希山愛「理子(上田)ちゃんは明るくていつもしゃべってるね」
瀬田さくら「とにかく人なつっこい」
春乃きいな「あと空手をやっていたからか、ダンスにキレがある!」
上田理子「空手は6歳から始めて、今も時間がある時はやっています」
希山「そらちゃん(星野蒼良)はしっかり者!」
上田「愛とありっさ(西垣有彩)がいつものふわふわした雰囲気でボケてさ」
西垣有彩「ボケてないよ~」
上田「私たちもそれにのってワーワーやってると、そらちゃんはひとり冷静に……」
瀬田「“それ違うんじゃない?”ってツッコんでくれる(笑)」
星野蒼良「そらは自分のことをまったく普通の子だと思っていたんですけど、事務所に入ったら周りの個性がすごすぎて……」
西垣「個性強くないでしょ?」
星野「ありっさが一番強いと思ったよ(笑)」
西垣「わ~お(笑)」
上田「でもあのころまだみんな猫かぶっとったよ」
春乃「ありっさもこんなキャラじゃなかった(笑)」
西垣「都会の子はこわいというのが有彩の中でありまして」
上田「ありっさは意外としっかりしてるし、勉強もできるけど……しゃべり方の問題なのかなぁ?」
春乃「ありっさがしゃべりだした瞬間、時間の流れがゆっくりになる」
西垣「ふつうに話してますよ、私は」
星野「でもありっさは何かモノマネをするとなったら、その対象の人をYouTubeとかで徹底的に調べてくるよね」
西垣「マジメですよ、私は」
上田「何かについて話し出したら、いつのまにかスケールがすごくデカくなってる」
星野「水の話をしてたのにいつのまにか宇宙の話になってる」
西垣「水がなかったら地球はもう終わりなんです」
星野「愛ちゃんは、おっとりだよね」
上田「ダンスはキレキレでかっこいいのに、そのギャップ!」
瀬田「F-girls(※ばってん少女隊の前身グループ)のときはしっかりしてて優しくてまとめてくれるお姉さんって感じだったんだけど、ばってん少女隊になったときに何かが起こった」
西垣「化学変化が起こりました」
希山「緊張してた。人見知りだから。今が本当の自分だと思う」
春乃「うちらみんな人見知りだよね」
上田「このメンバーだから自分を出せるの」
瀬田「前に愛ちゃんが“私早口だからもっとゆっくりしゃべらなきゃ”って言っててびっくりした(笑)」
希山「それね、お母さんにも相談したの。そしたらお母さん“……大丈夫よ”って」
全員「(笑)」
星野「一方、きいなちゃんは本当のしっかり者」
西垣「すべてがしゅばらしい」
星野「ライブでひとりひとり感想を言う時も、すごく大人な言葉を使う」
西垣「今日も大人の言葉を使ってたなぁ」
星野「なんだっけ……「どきょう」じゃなくて……「どとう」でもなくて……」
希山「なんだっけ、すごいカッコよかったやつ」
春乃「もしかして「妥協」?」
全員「それだ~~!!」
上田「さくらちゃんを一言で表すなら「不思議」」
星野「話すタイミングがおかしい」
春乃「“今そのこと話してないよ~”って指摘するとすんごい笑顔で“うん?”ってこっち見てくるから否定できない(笑)」
瀬田「私も事務所に入るまで自分が一番普通だと思ってたんだけどな」
春乃「さくらが普通!?」
上田「あのね、さくらちゃんはね、こっちの世界にも入ってるけど、さくらちゃん一人の世界もあって。その境目にいるの。だからしゃべってることはしっかりしてるけど、ズレる(笑)」
瀬田「自分の意見があるってことかな?」
全員「う~~ん(困惑)」
春乃「しかしよくこの6人が集まったよね。学校でもし同じクラスになってもしゃべらないんじゃない?」
希山「え……しゃべらんの……?」
星野「もしも、もしもの話(笑)」
上田「もし同じクラスだったら、一緒に遊んだりはしないんじゃないって話だよ(笑)」
希山「もしもか(ホッ)」
星野「ありっさは教室の隅で友達がワーワーしてるのを観察してそう」
西垣「今そうだよ。今学校の現状がそうだよ!!」
瀬田「理子ちゃんはいろんなグループをまわってそう。おばちゃんみたいなとこあるから」
上田「おばちゃん!? 確かに中学のとき大人しい同級生が気になって、一年間ずっと話しかけたりしてたけど」
西垣「愛ちゃんは本当にいい親友だけ作って遊んでそう」
希山「なんで分かるん……?」
上田「あの人(きいな)はね、ずっと勉強してる」
春乃「してないよ!!」
上田「“次の時間の宿題の答え見せて”~って言われてそう」
春乃「それは実際言われてる(笑)そらちゃんは勉強もできるけど休み時間になるとボール持ってぱーんって外飛び出して遊ぶイメージ」
星野「ドッチボールやってたからねぇ。だけど夏と冬はあんまり……スポーツするなら秋かな」
瀬田「秋は読書だよ~。あのね、イスを窓辺に持って行って外を眺めながら読書するの」
上田「窓側の人の席に座ればよくない?」
瀬田「やだ~自分のイスがいいもん」
星野「出た。細かいところのこだわり(笑)」
上田「メジャーデビューが決まって、前よりもっと全国の人たちにばってん少女隊のことを知ってもらえる機会は増えると思うとうれしいよね」
春乃「メジャーが決まってから、PVとかレコーディングとか、求められることがすごく細かくなった」
星野「こうやって取材をしてもらえたり。メジャーデビューしたんだなぁって」
上田「もっともっといろんな県に行ってみたいね」
春乃「どこに行っても“九州といえばばってん少女隊だよね”って言われるようになりたい。「ばってん」ってそういう気持ちでつけられたから」
西垣「このばってん少女隊というものを地球中に広めたい~~」
希山「まずは九州で、そこから全国へ……北? から……」
上田「昨日愛ちゃんに“日本の上のほうってなんて言う?”って聞かれて、“え、東北とか? 北海道とか?”って答えたら“ほら、西とか東とかの、あの上のほう”って」
星野「ふつう北と南を最初に覚えるでしょ!」
瀬田「こんな私たちだけど、いつかヤフオク!ドームに立ちたいね。以前ももクロちゃんの“ももクロどんたく”で立たせてもらったけど、やっぱり圧が違うというか、その場の雰囲気が全然違ったもん。あのステージで歌うのが夢」
上田「そこに北海道のお客さんも沖縄のお客さんも来てくれたら最高だ~!!」
Writing:西澤千央
SINGLE
発売中!
pagetop
page top