▲内藤るな
白浜あや「私たち"あやなの"(白浜&青山)はツアーをやること自体が初めてだったのですごく緊張していたんですが、いろんな場所からその会場に集まって来てくれたお客さんの気持ちを絶対に掴むぞって、本気で挑みました。本番では会場にいる全員が楽しんでくれているなって感じることができたので、早くも次のライブ、次のツアーが楽しみになりました」
青山菜花「新衣装や新曲など、初披露のものにどういう反応してくれるかなって思っていたんですが、泣きながら見てくださっている方もいらっしゃったりして」
高井千帆「あたたかいんだよね、皆さん。最後にメンバーひとりひとり挨拶をするんですが、"あやなの"ちゃんのことを親のような表情で「頑張れ」とか「うんうん」って見守ってくださっていて(笑)」
青山「(笑)。声には出せないけど、皆さんからの拍手を聴いていると「すごかったよ!」って言ってくださっているような気持ちになるんですよね」
内藤るな「ライブって、その土地その土地の盛り上がり方や反応があって、私はそういう部分もすごく楽しみにしているんですね。B.O.L.Tとしても、これからどんどんいろんな場所でライブをやって、私たちなりの盛り上げ方なんかを見つけていけたらいいなあって思っています」
内藤「はい。『Yummy!』と『未完成呼吸』の2曲を披露しています」
▲高井千帆
高井「そうなんですよね。私たちは初披露の緊張もあってドキドキだったんですが、お客さんは初回からめちゃくちゃノリノリで。2部で披露した時にはすでに踊ってくれている人もいて、さすがだなと思いました(笑)」
高井「事前に聴き込んで来た人もいれば、ライブの初披露で聴きたいっていう人もいて、いろんな楽しみ方で聴いてくださっているんだなという印象でした。あと、この曲は今までとはちょっとジャンルの違う振り付けになっているんですね。これまでは結構体全体を使う感じが多かったと思うんですが、手元で"酸素"を表す"O2"を表現したりして、かなり新鮮な感じになっているというか」
内藤「リズムに合わせた振り付けというよりも、歌詞とか感情に合わせた表現になっていて、ちょっとミュージカルに近いような雰囲気もあるんです。初披露した東京・キネマ倶楽部の世界観にもすごくあっていたと思うので、最初にあのステージで披露できてよかったなと思いました」
高井「最後の最後で無音になる場面があるんですが、そこはすごく大事にしたかったので、初披露の前のリハーサルで照明さんや音響さんとも色々と作戦を練ったりして」
白浜「最初の時は、曲が終わったと思ってお客さんがすぐに拍手しちゃってたんですが、この曲も2部になるとちゃんと待ってくださってて(笑)」
高井「(ファン同士の)連絡網でもあるのかなって思うくらいでした(笑)」
高井「今回が2枚目のアルバムになるんですが、この作品で私たちの『Attitude』、つまりB.O.L.Tとしての"姿勢"を見てほしいという思いが込められています。去年の『POP』は1枚目だし、まだ思うようにライブができないタイミングでのリリースだったので、このアルバムを聴けばB.O.L.Tがわかるよっていう名刺代わりの内容になっていたんですね。でもそこから時間も経て、ライブも少しずつできるようになって来たので、活動としても感情的な部分としても、これまでよりもっとアクティブな私たちを感じて欲しいなというのがあったんです。テーマとしてあったのは、「one move,one passion」」
▲青山菜花
高井「例えば1曲目の『スマイルフラワー』だったら、笑顔で世界に花を咲かせよう。「まわりみち」だったら、踵を鳴らして一歩前に踏み出そうというように、全身のいろんなパーツに当てはまる楽曲が並んでいて、そこから私たちがこういうアクションを起こしていくからね!っていう意思や姿勢を打ち出しているんです」
内藤「1stシングルとしてリリースした『Don't Blink』はまばたき、2ndシングルの『スマイルフラワー』は笑顔。シングルの時点では明かされていなかったけど、ちゃんとこのアルバムのテーマにつながっていたんです」
青山「『POP』の時はまだ"あやなの"は小学生だったのでわからないこともいっぱいあって、ぎこちない部分もたくさんあったと思うんですが、この『Attitude』ではそこから成長した"あやなの"とか、成長したB.O.L.Tの一体感も感じられるんじゃないかなと思います」
