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話題作への出演が続く板垣瑞生の最新作は、映画『君が落とした青空』。福本莉子と松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)がW主演を務める青春ラブストーリーで、板垣は元気で明るい性格が魅力の原作には登場しない映画オリジナルのキャラクターを演じる。その板垣に役作りで大切にしたことや作品の魅力などを聞いた。

大切な人の幸せのために思いを秘める。そんな愛し方があってもいいと思いました

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―― 原作は、全国女子中高生に大人気の小説アプリ「野いちご」にて発表され、”切ない小説ランキング”第1位を獲得、現在発行部数21万部を記録している櫻いいよの同名小説。監督を務めたのは、ドラマ「おっさんずラブ」(EX/18)で演出を担当した回がTwitterの世界トレンド 1位となり大きな反響を巻き起こしたYuki Saito。彼氏の篠原修弥を突然の事故で失った女子高校生、水野実結が、タイムリープを繰り返しながら修弥を助けようとする姿を描く。

「脚本を読んだ当時、個人的にタイムリープ物の作品が好きで、この作品もタイムリープもので嬉しかったのと、どう楽しんで演技をしようかなと思いました。タイムリープする時、実結の状態は変わっているので、セリフも1回目2回目で若干変わっていくんですけど、同じシーンを演じるなら楽しくやりたいと思いました。脚本を読みながらアイデアがどんどん出てきてワクワクしました」

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―― 板垣は、主人公・実結をそばで見守る、映画のオリジナルキャラクター、本山佑人を演じる。いつも明るくお調子者で、おせっかいな友達として実結に接しながらも、実は彼女に対して秘めた恋心を持ったキャラクターだ。

「僕が思うに、佑人は好きと言わない好きを表現している人なんです。自分の中にある好きという感情に対して、壁があってお面を被っている。人を好きになることはとても素敵なこと。自分でもそれは分かっていて、彼女に伝えられればいいんですけど、そうすることで彼女が傷つくとしたら、自分の愛し方としてどうなんだろうと考える人なんだと思います。はっちゃけキャラでもあるし、正義の嘘つきなんですよね。大切な人を幸せにするために思いを秘める。そういう愛もあっていいと思いました」

―― 修弥との関係に悩む実結を、佑人が持ち前のユーモアで笑わせるシーンでひょっとこのお面姿で登場する。ひょっとこのお面を被るのは、板垣のアイデアだ。

「佑人はいろんな気持ちを封じ込めて、お面を被っている。そこから「ひょっとこ」のお面を思いつきました。この作品の1本前の作品で、ひょっとこのお面を使っているキャストの方がいてそれをいただきました。自宅でお面を被りながら台本を読んだら、佑人にどんどんハマる感覚がして気持ちが良かったです(笑)。イメージがどんどん膨らんでいきました」

―― 同シーンは、クランクインして最初のカット。いきなりひょっとこのお面を被って芝居を始めた板垣に、監督はとても驚いたという。

「監督には事前に話さず、当日現場で決めてもらおうと思いました。僕のクランクインの日にお面を持っていって、バックの中にずっと隠していたんです。人にあらかじめ見せてしてしまうのと、お面を被っていきなり登場するのでは、みんなの印象が大きく変わると思って。シーンの段取りの時、シャツと制服の間にお面を入れて隠して、本番前のカメラテストの時にお面を被って自転車で登場しました。みんな驚いていました(笑)。採用してくれるかどうかは、監督次第だったんですけど、すごく面白いねって言ってくださって良かったです」

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―― Yuki Saito監督の印象は?

「現場のことをすごく見てくださるし、とても明るい方です。僕自身は自覚がないんですけど、人からかなりフランクだって言われるんです。監督もそんな雰囲気がありました(笑)。映画がとっても好きな方で、現場で熱くお話をしました。演出はアイデアをたくさん拾ってくださるし、違っていたらはっきり言ってくださって。すごく楽しい現場でした」

―― 共演シーンが多いのが、ヒロインの実結を演じる福本莉子だ。

「福本さんは、好きなものやお芝居、仕事に対して熱くて真剣な女優さんだという印象です。現場で計算をしてしっかり準備をする役者さんだと思いました。同い年でそういった役づくりができるなんて、かっこいいなと思いました。共通の話題は、お互いに映画が好きでたくさん見ているので、撮影の空き時間に映画の話で盛り上がったりしました」

―― もう一人の主人公、修弥を演じる松田元太とも意気投合した。

「元太くんとは共演シーンはほとんどないのですが、彼も同じくとてもフランクな人で、すぐに意気投合して、食事に行ったり、仲良く交流して頂きました。笑顔がとても素敵な方で青空が似合うし、爽やかな修弥という役にぴったりだと思います」

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―― 作品への想い、見どころについて訊いた。

「映像が本当に美しくて、作品にマッチしていると思います。ラストシーンの元太くんの表情など、たくさん見どころはあるんですけど、監督の映画へのリスペクトが伝わるライブ感がある素敵な作品になりました。監督、カメラマンさん照明部さんが良い意味で遊んでいたんですよね。本番で僕が違うことをしたら、カメラマンさんが面白く撮ってくださったり、臨機応変に対応してくださって、それが作品の面白さにつながっているような気がします。勢いが感じられる作品となっておりますので、観客のみなさんも、一緒に勢いのある大波にのってもらいたいです」

―― タイムリープを繰り返す実結を通して、1日1日の大切さも伝わってくる作品となった。

「1日1日を楽しく過ごしたいという気持ちが強まると思います。もし自分の日常に充実感を感じられないと思っても、実は充実しているんだっていうことを感じてもらいたいです。その日は、1日しかないです。この作品では1日を何度かやり直すチャンスがありますが、実際僕たちには1回しかチャンスはないので、劇場で思いっきり楽しんでいただいて、みなさんの1日が充実したら嬉しいです」

―― 2022年、すでに1ヵ月があっという間に過ぎ去ったが、どんな1年にしたいと思っているのだろうか。

「2022年は、走り抜けたいと思っています。来年に向けて走る年ですね。もしかしたら明日死ぬかもしれないので、後悔したくない。そのくらいの気持ちで1日1日を大切にして、走り抜けていきたいです」


Writing:杉嶋未来/Photo:笹森健一

インフォメーション

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(C)2022映画『君が落とした青空』製作委員会

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『君が落とした青空』

公開中!


付き合いはじめて2年経つ高校生の実結と修弥。“毎月1日は何があっても必ず一緒に映画を観に行く”という約束通り、その日も映画館デートへ向かう2人だったが、修弥は急用を理由に突然キャンセルしてしまう。最近何かを隠しているような雰囲気だった修弥に、不安を感じていた実結。気まずい空気の中、「もう一度話したい」と連絡してきた彼と会うため、待ち合わせ場所に向かうが、目の前で修弥が交通事故に遭う。実結は突然の事故にパニックになるが、目が覚めると事故当日の朝に戻っていた。“修弥を助け出す”と心に決めた実結だったが、何度も「同じ日」を繰り返す中で、彼が隠していた事実を知る。果たして、実結は修弥を助けることができるのかー? 修弥が隠していた秘密とは…?そしてそれぞれの恋敵の存在も相まってすれ違っていく二人の恋の行方は? 感動のラストが待ち受ける、号泣タイムリープ・ラブストーリー。

▼公式サイト
https://happinet-phantom.com/kimiao/


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