哀楽がはっきりしているんですけど、私はあまり揉めたくないタイプで、ほんわか遠まわしに言う性格でストレートに気持ちを言えないので、マチ子のはっきりしている部分は良いなと思いました」
「まず「こんなにしゃべるの?」とビックリしました。あと、舞台みたいだなと。台本を読んでいてこういう感じなのかなとイメージしていたのと現場入って演じるのは違って、読んでいた時はこう解釈していたのに実際違ったということが結構ありました。土屋さんの“脳みそはどうなってるんだ!”と、すごく気になります」
「私が困ってしまうのではと気を遣ってくださって基本的には台本通りですが、一言、二言アドリブがある部分がありました。第4話の中に、タモツ(兄)とカオリちゃんがすれ違ってカオリちゃんが怒って、マチ子がタモツをトイレから出られないようにドアにテープで貼るシーンがあるんですけど、現場のなり行きで追加されたシーンなんです。ドラマの現場ってこういうことがあるんだと実感しました」
「5、6話を撮影している時にスタッフさんから「何か一発芸持ってる?」と聞かれて「えっ!?」と思ったんですけど、「一応『歯のないおばあちゃん』ならできます」と答えたら、7話の台本に“歯のないおばあちゃんやります”と書いてあって、「採用された!」とビックリしました。本番はダジャレを入れたり、アドリブでやり切りました」
「個人的に7話の町内会の会合のシーンが好きです。カメラテストを見ていたのですが、みなさん本当に酔っ払ってるんじゃないかと思うくらいすごいんですよ、会話の感じが。実際に見たことがある!っと思う場面がいくつもあって、笑いを堪えるのが大変でした。あと、7話はスピードもあり、掛け合いもたくさんあるので、すごく喋った印象があります」
「私の好みの衣裳で、実際に売っていたら買っちゃうよな、と思うくらい可愛いです。家のセットでは黒電話があったんですけど、生で見た事がなかったので、「黒電話だ!!」ってテンション上がって、何度も電話をかけるマネをしちゃいました(笑)」
「このドラマが出来たことで自信がつきました。短期間ですごい量のセリフを覚えられたことに自分でもビックリしていて、「大丈夫かな?」と思う仕事もマネージャーさんが「マチ子ちゃんをこなせたからから大丈夫だよ」と言ってくださって、後押ししてくれるいい経験になりました」
「本当に必死で、どうやって覚えたらいいかネットで調べました。記憶力にいいと見たので納豆や煮干し食べたり、マーカーを引くのに青色で引いた方が記憶に残りやすいというので青で引いたり、寝る前にガッと入れてすぐ寝たほうが覚えやすいというので試したり、一通り全部試しました。たくさんやりすぎてどれが効果的だったかわからないんですけど(笑)。家の中をブツブツ言いながら歩き回ったのが一番効果があったかな。お母さんにセリフの読み合わせの相手もしてもらって、手伝ってもらったりもしました」
「個人的に吉澤さんが書いてくれたエビ中の『面皰』(ニキビ)がすごく好きなんですけど、『日記』もランクインするくらい好きになりました。『面皰』とは違う可愛らしさもあるし、聴いた後にほっこりする気持ちで耳も幸せになるし、心も潤う感じで吉澤さん節が出ているなと思って。オープニングの映像にぴったりで吉澤さん以外考えらないなと思いました」
「6、7話で新展開を迎えたんですけど、最終回に向けてさらに最後の仕掛けがあるんですよ。そこをワクワクしながら待っていて欲しいです。このドラマは何回も繰り返して観ると意味があると思っています。最終回まで観てさらにもう一度観ると新たな発見があって、それが土屋さんのドラマの良いところだと思うんです。繰り返して観ていただくともっと深く知れると思うので、ぜひ何回も楽しんで欲しいです。寝る前に見てニヤっとしながら布団に入ってほしいです」
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