長野凌大「何年も前から研究生としてやってきたので、グループで活動することは憧れだったんです。でもいざ卒業だよっていう話を聞いて、その立場になってみると、「え?僕が?」みたいな感じで実感がわきませんでした(笑)」
大倉空人「僕も本当はすごく嬉しかったけど、それよりも驚きのほうが勝っちゃって。あまりにもいきなりだったので、衝撃が大きすぎたんです。でも発表する7月7日が近づくにつれてだんだんと実感がわいてきた感じでした」
杢代和人「発表当日のステージでは最年長の武藤潤が話を切り出したんですが、そこでやっと気持ちに区切りがつけたような感じでした。BATTLE STREETのライブが始まるまでは、色んな気持ちがあったんですよ。嬉しいって気持ちもあったんですけど、周りにはこれまでずっと戦ってきた仲間がいたから、少し寂しいけど、僕らは僕らでこれから頑張っていかなきゃいけないって気持ちがあって。いざ発表した瞬間は言葉では表せない感情が押し寄せてきて、思わず涙を流してしまったんです。あれは一生忘れられない。でも、すごく気持ちのいいライブになりました。いい卒業であり、いい出発になったと思います」
吉澤要人「僕は正直、当日はもうそんなに込み上がる感情というものはなかったんです。でもこの先この7人でやっていくんだったら、そしてこの7人で登りつめたいんだったら今のままじゃダメ。もっともっと僕らの実力を上げていかなきゃいけないなって、あの時のステージでも改めて思っていました」
長野「そうですね。デビューが決定したからにはもうプロですから、イベントなどを重ねながら、これまで以上にメンバーで色んなことを話すようになりました。見られている意識というのも高まってきたんじゃないかなと思います」
杢代「確かに、気持ちとか意識の変化は感じています。僕はBATTLE BOYSに入ったのが遅かったので、全国選抜になるためには他のメンバーより何倍も輝かなきゃいけないって思いながらやってきたんです。もっともっと、自分の実力をつけていかないとってすごく思ってた。でもグループになってみたら、みんなと一緒に上がっていくんだっていう気持ちになれたんです。反省会でも、個々ではなくてグループとしてどうなのかっていう風に変わってきました」
大倉「確かに、デビューしてイベントなどをやるごとに反省点も見えてきて、自分のことだけではなく、周りの意見もどんどん自分に取り入れてみんなで進んで行こうっていう意識になりました」
大倉「そうですね。これからグループとしてもっと大きくなるためにはとか、自分たちのパフォーマンスの精度を上げるためにはどうしたらいいのかっていうことを7人で話したんですが、多分そこが結束力というか、僕らの気持ちを一つにした瞬間だったんじゃないかなって思います。その前にも、デビューしてもっと上にいくんだとかそういった話はしていたけど、そういうふわっとしたことではなく、もっとしっかりと現実的な話をすることができたんですね。そこでちゃんと自分たちの結束を感じられたからこそ、今もこうしてこの7人で色んな挑戦ができているんだなと思います」
杢代「その場にいたメンバー全員、言葉が出なかったからね。それくらいの衝撃でした」
大倉「“改名します”って言われて渡された紙をめくったら、「原因は自分にある。」と書かれていて。その前に1stシングルとして渡されていた曲のタイトルと同じだったから、これはジャケットのロゴのデザインなのかなと思ったんです。でもそれがグループ名でもあったっていう」
杢代「もう何も言えなかった(笑)」
大倉「もともとBATTLE STREETという名前だったけど、なんとなく僕自身は、BATTLE BOYSを卒業して離れた感がないなと思っていたんです。だからきっと名前はいつか変わるんだろうなと思っていたけど、それがまさかの(笑)」
吉澤「“原因”には、ある物事や状態を引き起こす元になるものという意味があるんですが、それを僕たちは肯定的に捉えているんです」
長野「本来はちょっとマイナスなイメージを持った言葉なんですが、今のこの音楽界に新しい風を巻き起こす、その元となるものは自分の中にあるし、僕らが持っているんだっていう」