高井「そうか、あの時は小学生だったもんね(笑)」
白浜「入ったばかりで「アルバム出します」って言われてびっくり(笑)。歌割りも少なくて、だけどそれがすごく難しくて、苦戦ポイントがたくさんありました。でも今回は、今だからこそ出せた自分というものがちゃんとあるなと思っていて。しかも聴けばちゃんと「あぁ、こういうグループなんだな」ということもわかるアルバムになっているんじゃないかなと思います」
▲白浜あや
白浜「『JUST NOD』は、最初に聞いた瞬間からハマってしまったくらい好きな曲です」
高井「このアルバムの中でも一番かわいい曲だよね」
内藤「作ってくださったのがLucie,Tooというガールズバンドの方なんですが、恋愛ソングのかわいらしさに爽やかな"ザ・青春"っていうサウンド、そこにB.O.L.T要素を加えていただいたように感じます」
白浜「私はこれまで最後の部分を歌ったことがなかったんですが、この曲で初めて、最後の2行を歌わせていただいているんです。そこまではちょっと大人っぽく前に前に行く感じで歌っているんですが、最後のその部分だけはちょっとかわいらしさを出してみようっていうこだわりで歌ってみました」
青山「『Catch The Rainbow』はすごくライブ映えしそうな曲なんですが、私はこの曲の歌詞に救われたんです。<君にだって出来るはず 7回転んでも笑ってやろうぜ>という部分なんですが、私も、チャレンジしようとしても失敗するのが怖くて諦めちゃったりしたことがあったんですね。でもこの明るい言葉は、すごく背中を押してくれるなと思いました。あとは、歌い方の強弱というか表情の差みたいなところにもこだわっているので、その辺りの成長も感じてもらえたら嬉しいです」
高井「前回の『POP』と比べたら、"あやなの"ちゃんの声とか表現とかだいぶ変わりましたよね。もちろんあの時もあの時にしかない初々しさとかがすごくよかったと思うんですけど、今回は本当に変わったなと私も感じています」
内藤「やっぱりこのアルバム全体の話でもあると思うんですが、前回は周りからの刺激や影響をどう受け止めたかみたいなところだったのが、今回はじゃあそれを自分がどう発信していくかみたいなものになっていると思うんですよね」
高井「ありがとうございます。特に『Yummy!』は、今回の新衣装を着て青空の下でダンスシーンを撮ったり、4人それぞれが違う料理をするシーンがあったり、ちょっとイカついメイクに挑戦したりしていて、1本のMVの中でいろんな自分を出せたんじゃないかなと思います」
内藤 「『Yummy!』は“今の私たちを見ろ!”っていう意味も込められた曲なので、かわいいところ、かっこいいところ、ちょっとコメディーっぽいところとかがギュッと詰まっているんですよね。でも個人的には、ちいちゃん(高井)の手が最後の最後まで魚の匂いが取れないって言ってたのが面白かった(笑)」
高井「ダンスシーンを撮って、お料理シーンを撮って、最後がロックのメイクのシーンだったんです」
内藤「あんなにカッコよくキメてるけど、この時の手は生魚臭いんだなと思って見ると面白くて(笑)」
青山「(笑)。あと『Don't Blink』のMVを撮った時はまだ小学生だったから、制服を着るっていうのが初めてだったんですよ。一足先に中学生になったような感じで楽しかったし、ローファーを履くのが憧れだったから嬉しくて。「ローファー履いてる!やった!」って思いながら踊ってました」
高井・内藤「かわいい(笑)!」
白浜「"あやなの"はまだ制服を着たことがなくて、(高井と内藤は)卒業してたので、ある意味全員がコスプレだったんですよね(笑)。「懐かしい!」とか「初めて着た!かわいい!」とか言いながらの撮影でした。見どころは階段のシーン。何度も何度もダッシュしたので「OK!」って言われた瞬間、みんなバテてました(笑)」
高井「はい。去年出来なかった分、今年はたくさんライブをやらせていただいているんですが、B.O.L.Tはやっぱりライブを見て欲しいっていう思いがすごく強くなっているんです。今回の『Attitude』はライブで、そしてみんなで作っていくような楽曲が多いかなと思うので、ぜひ今を楽しんでいる私たちを目に焼き付けながら一緒に楽しんで欲しいなと思っています」
Writing:山田邦子
ALBUM
9月1日(水)発売
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