「音楽やイラストが入っていたのもあると思うんですけど、台本を読んだ時よりも出来上がった作品の方が、すごくポップな感じで、映像の雰囲気もふわっとしていて、観た後にほっこりしました。こんな可愛らしい作品になったんだと思いました」
「台詞の言い回しは自由に、比留川さんの好きなようにと言われていたのですが、監督の中でコミカルさや「アメリ」っぽさを出したかったようで、この時にはこういう動きをしてほしいという動きの指示はありました」
「衣装さんから「普段モデルをやっていて、知り合うスタイリストさんってどんな感じ?」と聞かれて、「こんな感じかも」というやりとりがありました。メイクや髪型も含め、スタッフさんとコミュニケーションを取りながらいろいろなアイデアを出したり。監督には、お任せしますと…と言われました。今回映画の中で、いくつかの衣装を着ているのですが、印象に残っているのはサバゲーの衣装ですね。衣装さんが何パターンか用意してくれたんですけど、「比留川さん的にどれが一番しっくりくる?」って聞いてくれて。映画の『トゥームレイダー』に出てくるような、なかなか普段着ることができないカッコイイ衣装だったので、恵利香の役をやれて良かったなと思いました。登場が階段から銃を担いで男らしく降りてくるシーンだったんですけど、下でキャストの人がゲラゲラ笑ってました(笑)」
「自分の意見を持っていて人に伝えたり、ハッキリ物事を言ったり、自分のやりたいことがある部分は似ているなと思いました。でも真実ちゃんに対しての「もっとこうしたらいいのに」とアドバイスしてあげるお姉さん的な感じは自分の中になくて、カッコイイなと思う部分でもあるので、私もこれからそうなっていきたいと思いました」
「真実ちゃんの可愛らしさというか引っ張ってあげたいと思うキャラクターもあるし、自分の元彼に関わっているということも惹かれた理由の1つかなと思います。私も自分の家に人を呼ぶことがありますが、それは相手に対して愛情や興味を持っているからこそ。恵利香も真実に関して、同じような気持ちを持ったのもしれないですね」
「仕事とか友達、家族、なんでもそうなんですけど、いい意味でざっくりと適当に考えることができない性格だったんです。でもその考え方を変えてくれたのは、事務所の先輩。彼女はハーフなので、彼女をきっかけにいろんな国の人と関わったり、視野の広さに影響を受けました。その後知り合った友達も日本だけではなく、海外に視野を向けていて、文化は違うけど、新しく発見できることもあるし、逆に日本の良さを教えてもらったり。友達をきっかけに意識を外に向けるようになりましたね」
「モデル業をやっている時は、自分を綺麗に見せるよりも、洋服やメイクをどう見せるかが大事だと思っています。お芝居になると、作品の中に存在する役柄を素敵に見せたいと思うので、自分の向いている意識の方向が違うんだと思います。モデルも女優も表現方法が全然違うので、どちらも楽しいです」
「真実ちゃんみたいに自分の世界観から一歩踏み出す勇気が出せない人には、前向きな気持ちで楽しんでもらえる作品だと思います。私自身自分にもこういうきっかけ、タイミングがあったなと映画を観て思い出したり、ほっこりする気持ちになれたので、そういう風にも楽しめると思います。また、恵利香を演じて、真実のようになかなか踏み出せない人に「もっと好きなことすればいいじゃん」って背中を押してあげられる存在になれたらなって。きっと恵利香のような女性が近くにいるとどんどん世界が広がっていくし、自分の好きなことをもっと伸ばしていけると思うので。あと、いろんなテイストの洋服を着ているので、こういうコーディネートがあるんだと発見してもらったり、元彼との喧嘩のシーンはこういうことあるよねと共感する部分もあると思うので(笑)。そういうところも楽しんでもらえると思います」
MOVIE
7月15日(土)より全国順次公開中
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