杢代「ちょうど、時代が令和に変わった時だったんですよ。こういう前衛的で、肯定的に捉えたインパクトのある名前になったことは、すごく嬉しかった。こういう意味を知ってもらえたら、みんな受け入れてくれるんじゃないかなと思っています」
大倉「今、ネットで“原因は”って検索すると僕たちのグループ名が出てくる。原因の1位が僕らってすごいよね(笑)」
杢代「それくらい、今までにないグループっていうことです」
吉澤「名前には負けられないね」
杢代「最初はあまりのインパクトで驚いたけど、聴けば聴くほどクセになるというか。覚えるためじゃなくて、普通に聴きたいからもう1回聴くくらいハマっちゃいました」
大倉「でもこの曲は本当に難しいと思う。潤しか歌えない」
長野「めちゃくちゃ速いし。僕はもう、呪文を唱えるように何回も練習しました(笑)」
吉澤「最初に曲を聴いた時、これじゃ絶対に速すぎて踊れないって思ったし(笑)」
長野「受け取り方はきっとそれぞれだと思うけど、僕はこの曲から覚悟みたいなものを感じました。これがデビュー曲だからとか、衣装がスーツだからっていうのに引っ張られたところもあると思うけど、すごく、ここから頑張って行くぞっていう気持ちになったんです」
杢代「デビューシングルに自分たちのグループ名がついていること自体、もう覚悟だもんね。ひとつひとつの言葉の意味よりも、この曲全体が表している意味が「原因は自分にある。」っていうことだと思います」
大倉「マジかっこいいですよね!実はこのMVの完成形を初めて見たのが、「EBiDAN THE LIVE 2019~Summer Party~」の前日、幕張メッセの楽屋だったんです。あまりにかっこよかったから、本番は絶対これに負けないようにしなきゃってすごく思いました。ライブを見てがっかりされないように、気合が入りまくりました」
杢代「エビライで初披露だったからね」
吉澤「でもサビを繰り返してるとみんなも一緒に踊ってくれるようになって、あれは励まされました」
長野「嬉しかったね。MVを見て映像として楽しむこともできるし、ライブでは全身でこの曲を感じることができる曲だと思います」
大倉「まず「ギミギミラブ」は、サビ前は音にはめて踊るダンスでしっかり魅せる。でもサビはみんなで楽しみながらジャンプしたりして、一緒に盛り上がれる。メリハリのある1曲になってます」
長野「「Up and Down」はすっごくオシャレな曲です。ダンスも今までにない感じ。今後、僕らがもっと活躍できるようになった時に、プレイリストで“隠れた名曲”みたいな感じで入っていそうな、音楽好きな人にもアピールできる曲かなと思います」
杢代「聴き入っちゃうよね。歌詞も季節感があって、毎年夏の終わりに聴きたくなる曲」
吉澤「「ラベンダー」は、曲調は明るいけど歌詞はすごく切ない曲。“沈黙”とか“期待”“疑惑”など意味はたくさんあるんですが、花言葉がテーマになっています。切なさを残しつつも前に進もうって思ってもらえるような楽曲かなと思います」
杢代「どの花言葉の意味に取るかで、曲の聴こえ方が変わるかもね」
大倉「これだけの新曲を発表したからこそ、今後はこのクオリティーを少しでも越えていかないといけない。ライブを見てくださった人が「どんどんかっこよくなってるね」って思うような変化を見せていかないといけないなと思っています」
吉澤「常に右肩上がりだねって言われたい。自分たちのパフォーマンスの成長も、お客さんの数も、どんどん上げていきたいです」
杢代「改名してからのこの1年は本当に大切。初めて見た人にも感動と衝撃を与えられるようなパフォーマンスができるように、日々挑戦を重ねながら頑張っていきます」
長野「ダンス&ボーカルグループで、こんなユニットは他にないと思う。もっともっと新しいことに挑戦し続けて最先端を目指し、ジャンルそのものを開拓していけるような存在になりたいなと思っています」
Writing:山田邦子
SINGLE
10月9日(水)リリース
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