「台本を読んで、すごく素敵な青春だと思いました。僕自身、撮影を通して、この青春を思い切り楽しみたいなと思いました。この作品は僕ら出演者の若い力というか、若さならではの勢いで盛り上げたい映画だと強く感じました」
「蓮の気持ちに共感しました。まず、映画が好きだっていうところが、自分と一緒だなって。小学生のときからずっと好きで、よく映画館に1人で行っていました。きっかけは親と観に行って、映画って楽しいなと思ったから。それから、「ちょっと映画行ってくるー」って一人で自転車に乗って通っていました。子どもながらに、遊園地じゃないけど、大冒険に感じて楽しい時間でしたね。洋画から日本映画まで本当にたくさん観ていました。あと、蓮には悲しい過去というか、両親といろいろあって、自分が本当に好きなものを好きと言えないんです。気持ちを表現したくないけどそれにすがるしかないという彼の苦しさ、それも理解できました。僕の場合は、また少し違いますが、芝居が好きなので、役者とは呼ばれたいけど、芸能人とはあまり呼ばれないようにしたい。仕事をする上でそんな複雑な気持ちが少しあるので、そういった意味ですごく理解できる役でした」
「役作りでいうと、理解できる役の方が演じるのは難しいと思っています。共感できてしまえばしまうほど、わかってしまえばわかってしまうほど、自分に近いということなので、それを世の中に映画として世界中の人に発信するというのは、かなり勇気が必要なことなんです(笑)。その役と本気でぶつからないといけないシーンは、本当につらいし、毎日考えていないとできないんですけど、蓮の場合はテンポがすごく良い役で救われました。テンポがいいところと、思いっきり楽しむということを考えて、意識していました」
「作品の現場の雰囲気は、一言で言うと楽しかったです。大阪で全編撮影していて、大阪のスタッフさんが多かったんですけど、和気あいあいとしていました。役を演じる上で、そこから得られる情報もたくさんあって、そのおかげで、僕自身はテンポが速いのは正直、得意ではなかったんですけど、助けられました。大阪のスタッフさんは、みなさんすごく明るいし、熱い方が多かったです。キャストはもちろん、スタッフさんともご飯によく一緒に行きました。気さくな方が多くて優しくて、撮影以外の時間もリラックスして過ごすことができて、居心地が良かったし、いろいろと学ばせてもらいました。また、『鬼ガール!!』の撮影の間、『ホットギミック』という作品の舞台挨拶などで東京に戻ったりしたんですけど、そちらの現場ではこの作品で共演している上村海成くんと桜田ひよりちゃんとも一緒で、常に和気あいあいと楽しかった思い出しかないです」
「作品の中でみんなで映画を作って、みんなの気持ちがすごく熱いなって思いました。映画作りは、一人ではできないじゃないですか。映画はみんなで作って美しいと言われるもの。そんな映画作りを改めて素敵だと思いました」
「二人は、はじめから心を許し合っていると思います。蓮にとって、ももかという女の子は特別だと思うし、彼女みたいな人を好きになる運命だったのかなって」
「この作品は、ある意味、理想の青春像を描いていると思います。今年は色々な影響で青春を味わえなかった中3や高3という最後の学年の方たちや学生さんがたくさんいらっしゃると思うので、この作品を見て青春を味わってもらえたら救いになるのかなって。この作品を通して、青春の熱さを感じでもらいたいです。本当に気持ちのいい作品です!」
「なんでもできる役者になりたいです。すごい方はもちろんたくさんいらっしゃいますが、負けないように熱い気持ちを持ちながらいろんな役に挑戦していきたいです」
「不安もありますが、信頼できるスタッフさんや仲間たち、友人たちがたくさんいるので、肩を借りて前に進んでいきたいです」
Writing:杉嶋未来
MOVIE
大阪先行公開中、10月16日(金)渋谷HUMAX シネマほか全国順次公開
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