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昨年だけで5本の話題映画に出演し、役者として飛躍中の板垣瑞生。最新作は、鬼族の末裔である主人公、鬼瓦ももかの青春を描く『鬼ガール!!』。本作で、ももかの幼なじみであり、物語を深めるキーパーソンの青年、蒼月蓮を演じた板垣に、役作りについてや撮影中のエピソードを聞いた。

この作品を通して、青春の熱さを感じでもらいたいです

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―― 今も鬼伝説が残る大阪の秘境・奥河内を舞台に、鬼族の末裔であるももかが憧れの高校生活に奮闘する日々を、恋と友情、笑いと涙、青春のすべてを鬼盛りで描く青春ストーリー『鬼ガール!!』。最初に台本を読んだ時の印象は?

「台本を読んで、すごく素敵な青春だと思いました。僕自身、撮影を通して、この青春を思い切り楽しみたいなと思いました。この作品は僕ら出演者の若い力というか、若さならではの勢いで盛り上げたい映画だと強く感じました」

―― 板垣演じる蒼月蓮は、主人公・ももかを「怪力女」と呼ぶにっくき幼なじみ。有名映画監督の父に憧れ、ももかと助け合いながら映画作りに青春をかけるという役どころ。この蓮に対しては、共感が多かったという。

「蓮の気持ちに共感しました。まず、映画が好きだっていうところが、自分と一緒だなって。小学生のときからずっと好きで、よく映画館に1人で行っていました。きっかけは親と観に行って、映画って楽しいなと思ったから。それから、「ちょっと映画行ってくるー」って一人で自転車に乗って通っていました。子どもながらに、遊園地じゃないけど、大冒険に感じて楽しい時間でしたね。洋画から日本映画まで本当にたくさん観ていました。あと、蓮には悲しい過去というか、両親といろいろあって、自分が本当に好きなものを好きと言えないんです。気持ちを表現したくないけどそれにすがるしかないという彼の苦しさ、それも理解できました。僕の場合は、また少し違いますが、芝居が好きなので、役者とは呼ばれたいけど、芸能人とはあまり呼ばれないようにしたい。仕事をする上でそんな複雑な気持ちが少しあるので、そういった意味ですごく理解できる役でした」

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―― 理解できるからこそ、演じるのが難しい部分があったと振り返る。

「役作りでいうと、理解できる役の方が演じるのは難しいと思っています。共感できてしまえばしまうほど、わかってしまえばわかってしまうほど、自分に近いということなので、それを世の中に映画として世界中の人に発信するというのは、かなり勇気が必要なことなんです(笑)。その役と本気でぶつからないといけないシーンは、本当につらいし、毎日考えていないとできないんですけど、蓮の場合はテンポがすごく良い役で救われました。テンポがいいところと、思いっきり楽しむということを考えて、意識していました」

―― 本作のロケ地は、大阪・河内長野市にある奥河内地域。風景含め、奥河内のたくさんの魅力が伝わってくる。

「作品の現場の雰囲気は、一言で言うと楽しかったです。大阪で全編撮影していて、大阪のスタッフさんが多かったんですけど、和気あいあいとしていました。役を演じる上で、そこから得られる情報もたくさんあって、そのおかげで、僕自身はテンポが速いのは正直、得意ではなかったんですけど、助けられました。大阪のスタッフさんは、みなさんすごく明るいし、熱い方が多かったです。キャストはもちろん、スタッフさんともご飯によく一緒に行きました。気さくな方が多くて優しくて、撮影以外の時間もリラックスして過ごすことができて、居心地が良かったし、いろいろと学ばせてもらいました。また、『鬼ガール!!』の撮影の間、『ホットギミック』という作品の舞台挨拶などで東京に戻ったりしたんですけど、そちらの現場ではこの作品で共演している上村海成くんと桜田ひよりちゃんとも一緒で、常に和気あいあいと楽しかった思い出しかないです」

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―― 自身が鬼族の血を引く“鬼”であることにコンプレックスを持つももかが、蓮を筆頭に仲間たちと“映画作り”に励み、自分自身を受け入れていく姿を描く。作品中、蓮が監督して映画を制作するのだが、その過程を通して、どんなことを感じたのだろうか。

「作品の中でみんなで映画を作って、みんなの気持ちがすごく熱いなって思いました。映画作りは、一人ではできないじゃないですか。映画はみんなで作って美しいと言われるもの。そんな映画作りを改めて素敵だと思いました」

―― 劇中の、ももかと蓮の関係性についても見逃せない。

「二人は、はじめから心を許し合っていると思います。蓮にとって、ももかという女の子は特別だと思うし、彼女みたいな人を好きになる運命だったのかなって」

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―― 板垣自身が感じる、この作品の魅力は?

「この作品は、ある意味、理想の青春像を描いていると思います。今年は色々な影響で青春を味わえなかった中3や高3という最後の学年の方たちや学生さんがたくさんいらっしゃると思うので、この作品を見て青春を味わってもらえたら救いになるのかなって。この作品を通して、青春の熱さを感じでもらいたいです。本当に気持ちのいい作品です!」

―― 役者として今後の活躍が楽しみな存在だ。

「なんでもできる役者になりたいです。すごい方はもちろんたくさんいらっしゃいますが、負けないように熱い気持ちを持ちながらいろんな役に挑戦していきたいです」

―― 10月に20歳の誕生日を迎える。20代に向けての思いを聞いた。

「不安もありますが、信頼できるスタッフさんや仲間たち、友人たちがたくさんいるので、肩を借りて前に進んでいきたいです」


Writing:杉嶋未来

インフォメーション

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(C)2020映画「鬼ガール!!」製作委員会

MOVIE

『鬼ガール!!』

大阪先行公開中、10月16日(金)渋谷HUMAX シネマほか全国順次公開


鬼瓦ももかは、ステキな恋、キラキラした青春にあこがれる、新高校1年生。でも彼女には、ゼッタイにバレてはならない秘密があった。それは、自分が鬼族の血をひく“鬼”であること。高校生活は、初日からドキドキの連続!にっくき幼なじみの蓮のせいで鬼のことがバレそうになったり、映画部の岬先輩からヒロインにスカウトされたり……。ソッコーで「女優になる!」と決め、岬先輩のことで頭がいっぱいになるが、映画のヒロイン決めはオーディションだった! ももかは、鬼バレせずにヒロインになれるのか?ももかの恋は、青春はどうなる!?

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