「少女漫画というと、女の子と男の子が出会うところから始まるストーリーが多い中、この作品はすでに付き合っていて同棲しているところからスタートするので、そこがまず他の少女漫画と違っておもしろいなと思いました。周(めぐる)くんがジェンダーレス男子というのもすごくイマドキだなって。わこちゃんもめぐるくんも、周りの目を気にせずに、自分の好きな自分でいようと思っている姿勢がとてもカッコいいんですよ。終始、ほのぼのとしたストーリー展開に目が離せなくて、あっという間に読んでしまいました。私、寝る前に漫画アプリでいろんな少女漫画を読み漁るほど少女漫画が好きなんです。だから今回、少女漫画が原作の作品に出演することができたこともすごくうれしいです!」
「春菜は本当に社会人?と思ってしまうほど、自由奔放で流行りものが大好きな女の子です。自分の好きな花柄のワンピースを来て出社するし、真面目に仕事を頑張っている人に対して「ダサい」って思っていたり。上司の前でも平気でダラダラしちゃうような、社会人としては未熟だけど、でもその未熟さも隠していないというか、ある意味、自分に正直で、どこか憎めない可愛い女の子です」
「この作品は、ほとんどの登場人物たちがとても濃いキャラクター性を持っているので、自分の中でもしっかりと春菜という役を作らないと、他のキャストの皆さんに負けてしまうなと思いました。原作にはいない役ですし、セリフの言い方ひとつで、普通の女の子にも見えてしまうと思ったので、役を固めるまでは大変でした。なので、監督さんとも話し合って、すり合わせながら作っていきました。春菜は、普段の私とはほとんど真逆なんです。当たり前ですけど、私は仕事にも真面目に取り組みますし、上司の前でダラダラなんてきっとできない。好きな服があっても、仕事に行くときはその場に適した服を選ぶと思います。だからこそ、自分を貫いている春菜のことが羨ましいなとも感じます。ただ、身近な友達に春菜のような自由な子がいたら、私はたぶん少し距離を置いて様子を見ちゃうかな。すぐには仲良くなれないかもしれません(笑)」
「公式サイトの相関図に載ったことや、小道具として社員証を用意してもらえたり、自分の定位置になるデスクがあるようなことも初めてだったので、すごく嬉しくて新鮮でした。あまりにも嬉しすぎて、社員証やデスクの写真を撮ってお母さんに見せてしまったぐらい(笑)。春菜のデスクには美顔ローラーが置いてあるんですけど、そういう小道具を取り入れながら演技をすることによって、より春菜がどういう子なのかと明確になることも学びました。あと、私は今21歳で、春菜は23歳。これまでは高校生役が多く、自分よりも年上の役を演じるのも初めてで。もちろん、高校生として制服を着られるのも嬉しいんですけど、表現の幅を広げるためにも社会人役をやりたいと思っていたので、念願が叶いました」
「普段だったら絶対に怒らないことで怒ってしまったり、短気になったなと感じることがあったんです。友達と遊ぶ約束をしていたときに、その子から待ち合わせ時間に遅刻するという連絡がきて。普段だったら、内心ちょっとムッとしていても「大丈夫だよ」って返せるのに、そのときは「じゃあもう今日はいいよ」ってキツく返してしまって……。そう言ってしまってから「どうして私はこんなに怒っているんだろう?いつもの自分じゃないな」と不思議に思ったんです。後日、マネージャーさんとお話しているときに、「役に入り込みすぎて大変だったら相談してね」と声をかけてもらって、そこで初めて撮影以外でも春菜になってしまっていることに気づきました。これまでは長くても同じ役を演じる期間は3日ぐらいだったんです。今回はそれ以上に長い期間で役を保っていくので、そこが結構大変で、試練だなと思っています。自分と真逆の役だからこそ振り切らないと演じられないから、ちょっとでも気を抜くと中途半端になってしまう。でも、役の感覚を途切れないようにずっと考えていると、普段の私も春菜に寄っていってしまうんですよね。そうやって役と自分のバランスを取っていくのが初めての経験なので、難しいですし、新たな挑戦だなとも感じています」
「アドリブでの掛け合いが多い現場なので、急にアドリブを振られたらドキッとしますが、そうやってみんなで1シーン1シーンをやりきっていくのがすごく楽しいです!アドリブがあると、台本にはないセリフや表情を自分で考えて自由に表現できるので、より役への理解が深まる気がします。事務所のレッスンでもエチュードはよくやっていたので、その経験が今活きているなと感じます。あと、和子ちゃんを演じている吉川愛さんとは編集部のデスクも隣で同じシーンも多いので、よく一緒にいます。ただ、お互い人見知りだから、一度会話が始まったら話せるんですけど、最初の会話が始まるまでは様子を見ちゃって、あたふたしてしまいます(笑)。三輪玲役の中川大輔さんとも、同じシーンが多いということもあって、撮影の合間に他愛ない話をさせてもらっています。以前は今以上に人見知りだったので、共演者の方に話しかけてもらっても会話が続かなかったり、話しかけようと思っていても上手く話しかけられないことが多かったんです。でも、最近は周りの方々とコミュニケーションを取れるようになってきたから、成長できているなと感じています(笑)」
「とにかく和子ちゃんと周くんが可愛すぎるので、そんな2人の姿を観て癒されていただきたいです。原作よりも、さらにコメディ感があると思いますので、そこも見どころの一つだと思います。日々の生活で少し疲れてしまっている人にぜひ観ていただいて、笑って癒されて、疲れを吹き飛ばしてもらえたらうれしいです!」
「欲張りだけど、ドラマ、映画、舞台と、全部に挑戦していきたいです。そして最終的にはゴールデンタイムの主演をやるのが目標。今回のドラマ出演についても、マネージャーさんと「今年は連続ドラマのレギュラーをやりたいね」と話していた数分後に、出演が決まったと連絡が来たんです。そのときに、やっぱり目標は口に出していくことが大切なんだなと実感しました。だから口にするのは少し恥ずかしいけど、「ゴールデンタイムの主演をやりたい!」と言い続けていきたいです。あと、これまでは具体的に憧れている方はいなかったんですが、今は長澤まさみさんのような女優さんになりたいと思っています。去年、長澤さんが出演されているミュージカル『フリムンシスターズ』を観劇して、そのときに長澤さんの圧倒的な表現力に惹き込まれました。ミュージカルだけではなく、ドラマや映画を観ていても、いつも長澤さんにしかできない演技をされているなと感じていて。私もそんな女優さんを目指しているので、もっともっと経験を積んで、表現力を磨いていきたいです」
Writing:makie enomoto
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