「出演が決まったと聞いて、思わず『やったー!』と大きな声で叫んでしまいました。漫画はもちろん全巻読みました。最初は役を演じる前提で読み始めたんですが、いつの間にかストーリーに引き込まれて、心の底から『るりちゃん』が好きになりました。最初に演じる役が『宮本るり』で、本当に良かったなと思いました」
「そもそも『役作りをする』と言うこと自体、どういうことだかよく分かりませんでした。河合(勇人)監督に『るりちゃんはこの時どんな心境なんですか』と質問をしたら、親友役の池間夏海さんと一緒にリハーサルする機会を与えてくださいました。漫画では眼鏡をかけたクールな印象だったこともあり、ポーカーフェイスで演じていたのですが、監督から「もっと笑顔で!」とリクエストがあって。なので、私が演じた『るりちゃん』は、原作と比べてちょっとだけギャップがあるかもしれません。クラスのみんなを優しく見守る感じを意識しました」
「私の高校の制服はブレザーで、スカート丈が長い方なので、衣装合わせの時は「スカートが短いよ~!」って、めちゃくちゃ恥ずかしかったです。でも撮影で何度も履いているうちに、だんだんその短さに馴染んできました」
「とにかく笑いが絶えない現場でした。中条あやみさんは、本当に私の「お姉さん」という感じで、『ボイストレーニングを試してみたら?』とアドバイスをしてくださったり、中条さん流のトレーニング方法も教えていただきました。中島健人さんは、テレビや映画を通じて思い描いていた通りの方でした。スタッフさんのモノマネがとっても上手で、監督の『カット!』の言い方を真似したり。ものすごく観察力がある方なんだなと感じましたね。親友役の夏海ちゃんは、東京で初めてできた友達です」
「お芝居に行き詰まっていたときに、島崎遥香さんが『いま一番るりちゃんのことを理解しているのは、花なんだから!』って励ましてくださって。ものすごく心強かったですね。夜中にLINEで相談に乗っていただいたこともありました。撮影中、DAIGOさんが隣に現われたときは、思わず「あ! 事務所の先輩の北川景子さんの旦那さんだ!」と反応してしまいました(笑)。『スターダストって、めちゃくちゃいいよね』と言って和ませてくださって。DAIGOさんはとても優しくて面白い方でした」
「私は名古屋が大好きなので、東京に住むのは本当に忙しくなってからでいいかなと思っています。いつも母が最寄りの駅まで車で送り迎えをしてくれているんですが、その日に起きたことを1から10まで全部喋っちゃうんです。中2の妹と2歳になる弟がいるんですが、特に弟はめちゃくちゃ年が離れてることもあって、ものすごく可愛いです。でも結局いつも母の取り合いになっちゃうんですけどね(笑)」
「母が読んでいた雑誌に小松さんが出ていて、キラキラ感が伝わってきて、すぐにインターネットで検索してしまいました。小松さんが所属している『スターダストプロモーションに私も入りたい!』と思って、中学三年の時に家族に内緒で応募。でもちょうど私が居ないときに「書類審査に通過しました」という通知が家に届いてしまって(笑)。母も「ここまで頑張ったなら思いっきりやりなさい」って応援してくれました」
「とにかくチャレンジしてみたいことが多くて、女優を目指した理由のひとつには、いろんな職業が演じられるから。でも一旦始めたからには『ものになるまで諦めずにやる』というのが私の信条。例えば水泳だったら『バタフライまで泳げるようになる!』といったみたいに。なかでも特に力を入れていたのは合唱団です。合唱団恒例のミュージカル公演に向けて、2年かけて猛特訓しました。幕が開くまではめちゃくちゃ緊張するんですが、いざ舞台に出ると自分じゃないみたいに弾けられる。ミュージカルはまさに私が『演じることの楽しさ』を知ったきっかけでもあります」
「めちゃくちゃお笑いが好きなんですよ。『ニセコイ』で皆さんが披露していた「変顔」にも、積極的にトライしていきたいと思っています。WEBサイトにアップされている短編ドラマ『東京メモリー』でも、名古屋から上京してきて、都会に興奮しすぎて鼻血を出してしまう女の子の役を演じているので、ぜひチェックしてみてください(笑)」
「私、前髪の長さによって自分のキャラがガラッと変わります。眉毛の下まであるときは、大人しくていい子になっちゃうんです。でも今のこの髪型が一番自分らしいなと思います。ものすごく暗い役柄も、目が隠れる位まで前髪を伸ばしたら、きっと上手くできると思います。今後新たな役柄を演じる時は、ぜひ前髪にも注目してほしいです」
「いつかハリウッド映画に出られるような女優さんになりたいんです。だからいま、学校では英語の勉強も頑張っています。もっともっと演技力を磨いて、死ぬまで女優を続けていきたいです」
Writing:渡邊玲子
MOVIE
12月21日(金)公開
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